プラブーツの破損 |
プラブーツの破損事故が続いているようで困ったもんです。 私は、初めて履いたプラブーツ(ローバ グローセチンネ)が使用数回でひびが 入って以来(これはシェルの構造上無理があったようだ)神経質になり、3〜4 年経ったら(使用頻度に関係なく)捨ててしまうという、山道具屋孝行な奴で す。
原因ですが、私がむかしポリマー屋さんに聞いたのによると、プラスティックに 含まれている可塑剤(プラスティックに柔軟性を与えるための添加剤)の酸化に よる劣化で柔軟性を失うのではないかとのことでした。
これは、紫外線、熱、水分によって促進されるらしいのですが、専門家の方の意 見をうかがいたいものです。
そうだとすれば酸素がある限り劣化は防げないのでどのように保存しても、使お うが使うまいがたいして寿命を延ばすことはできません。
大昔のアゾロなどに使われていたPEVAXという材質が比較的柔軟性が落ちなかっ たようですが(アゾロの昔のAFSシリーズが復活するらしいですが)これも、 パートナーの靴の接着剤の劣化によるソールのはがれ(完全に取れてしまいまし た)を目撃していますので油断できない点は同じようです。
私の結論は「プラブーツは3〜4年経ったら捨てろ!」です。 劣化は「製造直後」から始まります、「購入後」ではありません。 製造年月日の確認をおすすめします。
旧モデルの安売り品はそれだけ寿命が短い事を覚悟したほうが良いです。