南米最高峰の山の名前をタイトルにしたサバイバル・シミュレーションゲーム
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南米最高峰の山の名前をタイトルにしたサバイバル・シミュレーションゲーム。ア
コンカグアの紹介
ソフト名:ACONCAGUA(アコンカグア)
発売日:2000年 6月 1日
機種: PlayStation
メーカー:SCE
価格:6800円/CD-ROM 2枚
備考:1人用,DUALSHOCK対応(アナログ/振動)
◆ゲーム内容
南米最高峰の山の名前をタイトルにしたサバイバル・シミュレーション。
南米の小国メルーザは軍事独裁国家として民衆を弾圧していた。しかし、民主化の
リーダー、パチャママの出現により、民主化の気運が高まる。独立記念日を明日に控
えて、首都の熱気はピークに達していた。そんな中、地方遊説から戻る道中、パチャ
ママを乗せた飛行機が、原因不明の爆発事故を起こし、アコンカグア山へ墜落する.
日本からパチャママの取材に来ていたカトウも同じく、事故に巻き込まれた。彼ら生
存者たちは、アコンカグア山を満足な装備もないまま、下山しなくてはならない。
◆操作
基本は十字キーと○ボタンと△ボタンを使用。 移動も簡単。矢印を方向キーで移動
させて、○ボタンで決定すれば、歩き出す。ゲームとしては、変わった移動方法だ
が、パソコンのマウスと一緒。慣れてしまえばむしろ快適と言える。 行くことの出
来ない場所は、カーソルで「×」と表示される。何かある場所は「!」のマークが表
示されるなど、かなり親切な設計となっている。アイテムは△で使用。間違って使用
しても目減りすることはない。そして、仲間を見つけると、L1、R1キーで切り替え
て、操作可能になる。これだけの単純な操作でゲームは進む。アクション性はほとん
どないが、中盤以降で必要とされることも。少々のミスは体力が減る程度で済むし、
回復アイテムもあるので問題ないだろう。セーブは、謎を解くたびにできるから、失
敗してもやり直しはきく。ゲームに慣れていない人のことを考えてある。
◆ゲームのポイント
「他のキャラクターを操作できる」というのがミソ。それぞれのキャラクターたち
は、特殊技能を持っている。登山技術に秀でているカトウ。スペイン語ができるパ
チャママ。エンジニアのスティーブ、護身術にたけているジュリア。力持ちのロペ
ス。彼らの活用はクリアの必須条件だ。問題はアクションよりも謎解き。中盤あたり
からだんだん難易度があがる。キャラクターたちの特性や、あちこちキャラクターた
ちを動かす必要があるなど、だんだん謎解きが複雑になる。また、仲間同士の会話
は、謎解きのヒントが隠されていたりする。話に詰まったら、仲間に話しかけるのも
手だ。舞台は南米なので、スペイン語が混じるあたりにこだわりを感じさせる。で
も、ほとんどの会話は英語。もちろん、日本語の字幕が出るので安心を。しかし、英
語は口語体でわかりやすい。英語に興味のある人は、英語を聞き取りながら、気取っ
てプレイするのもいいだろう。あえて、アラ探しをすれば、供給媒体がプレイステー
ションということから、グラフィック。プレイステーション2やドリームキャストと
比較すれば見劣りするのは仕方ないところか。ただ、音は良い。雪を踏みしめる音、
吹雪の音など、雪山の雰囲気は目を閉じてもわかるほどだ。
◆こんな人に向いている
アドベンチャーなので、じっくり考えて謎を解く要素が強いのは前述したとおり。操
作は単純だが、ゲームの背景が国際政治がらみなので、明らかに大人向け。前述した
ように複雑な操作を要求しないので、女性やライトゲーマーでも楽しめる。問われる
のは、謎とスリリングを楽しむ心。冒険に飢えている人にも向いている。
★SCE アコンカグアのホームページ http://www.scei.co.jp/sd2/aconcagua/
ACHP編集部
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