質問内容/回答

<質問>

京都在住の家山と申します。

ヘルメットの破損のMLがありましたが、今まで使っていた
ガリビエールが老朽化によりヘルメットの縁が欠け出したので
新調しようと思っておりました。

カンプやグリベルの「かっこいい」やつを購入しようと思っていた矢先の

破損メールに少々不安になっております。

そこで、お勧めのヘルメットや選択する際の留意点がありましたら
是非ご教授願います。
ガリビエールは「当時それほどの選択肢がなかった」と記憶しています。

ただ、シンプルですし、ヘッドランプもつけやすいし(ゴムは切れました
が)、
雨が降っても縁の返しで雨だれがそんなに気にならなかったので気に入っ
ています。
最近の軽量化やカッコ良さで選択しようとしていました。
また、輸送中の破損は「通常使用の範囲外」なので意見しづらいですが、

破損となると気になります。
夏も冬も使います。

<解答> 


はじめまして家山さま
横山@新潟稜友会(ARI)です。

私も昨年ガリビからBD社のモデル名は忘れましたが
ドイツ軍みたいな形の発泡剤が少ないタイプ
(・・・すいませんこれでわかりますよね?)

に換えました。重量はガリビとかわりませんが、発泡剤タイプ
より、プラスチックが分厚いのでラフに扱う分には安心できます。
ガリビと同じような取り扱いする分には使いやすいと思います。

なんと言ってもワンタッチであご紐が脱着できるので冬なんか
使い易いです。ガリビから替えて良かったのはこの1点かなぁ
もうガリビには戻れません。

顔が長いのか、耳の上がかなり露出するのはちょっと気になります。

あご紐をしていても脱げる製品もありますが、BDとペツルは脱げ
なかったのも選択の理由でした。(帽体とベルトの結合部分の間隔
が広いものは脱げにくい。)

コメントするほどのクライマーでありませんがご参考までに。


大阪ぽっぽ会の小寺(こてっちゃん)です。 山道具について、いろいろな意見が聞けていつも楽しみにメールをみています。みな 様ありがとうございます。 私はアルパイン用の軽量ヘルメットはまだ、買いではないと思います。もう少し待つ と、軽量でよりよいものができるのでしょう? かんがえられるのは、衝撃吸収材が、 空気やガスで風船状になり、大きさも調整できるもの。内側が別売(500円くらい) で容易に交換できるもの、もう少しの辛抱だと、、、私の気にいる軽量ヘルメットが 開発されるのを期待して買うのを我慢しています。  400〜500グラム、重くてもよいヘルメットについて、 アルパインクライミングでは使い勝手のよさだと思い、現在私が使用しているヘルメッ トのペツルのECRIN ROC 475グラムがおすすめです。軽量ヘルメットでは、ありませ んが、ペツルのヘッドランプとの相性はやはりよいですし、日よけのぼうし(野球帽 タイプ)をヘルメットの下にかぶる事に大きさの調節が容易にできるこのヘルメット は気にいっています。冬のめだしぼうしも同様に調節します。素材は、ポリカーボネ イトシェルでプラスチックとしてはねばっこく、簡単には割れない素材で信用してい ます。 BDのハーフドーム 440グラムもほとんど同じ感じでよさそう。  ペツルのELios class 300-330グラム、Elios top 300-350グラムもありますが、素材 がABSシェルなのですこし強度や耐久性が不安で、軽いのですがおすすめできません。   落石の時に頭をまもる、強度で選ぶならば、HBの エルキャプカーボン/ケブラーヘ ルメット 510グラムが欲しいです。縁のかえしもあるのでいいなー。安くすませる のなら、軍人用のヘルメットでいいかも。 すこし軽量でかっこよく、強度もありそうなヘルメットなら、ブラックダイアモンド のヘミスフィア、ポリカーボネイトシェル、EPSフォーミング447グラムを試して みたいですね。分離するかも???。 私は、HBの エルキャプカーボン/ケブラーヘルメットと軽量ヘルメットがほしいなー 。3ケのヘルメットを山行によって使い分けたいなー(夢&そんなお金の余裕あるか 〜!!!。) おもわずメールしてしまいました。すみません。 ではでは、皆様ごきげんよう。 
こんちは > カンプやグリベルの「かっこいい」やつを購入しようと思っていた矢先の > 破損メールに少々不安になっております。 > 破損となると気になります。 > 夏も冬も使います。 私はガリビエールですが、最近のヘルメットの形は??と思ってます。 アイスで毎年のように顔を怪我する下手な万年初心者ですが、 いつも鼻から下側の怪我で済み、目の近くをやられる事は今まで ありません。これはたぶん、ガリビエールのひさし状の出っ張りが 役立っていると思います。白なので工事用みたいでダサいですが、 こういう視点からもシンプルで気にいってます。 最近のはフェースガードのようなモノも売ってますから、それを 買えば、ますます恰好いいのでしょうけど・・・。 私の周りにもガリビエール派がけっこういますが、かなり使い込んだ 古いものでも使っていますが、逆にそれだけ耐久性もあり 完成されたもの、と考えることもできます。古いのかなー(笑) 杉@韮崎
増田@YCCです。 長文失礼します。 私は、ヘルメットは3種類に別れていると解釈しています。 1)落石からの保護を主な目的とするもの。   ペツル エクランロッシュ   BD ハーフドーム   ガリビエール など   他一杯ありますが、強度のある厚いシェルでできていますので、何度も繰り 返す衝撃   にも耐えられますが重量もあります。 2)衝撃吸収を主な目的としたもの。   ペツル メテオ   BD ヘミスフィア   グリベル ザ キャップなど   自転車用ヘルメットと類似した構造で頭部を衝撃から守るため、クッション として   発泡スチロールが使用されています。   フリークライミング用に開発されたため軽量です。 3)両者の中間的なもの   カンプなど   やや厚手のシェルとやや薄手のライナーからなっている。   重量も両者の中間。    連続した落石が予想されるアルパインクライミングでは1)か3)、1)の方 が重いけど長持ちします。 材質はポリカーボネートと高密度ポリエチレンとカーボンケブラー入り強化 タイプの3種類あります。 フリーでランナウトや岩の形状から見て頭部を強打しそうな場合、 アイスクライミングや、雪山で軽量化したい、安定した岩場でのマルチピッチの フリーでは2)か3) が良いでしょう。 2)3)タイプでシェルとライナーが分離するのはポリカーボネートと発泡 スチロールを完全にくっつけられる接着剤がないからと思います。 そのため、押されて変形したり、強い衝撃を受けると剥がれてしまうのでは? ただし、ペツルやBDなどではシェルの下端が発泡スチロールを巻き込むように 接合されており、こういったことは起きにくいと思います。 私自身メテオを5年ほど使用しておりたびたび落石や墜落を経験していますが 全く異常ありません(本当にヤバいところではエクランを使っています)。 軽量タイプが良ければこのような、シェルがライナーを巻込むようなタイプを選 ばれると分離する事はないでしょう。 ガリビエールが長持ちすると思われているようですが、これは、外見上の話で、 実際はずいぶん脆くなっています。こういった劣化はポリマーの宿命で、 いつか大きな衝撃を受けたときに痛感されるでしょう。 私も「初代」ガリビエールを10年以上使っていましたが、ある日満員電車 でちょっと強く押されたら「パキッ」と割れてしまいました。 以後、5年をメドに買い替えています。 5年と言うのはプラブーツの破損から類推してです。 ペツルエリオスクラスはABSですがエリオストップはポリカーボネートの様 なのでより強度がありそうです。 そのほかABSには低温脆性の問題があります。 冬山で氷点下になると(ましてー20度などとなると)極端に脆くなります。 ポリカーボネートとミックスすれば改善されるようですがエリオス はどうなんでしょうか。 工事用ヘルメットは大部分がABSでできています。 真上から工具やボルトが落ちてくるのを防ぐだけの目的でできています。 材質以前に衝撃で簡単に脱げてしまうのでやめておきましょう。 クライミングでも工事用でいいよなんて言う人は、無知か、あなたの命 などなんとも思っていないのでおつきあいは考えものです。 私はメテオが頭に合わず頭痛がしてくるのでポリカーボネート製と思われる エリオストップの発売待ちなんですが。 まだいくらでも書く事はあるんですが長過ぎるのでこのへんで!
家山です。 皆様ご返答ありがとうございます。 「カッコ良さ」だけで選択しなくて良かったです。 ※そんなつもりは毛頭ありませんでしたが、、、 超軽量なものがフリー用として開発された経緯があるとは知りませんでした。 アルパインに使うことですしガリビエールの重厚さの理由も理解できました。 早速週末にショップへ調べに行きます。 いずれ結果もご報告致しますが、未だ意見があるかもしれませんので クローズするのはもう少し先にします。 以上
辻野@北海道I.C.C です。 > 8月に私のヘルメット ・カンプLW−260 が壊れました。 > 内側の発砲体とプラスチックが分離しました。 のヘルメットが製造中止となるそうです。 旭川のなじみのショップから聞きました。 個人的には、グリベルやペツルの軽量ヘルメットより この型のヘルメットが好きだったのに、残念、
ふくま です。 : 家山です。 : : 皆様ご返答ありがとうございます。 : 「カッコ良さ」だけで選択しなくて良かったです。 : ※そんなつもりは毛頭ありませんでしたが、、、 カッコ良さは重要な要素ですよ :-) : いずれ結果もご報告致しますが、未だ意見があるかもしれませんので : クローズするのはもう少し先にします。 と言う事なので私の経験もお知らせしておきます。 現用のヘルメットは CAMP Star TECH で約 2年前に購入しました。 理由はカッコ良かったからです(本当に!)。そしてこのヘルメットは クライミング用としては初めてのものです。 今年の 5月24日に初めての谷川岳しかも一ノ倉沢烏帽子沢奥壁何稜 フランケでの出来事です。3ピッチ目をフォロー(全ピッチともフォロー でしたが)で登っている最中に、ヘルメットがグラグラしている事に 気が付きました。 何と事もあろうに顎紐が外れているのです!右手でホールドを掴み 何とか左手だけで顎紐を留めたのです。今までこんな経験はした事 無かったのですが、どうも当日着ていたレインウェアの襟が顎紐の リリースボタンに当たり外れてしまったようです。 あの、赤いボタンです。極最近の物は赤いボタンの頭が平らに なっているようですが私の物は少し膨らみがあります。 いずれにしても予期せぬ時に不用意に外れては困るので CAMP hi starの 物に交換しました。 ところで、ヘルメットの耐用年数ってどれくらいでしょう? 乗車用ヘルメット(私の場合はバイクですが)は、ほぼ毎日被った場合は 1年位と聞いた覚えがあります。長くても 2年毎には新調しているのですが。 もちろん、その間に大きな衝撃を受けた場合には新しくせざるを得ませんが。 山の経験よりバイクの経験が圧倒的に長い私には山屋さんのヘルメットの 扱いが気になります。 傷は仕方無いにしてもかなり乱暴に扱ったり、新しくした方が良さそうな 年期の入った物を使っていたり。。
ふくまさん、こんにちは。黒澤と@猫の森、です。 > ところで、ヘルメットの耐用年数ってどれくらいでしょう? 増田さんの発言([alpineclimbing:0013])に… > 私も「初代」ガリビエールを10年以上使っていましたが、ある日満員電車でちょっ > と強く押されたら「パキッ」と割れてしまいました。以後、5年をメドに買い替えて > います。5年と言うのはプラブーツの破損から類推してです。 僕も同様の経験をしています。ある日、山行から帰って車からザックを引きずり出し たとき「メキメキッ」とかいう音と共に、10年間苦楽を共にしたガリヘルが見るも無 惨に昇天しました… 耐用年数ですが、某JVの新規入場者教育で「2年以上経過したヘルメットを着用して いた場合、事故原因がヘルメットに起因するしないに関わらず保険(労災?)が減額 される」という意味の訓辞を受けたことがあります。 これは、明文化された規定を読んだモノではありませんが、保険会社がこうい?料 率を設定しているとすれば「2年以降急激に強度が低下する実験結果」が存在するの だと推定されます。 ガリヘルの場合、多くは「前ぶれ」があるみたいです。僕のも、崩壊数年前から縁に 小さな「ヒビ」が発生していました。このヒビの発生は、購入後4〜5年だったと思い ます。山行後には縁部分など薄い箇所を点検しておくと良いと思います。

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