ザックに忍ばせておきたいMy救急道具 エアーギブス

日帰りのハイキングだろうが、キャンプだろうがフィールドに出る時に必ず持ってい
くのが救急用品。以前から用意しているそのセットの中に、是非加えて欲しいモノが
登場した。その名は「応急ギブス君」。ポリエチレン製の風船のようなものだが、も
のすごく汎用性が高い。

名前のとおり簡易ギブスとしてだけでなく、止血のための圧迫帯、枕にも使えてしま
う。しかも、とてもコンパクトで軽い。ここに紹介したアウトドアセットのS、M、L
の3サイズを合わせても約48g。大きさは携帯用のポケットティッシュ程度だ。

もちろん使い切りではなく、穴が空かなければ繰り返し何度でも使える。万が一穴が
開いても、リペアテープがセットされているから安心。

最もこうしたものは出番が無い事にこした事はない。しかしこの優れた救急セットが
出来たのを機会に、改めて救急時の対処能力をチェックしてみてはどうだろうか。

ワイエム・ジャパン/「応急ギブス君」アウトドアセット￥1,600

１）止血は患部より心臓に近い部分を止血バンドで縛ってから装着する。患部を心臓
より高くすると効果的。腕を吊る必要がある時には、膨らませる前にスリングなどを
通しておけば三角巾が無くともOKだ。

２）空気を入れ患部を固定したら、ストローを少し引き出す（あるいは完全に引き抜
く）。すると、ギブス君内部でストローを覆っていたガイドチューブが弁の役割を果
たして、空気抜けを防止。再びストローを押し込めば空気が抜ける。

３）セット内容は応急ギブス君S、M、L各一枚、止血バンド、ガーゼ、バンデージ、
専用リペアテープ。セットでもわずか100gほど。XL、2XLを加えたエクスプローラ
（\2,300）もある。

４）止血バンドはチューブ状になっているから、ストローをつなげて自分で処置する
事も出来る。テントポールなどを副木代わりに通せば、よりしっかりと患部を固定で
きる。

商品問い合わせ先
ワイエム・ジャパン 電話0422-55-8486 フリーダイヤル0120-097309
〒180-0022 東京都武蔵野市境1-16-12-302

（BE-PAL 6月号）

ACHP編集部