登山で町おこし 2000年は標高2000メートルの山へ

山梨・早川町 行田山 証明書発行、作文募集も  標高2000メートルの山の紹介です。  西暦2000年を記念して標高2000メートルの山に登ってみませんか。南アルプスのふもと に位置する山梨県早川町は、標高の小数点以下を四捨五入するとちょうど2000メートルに なる行田山(ぎょうだやま)を利用した企画を準備している。

 西暦2000年の一年間、登頂した人に記念登山証明書を発行するほか、「2000年の山 に登ってみて」という題で作文を募集し、応募者全員に特産品のこんにゃくや「南ア ルプスハム」を贈る。

 行田山は早川町と静岡市の境に有り、標高は1999.7メートルだが、町が「21世紀記念」 と刻んだ碑を山頂に建立し、2000メートルに足りない30センチを補ったという。

 早川町は人口約2000人。過疎の町の活性化対策として、町民にあまり知られていな かった行田山の記念登山を考案した。

 記念登山証明書は、町内の宿泊施設などに申し込み用紙を備え付け、山頂のポスト に投函すると、葉書大の木製の証明書が送られてくる仕組み。作文は2000年11月末ま で受け付け、2001年度に文集にする計画だ。(1999年12月25日 朝日新聞 朝刊)

 ACHP編集部


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