マイクロバスが雪崩に突っ込み15人病院へ 長野・安曇
5日午後9時ごろ、長野県安曇村中の湯の国道158号で小学生ら18人が乗ったマ
イクロバスが雪のかたまりに突っ込んだと、バスの運転手からバス会社を通じて11
9番通報があった。
同県警豊科署によると、前後に連なって走っていたバス2台 のうち、1台目のバス
通過直後に雪崩が発生。崩れ落ちた雪が幅6メートル、長さ20メートル、高さ1メ
ートルにわたって道路をふさいだ。後続のバスの運転手が急ブレーキをかけたが 間
に合わず、雪のかたまりに突っ込んだという。バスには運転手のほかに同県松本市立
寿小の児童15人と親2人が乗っており、児童全員が救急車などで波田町内の病院に
運ばれたが、目立った外傷はないという。
小学生たちは石川県で開かれたドッジボールの試合に出場するため、同日朝、マイク
ロバス2台とワゴン車1台に分乗して松本市を出発し、戻る途中だった。
運転手の三村忠さん(56)=長野県朝日村小野沢=は「左 前から白い物が流れて
きたと思ったらガードレールと一緒に雪が押し寄せてきた。あわててブレーキを踏ん
だが間に合わず、反対車線のガードレールにまで押しつけられ止まった。びっくりし
て足がふるえた」と話していた。
現場は岐阜県との境にある安房トンネルの長野県側の入り口 付近。山側には落石防
止フェンスが設置されていたが、雪はフェンスを乗り越えて道路に落ちてきた。
(3月6日 asahi.com 01:13)