上坂@京都比良山岳会です。
> 当初ソロの練習時にプルジックを利用していましたが、この場合、ロープの
> 自動引出しができないので、次のピンまでを目測して先にロープを引き出し
> て
> から登りはじめますが、これに結構プレッシャーを受けます。また、
> あるときは、ロープの引出しの目測を誤り、30cmほど足りず、にっちも
> さっちも行かなくなり飛び降りたことがあります。
> そんなことがあって有持さんが紹介しておられたソロイストを使うようにな
> って
> から上記のようなへまはしなくなりましたし、プレッシャーが無くなった分
> 1グレード上に取り付けるようにもなりました。
脇道にそれますが、墜落を停止するのにはプルージックは不向きと
言われているのを聞いたことがあります。
もし、(緩んでいたか何かの理由で)結び目がザイルの上を走った場合、
ザイルとの摩擦熱で融断する危険があるとのことです。
この場合、切れるのは常に同じ位置で連続して摩擦を受けるシュリンゲの
方です。
また、ザイルと金属器(豚のしっぽ、8環)の摩擦では、ザイルが流れて
いる間は金属器が連続して加熱され、ザイルが止まった瞬間に融断する
可能性があります。(山では聞いたことはありませんが、釣具メーカーに
よれば、釣り糸ではしばしばあると言っています。)
ナイロンは熱にはからっきし弱いで、懸垂下降とかでは注意した方がよいと
思います。
ザイルは消耗品なので昨日大丈夫でも、今日はどうかわかりません。
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