その他(20)/回答<1>
 山田さん、こんにちは。黒澤@猫の森&YCCと申します。
 はじめまして、どうぞよろしくお願いします。関根君のご学友ですね (^^;

> 山岳保険のことについて、聞きたいんですが。
> いろいろな保険がありますが、皆さんは、どんな条件で、どれに入っていますか?

 僕の場合、YCCの保険で、確か日本山岳協会の共済だったと思います。補償額は
忘れましたが、死亡/遭難/日常個人賠責が200/200/1億で保険料が9000円/年くらいだっ
たと思います。

> 条件は、
> 1 遭難捜索、入院通院費用が入っていること。

 手元にSOSC(※)の資料がありますのでこれの例では「死亡後遺症/遭難/入院/通
院/日常個人賠責=150/150/2000/1000/1億で、保険料が18,000円」です。
 これは個人向けの保険ですが、入院通院費用が入ると途端に補償額が高くなります
から団体加入でも10人や20人では割引も大差ないと思います (^^;

※小日向徹氏設計・三井海上火災引き受け…連絡を取りたい方は個人メール下さい

> 2 海外でも通用すること。

 失礼ですが海外遠征(旅行)のご経験はおありでしょうか?海外の場合、国内の保
険は通用しないのが普通です。通常遠征の場合、期間が1週間単位で保険料が変わり
ます。また、医療事情が国によって変わるので保険のタイプもアメリカに行くのとネ
パールに行くのでは全く違います。
 例えばアメリカの場合医療費がとんでもなく高いので、入通院保険に入っていない
と酷い目に遭います。僕の知っているケースでは四日間の入院で5000$(当時で約40
万円)請求された例もあります。

 上記のSOSCの保険を「入通院のみ」海外にも適用できるように設計することは可能
だそうですが当然保険料は高くなりますし、入院1日当たり1000$かかるところで日
額2000円もらってもメリットはないですよね (^^;

 結論としては…

(1)死亡/後遺症は「生命保険」でカバーする
(2)山岳保険は「遭難」補償額を優先する
(3)日常個人賠責を必ず付ける(クライマーのエチケットだと思います)
(4)入通院は「共済」などを研究する。労山の保険などにあると聞きます
(5)海外は目的の国・山岳・危険度を考えて「別に」加入する

…こんなところだと思います。以上、参考にしてください _(^^)_

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