朝日新聞社4月の新刊

『天の花回廊 ヒマラヤ・中国横断山脈の植物たち』
シャクナゲ、青いケシなど、ヒマラヤに生育する高山植物の豪華写真集。
吉田外司夫 4800円(税別)

『50歳から再開した山歩き』
目標1年12山。若き情熱を呼び覚まし足を向ける新しき山、懐かしき山。
本田勝一 540円(税別)

『エヴェレストより高い山 登山をめぐる12の話』
山に魅せられし者の哀歓を描くベストセラー作家の第一エッセイ集初訳。
ジョン・クラカワー(森雄二 訳) 660円(税別)

◆二見書房新刊案内

『深田久弥の山がたり〈2〉百の頂に百の喜び』
日本百名山はこうして生まれた。笠が岳、雨飾山、火打山、巻機山、聖岳、皇海山.
..山案内人・久弥さんのガイドで名山を行く。名エッセイを選りすぐった山岳随想集!

大好評のベストセラー第一弾『深田久弥の山がたり〈1〉山嶺の風』
山の文学の一級品を読む愉しみ!

各2415円(税込み)

◆新潮文庫新刊

山頂の憩い 『日本百名山』その後

羅臼岳、剣山、弥彦山、鳳来寺山、甲武信岳、北アルプス、黒姫山、ニペソツ山、石
狩岳、駒ヶ岳、笈岳、暑寒別岳。『日本百名山』を終わっても、私の登りたい山は尽
きない──。

日本は名山に事欠かない。日本の山は、森林あり、渓谷あり、高原あり、火山あり、
褶曲山脈あり、秩父古成層あり、石灰岩あり──その千差万別の美しさと品格、古い
歴史で、山好きの心を魅了する。名著『日本百名山』以降も山登りを続けた著者が選
んだ、さらなる日本の名山二十余を収録する。脱稿からわずか三日後、忽然と茅ヶ岳
で逝った著者の、最後の自選山岳紀行エッセイ集。
 新潮文庫/400円(本体)/122003-4

深田久弥(ふかだ・きゅうや)
石川県生れ。東京帝大哲学科入学。在学中に「新思潮」同人、改造社の編集部員とな
り、大学は中退。1930(昭和5)年「オロッコの娘」で認められ、文筆生活に入る。1
933年小林秀雄らと「文学界」を創刊。1935年『津軽の野づら』を刊行。戦後は、小
説から遠ざかり、ヒマラヤ研究や 山岳紀行に活躍。1964年『日本百名山』で読売文
学賞受賞。『山の文学全集』(全12巻)がある。

ACHP編集部

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