増田@YCCです。
私自身はやったことがないですが、山仲間のうち7〜8人やっていますのでその経験か
ら。
> 手の指を凍傷にあったのですが、下記の内容で気になることや、
> アドバイスを賜りたく恥をさらします。
> 2月12日 八ヶ岳 中山尾根にて
> 気温はー25℃以下だったと思われる.
> 登攀に時間をくい、途中から手の感覚がほとんどないまま
> テントで見たときは真っ白(薬指 一本)
> あわてて湯であっためて,数時間後、痛みが出始める.
程度がひどい場合直ちに治療できないなら解凍しないほうが良いと聞いています。
一旦凍った肉は解凍すると腐りやすいのと同じです。
> その時は水泡はなかったが帰る車の中で小さな水泡を発見。
恐らく2度以上の凍傷と思われます。皮膚だけでなく皮下組織まで凍結してしまったの
でしょう。
> 14日 救急病院 処置なにもできず。
凍傷の治療経験のある医師は滅多にいずどうやっていいかも分からないでしょう。
目医者にいって虫歯を直してくれと言うようなものです。
> 15日 ビタミンEと血行をよくする何かの薬.(後で見ると霜焼けの時と同じだっ
> た)
> 16,17 どんどん張れだし、水泡もひどくなる。
> 19日皮膚科に行くとすぐ、県立にまわされ、指の指紋の
> ある部分を中心に3本切開して、張れを緩める.
ここまでは凍傷そのものの治療にはなっていないと思います。
> 後は薬で1週間、通院。
普通の医者だと消毒と、化膿を防ぐために抗生物質を投与するくらいです。
> 本日 医者から回復が良くないので、入院して、
> 点滴(血管を広げる)等で集中治療を言われる.
凍傷を負うと血管が収縮したままになるので患部の血行がなくなり、そのままだと壊死
する場合があります。腫れがひどい場合も同様に血管が圧迫されるので、切開して圧力
を減らしてやるようです。
正月に足指に2度の凍傷を負った友人は、下山翌日に入院し、点滴治療を開始していま
すが、それでも入院は一週間以上におよびました。
幸い、被害は皮膚だけで済み、まだ靴ははけないまでも(皮膚が脱落したあとがまだ非
常に柔らかいため)歩けるようになり、切断はまぬがれました。
数年前、おなじような状態になった友人は、帰宅後数日間我流で治療しても回復せず専
門医にかかりましたが、手遅れで(点適しても血管が拡張せず、壊死がはじまったた
め)、一本切断でした。
どちらも、下山後水疱ができ、張れ上がって強い痛みがありましたので、同程度と思わ
れます。
いずれにしろ、藤田さんの場合本格的な治療にかかるのがかなり遅れたのが気になりま
す。
新倉さんwrote
> 知人の紹介で、武蔵中原か、武蔵新城の聖マリアンナに入院しました(凍傷の治療で
> 有名な先生がいるらしい?)
新倉さんのおっしゃたのは、神奈川県川崎市にある聖マリアンナ医大付属東横病院の金
田先生(外科か整形外科だったとおもいます)のことで、凍傷の治療経験が豊富な方で
す。
場所は東急東横線(JR武蔵野線)武蔵小杉駅のすぐ近くです。
私たちの仲間が凍傷になると、いつもここに放り込んで先生に泣きつきます。
東京以外では専門医を知りませんが、電話などで、凍傷の治療に詳しい先生がいるかど
うか確認する方法もあるとおもいます。
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