有持/ARIアルパインクラブです。
Atsushi Ito wrote:
>
> 伊藤@JACSEMです。
> 日頃フリクションの効いている靴になれてしまうと、アイゼンで岩を登るという
> のは怖いものです。普段ならフラットなところに靴をおくと安定するのですが、
> アイゼンだと逆にとっかかりがないと滑ってしまったり、いつもなら踵を上げて
> 上のホールドをつかめるはずなのに、踵を上げると逆に不安定になってしまった
> りと、普段の何倍も難しい。こればっかりは訓練しかないんでしょうが、コツ
> なんかあるんでしょうか。
一見スタンスが全くないようなスラブでもよ〜く見て下さい。ほんの小さな穴
ぐらいは空いているはずです。それも立派なフットホールドになります。
そこにアイゼンの爪1本が引っかかれば登ることができます。このような穴を
ホールドとして使う場合は、一度爪を引っかけて体重をかけた後は、絶対に踵を
動かしてはいけません。それに恐怖心からくるへっぴり腰もバランスを崩す元に
なります。
こんなスラブではハンドホールドはほとんどありませんから、アイゼンの爪が
外れると即墜落です。
とにかく次のホールドとなる穴をよく探し、今、立込んでいる足を絶対に動か
さない様にして次のホールドにアイゼンの爪を引っかけます。そして、踵を動か
さないようにして次のホールドにたち込みます。
ある程度大きなフットホールドの場合は、やみくもにアイゼンをおいても立ち
こめますが、スラブの場合はホールドを見極めてからでないとアイゼンの爪が引
っかかりません。
練習としては、アイゼンで低い場所でのボルダリングが有効です。わざわざ岩
場まで行かなくても、どこか近所の石垣などでも十分です。
とにかく自分が立ちこめる限界を知ることです。
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