三浦@ぶなです。
アイスツールの話でもりあがってますが自分のコメントを少し。
>永岡@山登魂です。
>
>ついでに道具についての議論が出ているようですがモノポイントアイゼン
>は純粋な氷では特に必要ないかな〜というのが私の感想です。
>やはり本領を発揮するのはミックスにおいてでしょう。
そうですか。私の個人的な感覚では氷におけるモノポイントは威力はやはり絶大だと
思います。小さな技術革新ともいえるんではないかなと思ってます。
2年前から使い始めましたが、なんといっても氷を壊さなくてすむし、少ない力で差
し込める。プレッシングもできる。差し込んでからかかとをひねることもできる。・
・・という感じで足の置き方の幅が格段に広がります。
先日ちょっとしたミックスでも使用しましたが、先端ががきまれば同じようにかかと
を動かせるのでこれもいいです。ニードルフッキングの原理ですね。
>ピッケルの先端の研磨についてはそんなに鋭くする必要があるんでしょう
>か?
>岩をミスヒットしたとたん簡単に全体がつぶれてしまうの恐くて、私自身は
>そんなに鋭くは砥いでいません。
私も有持さんと同じように先端は研ぐほうです。岩の細かい結晶にフッキングする時
とかに特に有効ではないかと思います。氷だけでもベルグラなどで軽い押しつけでフ
ッキング気味に引っかけるところがある場合はやはり先端のとんがりは気になります
。
>が、それでも十分に刺さると思います(BDのスティンガーピック使用)
>むしろ打つ位置などのほうが重要なのではないかと思いますが...
>特に引っかけるのであればピックの厚みは関係ないのでは....
>ましてや引っかけるだけなら引き抜きやすさも関係ないですよね..
>わたしはツールとしてBDのX−15とブラックプロフィットを使っていますが
>同様な状態の先端でも後者の方が氷を砕かずに良く刺さります。
>これはシャフトの剛性の違いが一番影響するのではないかと思っています。
>
>ピックの先端の研磨はソコソコにしておく、が私の結論です。
いろいろな要因で割れやすさはきまると思うんですが、永岡さんもいわれるように特
にピックの厚みとシャフトの剛性が効いていると私も感じてます。そういう意味でコ
ブラはいいんでしょうか?
今年のシャルレのピックは薄く研磨されて(改良)、以前のより刺さりやすい感じが
します。
今年でた厚めのピックで角度のあるHBの(ジェフ・ローのデザイン)を使ってみま
したが、フッキングはいいのですが、氷はナジャやアクサーなどと比較すると割れや
すいです。これには角度がきついというのもありますが。やはりドライツーリングか
ミックス用なのですかね。
個人的にはナジャがすきで、もう少し角度がある交換刃がでないかなあと待っている
のですが・・。
>去年ちょこっとアックステンションは危険ではないかと思う、とかいた覚えがあ
>りますが他の皆様方の意見はいかがでしょうか??
>結構人のスタイルも気になるのでよければ参考に教えてください。
>
>私としてはこのスタイルは近いうちにアイスクライミングから消えてしまい、む
>しろミックスやアルパインにおいて認められるテクニックになると思います。
>(フリーでA0が認められていないように)
たしかにテンションリードはかっこ悪いですね。自分もよくやってますが。ただ危険
ではないと思います。それこそ打ち込む場所や氷の安定度など選べばいいのでしょう
。
ただこおりはあまりスタイルにこだわらず自由にやればいいのではとも思います。い
つでも初登攀しているようなものですし。そもそもアックスやアイゼンを使うこと自
体、ほんとの意味でのフリーではないのですから。ただしルールを決めて登るのは客
観的には意味のあることだと思います。
以上、たんなる私見です。あしからず御了承ください。
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