質問内容/回答 |
カルパッチョの羽矢と申します。 トランシーバーの軽量タイプの購入を検討しております。 ARIメーリング中にある「装備質問」を見ると、過去のトランシ ーバーに関する問いかけに対し11もの回答が寄せられております。 拝見しますと280mW(重量:160g程度)から1w(重量2 00g、型式:C510)が概ね妥当な機種として紹介されていま す。 漠然とした問い合わせになりますが、北アルプス(穂高、槍)南ア ルプス(北岳)、谷川等メジャーどころの山頂あるいは途中の尾根 上から無線を使用するような状況を想定して、 ・トランシーバーに求められる出力 ・そのスペックを持ち合わせた軽くてイイモノ(機種名) ・使用しての感想(いろいろボタン操作が多いのには閉口いたして おります) 等、新しい情報がほしくて、メールいたしました。どうぞ、回答方 よろしくお願いいたします。
中田@高知労山です。 僕は0・28WのC501(160グラム、単3が2本)と、アイコムW31S(単 3が4本で320グラム)を使用していますが、最近はもっぱらC501です。1W 機でも0・28W機でも結局は見通しが一番ですので、入る入らないは、どっちでも あんまり変わらないというのが使用しての実感です。いくらパワーがあっても見通し がないとすぐ近くでも全然入りません。逆に見通しがあれば、弱い出力でもかなり遠 くまでいけます。 最近はVX1など軽量高出力タイプも出ていますが、電池は専用リチウムではなく、 やはり使い回しができる単3タイプのほうがオススメです。 C501は操作キーもシンプル(他と比べれば)なわりにいろいろと高機能だし、軽 いのでめちゃくちゃ気に入ってます。
西羅(にしら)です。 中田さん、こんにちは。 便乗質問をさせて下さい。 スタンダードのC501で単3リチューム電池を使用して使われた事は ありますでしょうか?もし使われた事があるのなら、安定して作動し ましたでしょうか? 以上よろしくお願いします。
西羅さん、高知労山の中田です。 >スタンダードのC501で単3リチューム電池を使用して使われた事は >ありますでしょうか?もし使われた事があるのなら、安定して作動し >ましたでしょうか? 山に持って行くとき時には、いつもリチウムの単3を使っています。動作に問 題はありません。感覚的には、アルカリの数倍は持ちがよいという感じです。 心配なのは、フジ製のこの電池がいつまで供給されるのか不安があることでしょ うか。
西羅(にしら)です。 中田さん早速の回答ありがとうございます。以前、パートナーが使っ ていたものがリチューム単3電池を使うと不安定になったことから質 問させていただきました。
カルパッチョの羽矢と申します。 高知労山の中田様 トランシーバーに関する問い合わせにご回答いただき、ありがとう ございました。 去年の秋時分に無線機に関する質問と多くの回答が寄せられました が、もしかしたらそれ以降、さらに機能アップ(というより重量の 改善等)が図られた機種でも・・と問い合わせさせていただきまし た。 そもそもトランシーバーでなくアマチュア無線機という問いかけに しなければならなかったあのですが、つい、普段使っている言葉で 問いかけてしまいました。 これから秋葉原の無線機ショップへ出かけて行き、中田さんお奨め のC501(160グラム)の現物を手に持ってきてみることにし ます。また、ショップの方にさらにいいものはという問いかけもし てみることにします。 何か新しい情報でも入手出きれば、皆様の方へ情報提供させていた だきます。 ありがとうございました。
高知労山 中田様 ARIメーリング各位 カルパッチョの羽矢です。 今日、秋葉原へ行って、アマチュア無線の現状をリサーチしてきま した。 中田さんの情報は、現時点で最も最新でした。 VX1は最軽量でAM、FMラジオ+テレビ放送受信機能がついて 133g。付属のリチウムイオン電池(で500mW)を基本仕様とし ながらアルカリ単3電池1本で100mW出力という性能は、これがい いのかなという感触でした。市場の価格も25000円を少しきる店頭 価格が示されています。 もう一つの機種のC501(160g)は単3電池2本を標準とし ており、バッテリー性能から見たとき最もリーズナブルであること を確認しました(店頭価格は、どこも19800円)。 前者はラジオ機能が付いているということでとても魅力ですし、後 者はバッテリー性能で、と悩みます。 もう少し検討して、購入を決めたいと思います。 中田さん、ありがとうございました
上坂@京都比良山岳会です。 同じような立場(購入検討中)だったので、興味深く拝見していました。 > VX1は最軽量でAM、FMラジオ+テレビ放送受信機能がついて > 133g。付属のリチウムイオン電池(で500mW)を基本仕様とし > ながらアルカリ単3電池1本で100mW出力という性能は、これがい > いのかなという感触でした。市場の価格も25000円を少しきる店頭 > 価格が示されています。 近くの専門店で先日聞いたところによると、 「受信機」としては、チャンとできてるとは思いますが、中波はバーアンテナ でないと、ほとんど感度がない。とのことでした。 実際に使った方おられませんか?
こんにちは。西田と申します。 私はVX1を使用しています。 > > VX1は最軽量でAM、FMラジオ+テレビ放送受信機能がついて > > 133g。付属のリチウムイオン電池(で500mW)を基本仕様とし > > ながらアルカリ単3電池1本で100mW出力という性能は、これがい > > いのかなという感触でした。市場の価格も25000円を少しきる店頭 > > 価格が示されています。 > > 近くの専門店で先日聞いたところによると、 > 「受信機」としては、チャンとできてるとは思いますが、中波はバーアンテナ > でないと、ほとんど感度がない。とのことでした。 > > 実際に使った方おられませんか? 確かに、軽量コンパクトは大きな魅力です。 が、AMラジオとしては使っていません(orほとんど使えません); ・付属アンテナではあまりにも感度が悪い(町なかでも明瞭に入る局は皆無に近い) ・周波数表示がAMのみデジタルではなく、シーバー使用の際に感度を示すバー表示が 、AMの際「非常におおまかな周波数帯」を示してくれるにとどまる 、、、などから、必ずラジオは別に用意しています。シーバーとしての機能を上げる ためにも、アンテナ交換は考えていますが。 また、冬場ですとヤッケの外ポケットに入れての連続待ち受け状態で、充電リチウ ムのもちは半日(7〜8時間)程度のようです。この面からも、山でAM/FM/TV受信機 としての使用の場面は限られると感じています。 若干大きく重く(かつかなり高く)なってもよいのなら、VX5あたりならシーバー として満点かなとも思っています。 携帯電話並みの分厚いマニュアルを読破するのが面倒なため、多々あるであろう便 利な機能を全く知らずに使用しているシーバー素人の私の情報ですので、あくまで御 参考までに。でも10年前と比べてもコンパクトになったものですね。これもケータ イ並みです(笑) にしだ
皆さんはじめまして。村上@ろばみみ と申します。 > 「受信機」としては、チャンとできてるとは思いますが、中波はバーアンテナ > でないと、ほとんど感度がない。とのことでした。 > 実際に使った方おられませんか? 使っていますが上記の通りで、そのままでは中波の受信はあまり期待 できないです。また、中波の受信能力も改善される、というふれ込みの 長いアンテナも売られていますが、効果の程は判りません。 アンテナを工夫すれば良いかも知れないので、ちょっと試してみようと 思いながらそのままになっています。もっとも小型のラジヲを持ってた方が 良いかも知れませんが。
いいづか@ちば,CCA です。 私はvx1の後継機種のvx5を使用しています。これはvx1より多少重いのですが、パ ワーはmax5wでるのと50,144,430MHzの3バンド出力ができるのが魅力です。 AM受信についてはvx1同様に付属のアンテナでは感度が悪いのですが、秋葉でAMアン テナを購入て受信をしているのですが、携帯ラジオと同等の感度が得られています。 ただマッチング調整がめんどくさいのですが。試してみる価値はあると思います。
村上@ろばみみ様 西田様 桐ヶ谷@横浜山岳会様 上坂@京都比良山岳会様 西羅様 中田@高知労山様 カルパッチョの羽矢です。 本当に多くの情報ありがとうございます。何となくですが、様子が わかってきました。 他の皆様にはご迷惑かも知れませんが、もう少しだけ。 今回の情報から、VX−1は軽さとしては超魅力ながら、バッテリ ー性能(充電リチウムのもちの短さに、少々驚かされました)等考 えて、やはりやめておこうかな・・という気になっております。 もう一つの機種のC501(160g)は単3電池2本を標準とし て280mWでしょう。これなのかな・・ということに気持ちが傾いて きております。どなたか、この機種について、もう少しご感想をお 聞かせ下されば幸いです。
いいづか@ちば <もう一つの機種のC501(160g)は単3電池2本を標準とし <て280mWでしょう。これなのかな・・ということに気持ちが傾いて <きております。どなたか、この機種について、もう少しご感想をお <聞かせ下されば幸いです。 この機種も使用したことがあるのですが、vx5に比べると距離は伸びないでしょう。 使用状況にかなり大きく左右されますが。C501でアンテナだけしっかりしたものを購 入すればかなりの距離と更新できるかとおもいます。それと2本の電池で3日間山での 運用をしても問題はないです。 軽さに関してはかなりの魅力はあると思います。胸ポッケに入れていてザイルのやり 取りをするには最適では。縦走でパーティーごとの行動をすると入らない範囲は出て くるかもしれませんが。
中田@高知労山です。 羽矢さん、ちょと脇道にそれるかもしれませんが、C501ほど軽くはないの ですが、スタンダードのC510(ややこしいですが)というのが単3が3本 で1Wです。重量は200ちょいだったと思います。これも選択肢に入れる価 値はあるかもしれません。 僕としては出力、重量、電源の最大公約数はこの機種と考えていて、後輩には これをすすめています。神奈川岳連の服巻さんもこれを推薦しておられました。 C501の使い勝手については、飯塚さんのおっしゃることとほぼ同感です。 入る、入らないについては体感的なのですが、0・28Wと1Wを比べて、後 者が3倍距離が伸びるのではないということははっきりしています。山では離 れても10キロ程度の場合が多いわけですから、距離的なことはほとんど問題 になりません。問題は見通しで、見通しがなく430Mだとほんとにすぐ近く でも1Wでも0・28Wでも入りません(144Mは多少は回り込みます)。 通話できるエリアを増やすには144M帯でアンテナを利得の高いものに変え て交信する、とにかく高い所にあがるのが肝要だと思います。このへんのこと は岳樺の国本さんが詳しいです。僕もだいぶ教えていただきました。
こんにちは。田村@相模労山です。 皆さんレスが早くて・・・。遅レスのくせに長文で失礼します。 VX1やVX5を検討するのなら、ケンウッドからも新製品が出 ていますので、候補に加えてください。実は私はケンウッドの回し 者です。 > 入る、入らないについては体感的なのですが、0・28Wと1W > を比べて、後者が3倍距離が伸びるのではないということははっ > きりしています。 電波の強さは距離の自乗に反比例しますので、この場合はルート (平方根の方です)をとって、1.9倍程度になります。出力が2 倍で距離は1.4倍、出力4倍で距離は2倍にしかなりません。つ まり送信出力をあげても、届く距離は意外に伸びなかったりします。 また高出力タイプの無線機を電池で使用する場合、High出力だと数 分で電圧が落ちてしまって、MidやLow出力と変わらなくなってしま うので、Mid出力の0.5〜1Wが実用です。 > 通話できるエリアを増やすには144M帯でアンテナを利得の高 > いものに変えて交信する、とにかく高い所にあがるのが肝要だと > 思います。 まったくその通りだと思います。小型ハンディ機は付属のアンテ ナが短い場合があるので、20cm程度の細いフレキシブルアンテ ナに変えるといいと思います。出力を大きくして相手に届いたとし ても、受信感度が悪くて相手の言うことが聞こえないと交信は出来 ないので、送信・受信の両方に効果のある長いアンテナにする事の 方が得策です。 出力を検討する場合にも、電源の種類 外部電源(12〜13.8V) 専用充電地 乾電池 で異なるので、注意してください。 低温下(冬山)では電池の消耗が激しいので(低温に強いリチウ ム電池でも)、非常時以外は体で保温しながら使った方がいいです。 連絡を取り合う場合でも、時間を決めてその間だけ電源を入れるく らいにしないと、1日もたないと思います。イヤホンを使用すると もちが良くなると聞いたことがありますが、私は試したことがあり ません。 あと、高湿度の場所(テントや雪洞)から低温下の屋外に持ち出 すと、結露が凍って部品を持ち上げたりして無線機が壊れますので、 注意してください。
上坂@京都比良山岳会です。 みなさん、多くの情報をありがとうございました。 > VX1やVX5を検討するのなら、ケンウッドからも新製品が出 > ていますので、候補に加えてください。実は私はケンウッドの回し > 者です。 昨日、実物を手にする機会がありました。 条件(中波):京都市内、木造家屋内、附近に高いビル等はなし。 VX1(Yaesu):明瞭に受信/NHK京都第一、第二、KBS京都 :在大阪民放(50kw?)は聞き取れる程度。 なぜかBK(NHK大阪)は入らなかった。 概ね地元の電波の強いところのみ可というところでした。 理由は異なりますが、感度としては子供の頃に作ったダイオード ラジオを思い出しました。 TH-F7(KENWOOD):在京都、在大阪各局は明瞭に受信 さらに、このときはAK(NHK東京)もかすかに入りました。 ほぼ、市販の高性能携帯ラジオに遜色ありません。 ラジオ性能としてはF7は申し分ないようですが、電池を単体ラジオより 早く消耗するので予備電池を持った場合、重量的なメリットは少ないかも 知れませんね。 店のお兄ちゃんも親父さんも皆さんと同様 1 動けるなら少しでも稜線など条件のいいところへ移動する。 無線機(アンテナ)を差し上げるだけでも多少効果がある。 2 アンテナの利得は高い方が送信、受信ともに良い。 3 HighPower運用は1w以上はいくら上げても実感は少ないでしょう。 とのことで要するに無線交信は無線機ではなくて電波を使う、 無線機はそのための道具ということらしい。 山道具屋とはしょっちゅう喧嘩ですが、今回は素直に聞けました(笑) また、使用目的がパーティー内交信なのか非常通信なのかでも 若干評価は異なるでしょうね。 長文で失礼しました。
出遅れました 国本@町田@岳樺クラブです 最近は集中登山等やらなくなったので、無線機は非常用装備としてザックの雨蓋 にほうりこんであるだけですが。 > VX1やVX5を検討するのなら、ケンウッドからも新製品が出 > ていますので、候補に加えてください。実は私はケンウッドの回し > 者です。 今後新しく出るものは、出来るだけシンプルで複雑な機能が少ないものが嬉しい です。 無線が趣味であればいろんな機能使いこなすのでしょうが、山では簡単確実に通 信確保できることが一番重要で、いざと言う時にメモリーしたチャンネル設定す るのに考え込んじゃうようなのは買いたくないですね。 それと、アバランチ・ビーコンの機能を合わせて持ったような無線機なんて出な いですかね。 > らいにしないと、1日もたないと思います。イヤホンを使用すると > もちが良くなると聞いたことがありますが、私は試したことがあり > ません。 これは、無線機のスピーカーを鳴らすために電力を消費しないようになるという 効果があるということじゃないでしょうか。 運用上で特に付け加えるとすると どの無線機でも同様で送信時間が短ければ短いほど電池消耗は少ない。 電波を発信するときにあわててしゃべらない。 プレスボタン押しながらしゃべり始めると、最初の方が聞き取れなくて 聞き返さざるをえない。 プレスボタン押して一呼吸置いてから要点だけをゆっくりしゃべる。 メッセージの最後を明確にする。