雪積期登攀/質問(3)/回答<2> |
伊藤@左京労山です。 私は、以前は冬壁では手編みの純毛5本指手袋(薄手)を使っていました。消耗が激しく、継続登攀では10組 以上用意していました。穴があいてしまう他に純毛なので縮んで指が入らなくなることもありました。 ここ3,4年は薄手の手首までのオーバー手袋(5本指)を上にするようになったので手袋の消耗はぐっと少 なくなりました。このオーバー手袋を外して登ることはまずありません。雪と氷の付いた本当の冬壁では、手袋 を外すなんていうことは考えられないし、オーバー手袋を外しても大して登りやすくなるわけではありません。 アルパイン・クライマーなら、オーバー手袋をしていても、素手のときと同じようにロープやカラビナを扱え るべきです。ちなみに、私は肘までの長さのオーバー手袋は使っていません。