非常通信/質問(1)/回答<1>
京都・左京労山の中村です。

> 平村と申します。
  (略)
> > でも必ず無線機と救急用品を携行する事にしよう。
> 
> 以前からこのようなときの、非常通信について関心が
> あったのですが、よろしかったら教えてください。
> 
> 1.どのような無線機で、
> 2.どのような周波数帯で、
> 3.どのようにコールをするのですか?
> また、その際に無線免許は必要なのですか?

 レスがないので、私の判る範囲でお答えします。
(尚、これらは普通の書店に置いてあるアマチュア無線
関係の本で調べることが出来ます。)

 私も富士山で遭難者を発見し、非常通信をした事が
あります。非常通信や山での無線の使い方に関しては、
数年前このCMLでも随分話題になったと記憶しています。

1.どのような無線機で
 私は山にはアマチュア無線機を携帯しています。
ハンディタイプの小型防滴仕様のもので、私の場合
周波数帯は144MHz帯です。430MHz帯のものでも良い
かも知れません。

2.どのような周波数帯で
 アマチュア無線では、呼出周波数というのが決まって
います。例えば144MHz帯であれば、145.00MHzです。
また非常通信用?周波数というのもあり、確か
145.50MHzだったと思います。

 ただし、アマチュア無線運用の経験の無い方でしかも
非常時でしたら、正しい運用をするのは結構困難ですので、
他人の無線交信が聞こえる周波数で、事情を話して
割り込み、救助を依頼するのが最も現実的なような
気がします。
(あまり紳士的な方法ではないのですが...)

3.どのようにコールをするのですか?

 私の記憶が正しければ(呼出周波数で)
「CQ非常 (3回繰り返す)、コールサイン...」
という形になりますが、上記に準ずると思います。

 通常の連絡等に使うのであれば、無線従事者免許証と
無線局免許状が必要ですが、非常通信の場合は無免許でも
OKだったと思います。

#私も経験あるのですが、無線運用は慣れてないと案外
難しいです。富士山の時は混信等があって周波数を2転3転
させる必要がありました。また同時に複数の局を相手に
しました。強風の凍った斜面で...。
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京都・左京労山 中村 真(なかむら しん)

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