増田@YCCです。
Takahiro Itoh wrote:
> 最初は耐えられないくらいの突き刺すような痛みがありました
> が、すぐに何も感じなくなってしまったのでガマンできる所までやってみようと思
> い、40分ほど歩き続けました。そしてよく見ると足の裏や指が白くなり血が流れて
> いないように見えたのですが凍っているとは思わず、さらに30分ほど歩きました。
> すると寒さで体が震え始めてしまいしかたなくひきあげることにしました。そのとき
> 足の指全部と足の裏全体がとても硬く凍っていることに気がつきすぐに靴を履き暖め
> ましたが足は白くなったままでした。家に帰る途中激痛が続きましたがなんとか我慢
> できました。しかし足の指と裏はストーブで暖めても血が流れず、皮がすごく硬く厚
> くなった様になってしまい感覚がなく少し腫れています。これは凍傷なんでしょうか
昨年もこのMLで話題になったと思いますが、
冬山から帰った後しばらく足の一部の感覚がないことは良くありますが、いまでも火傷
したときのように水疱ができている、あるいは白っぽいままなら2度以上の凍傷の可能
性があります(そのときの気温にも依りますが)。
2度以上の凍傷ならほうっておくと足が壊死したり、細菌感染で敗血症になる場合があ
るのでいずれにしても大至急「専門医」に見せたほうがよいです。
私の山仲間は足の指が凍っていたのにこたつでマッサージだけしていたら、数日後指が
ミイラ化してきて、慌てて医者に行きましたが切断でした。
どの程度回復するかは時間との勝負になります。
凍傷だったとしたらストーブで暖めたのは間違いで、悪化させていることになります。
ちゃんと治さないと、切断を免れてもちょっとした寒さでも足に激痛が走るようになり
冬山どころか町中でも難儀するようになります。
凍傷でないとしてもいわゆる「トレンチフット」である可能性があります。
これは、凍ってはいないまでも足が長時間寒冷にさらされて血管が収縮して血液が循環
しなくなり、最後には組織が壊死してしまうというもので、第1次世界大戦ではこれで
ドイツ、フランス両軍で万単位の人が足を切断しているそうです。
どちらにお住まいか知りませんが大きな病院で(外科、整形外科だとおもいます)凍傷
の治療経験があるところ(たとえ遠くても)を確認してください。そのへんの医者に
行っても凍傷など見たこともないので有効な治療はできないと思います。
関東なら
聖マリアンナ医大付属東横病院(神奈川県川崎市、東急東横線武蔵小杉駅近く)の金田
先生が凍傷治療の権威です。
> ?以前―35度の冷却水の中に素足を漬けていたら、2分ぐらいでふくらはぎから下
> が白く凍ってしまいましたが、その時は表面だけが凍ったらしく少し赤くなっただけ
> ですぐに回復しました。
短時間だったので皮膚のごく表面だけが凍った状態(1度の凍傷)だったのだと思いま
す。
冬山に行っていれば、顔などこの程度にはしょっちゅうなります。
この場合はほうっておけば治ります。