遭難救助(4)/回答<1>
有持/ARIアルパインクラブです。

松永英治 wrote:
> さて、話は変わりますが遭難救助訓練について皆さんはどの様に
> 取り組まれているのでしょうか。有持さんのHP等の資料を拝見して
> はいるものの、実際の実地訓練ということになるとこちらの努力不足
> もあり、必ずし燒梠ォに出来ていないのが現状です。
> 自分も含めて会員の何人かはある程度の対応が可能な人材の育成
> が急務だと考えています。

 この問題は難しいですよね。ACMLの皆さんも各山岳会で頭を痛めている
のではないでしょうか?

 遭難救助と言うのは、クライミングがある程度のレベルに達していないと、
二重遭難の危険がでてきます。特に岩壁などでの救助活動をするとなるとかな
りのベテランクライマーでなければ不可能です。

 まず、遭難救助訓練を考えるよりも、本番クライミングを十分に登り込んで
おかなければなりません。

 遭難救助は、山中の厳しい状況の中で実施しなければなりません。たとえ救
助技術だけ知っていても、クライミングの総合力がなければ救助する事はでき
ないでしょう。

 遭難救助は、救助隊の手を借りずに自分たちのパーティでのセルフレスキュ
ーができればそれに越したことはありません。各山岳会にはクライミングスタ
イルというのがあると思いますが、それに対応した訓練をしていくのがベスト
だと思います。
 
 救助技術も各種さまざまあり、全部身につけようとするのはなかなか難しい
事です。自分達の山行に必要だと思われる技術だけを会員みんなで訓練し、高
等なテクニックは、ベテランだけで別に講習会を開いた方が効率が良いと私は
思います。

> そこで、様々な講習会等が年間を通じて行われていると思うのですが
> その辺りの情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、教えて頂けませ
> んでしょうか。よろしくお願い致します。

 ACML登録の皆さんが差し支えなければ、アルパインクライミングホームペ
ージに皆さんの所属山岳会の遭難救助講習、その他技術講習の日程、場所、内容
等を掲載するページを作りたいと思いますが、いかがでしょうか?皆さんのご意
見をお聞かせ下さい

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