マレーシアでの新生活のために

このページの内容は随時追加しています。読者の皆さんからの情報も期待しています。

電気

電圧は ２２０Vから２４０V、50ヘルツです、電圧がちょっと安定してないので、パソコンなどは安定化電源装置をつけた方がいいでしょう。下左写真に示したように、ソケットはアース付きの３つ差込タイプです、オーストラリアや香港のタイプとも違います。一般家庭、事務所のコンセントは、高級ホテルの部屋内は別にして、このソケットに合致する形式です。

落雷が多いので、ファックスやパソコンには必ずサージプロテクターを使いましょう。パソコンショップ、大きなスーパーの電気製品コーナーで簡単に購入できます。下中の写真ではコンセントと電話線が1個のプロテクターについたタイプです

注：落雷大国マレーシア

マレーシアはアジアで最も雷の多い国で世界でも有数の雷国だ。気象庁発表によれば、ある地点を取り出すと年平均200回以上も雷が発生する。ただしこの回数は実感よりはるかに多いので空中で放電消滅してしまう場合を含んでいるのであろう。さらに1平方キロメートル当りに年平均40回の落雷ということになるそうだ。

いずれにしろマレーシアでは年間数十回の雷を体験するのは間違いないから、日本よりはるかに多いのだ。

　

　　　　　　　

　　　　　

郵便

マレーシアでは、民営化された POS Malaysia Bhd が、郵便事業を一手に扱っています。郵便局は　POS　と呼ばれます。

2013年1月1日から郵便局である　Pos　Malaysia　は全国の Pos で平日のオープン時間を30分延長となりました。
ケダー州、トレンガヌ州、クランタン州：　日曜日から木曜日までは　8時半から17時半、土曜日は　8時半から13時まで。金曜休み。
半島部のその他全州とクアラルンプール：　月曜日から金曜日までは　8時半から17時半、土曜日は8時半から13時まで。　日曜休み。
サバ州とサラワク州：　2013年2月1日から実施。　月曜日から金曜日までは8時から16時半まで、土曜日は　8時から12時半まで。日曜休み。

ショッピングセンター内にある　Pos　とミニPos　は通常通りオープンです。
(Ｉｎｔｒａａｓｉａ 注：ショッピングセンター内にある　Posは休日でもオープンしていますから、この意味では通常通りということなんでしょう）

郵便物の分類及び料金体系が　2005年3月1日実施　で大きく変更されました。
その後2013年5月15日実施で、国際郵便の料金改定及びゾーン分けが大きく変更されました。国内郵便は変更なし。

書状を送る国際郵便

2005年の改定で国際郵便での印刷物、小型包装物という区別が廃止されて、一般的な手紙郵便物に一体化されてしまった。つまり同封内容に関係なく、航空便か船便かの2つの区分だけです。
しかし2013年5月の改定で、また小型包装物が復活しました。

国際郵便書状の区分と料金 　−　2013年5月改定

		航空便料金　RM		船便料金　RM
ゾーン	ゾーンの定義	20gまで	追加の10g毎	50gまで	追加50g毎
1	ASEAN加盟の 9ｶ国　（含むシンガポール）	1.20	0.40	1.80	1.40
2	アジア太平洋地域の国々（日本はこのゾーン）	1.40	0.60	1.90	1.60
3	その他の国々 （ヨーロッパ、アメリカ、アフリカなど）	2.00	0.80	2.20	2.00

• 最大重量は　１ｋｇ　に変更された。
  
• 注：航空と船便における大量発送郵便の料金は省略しています。
  
• 注：日本まで封筒を航空便で郵送する場合、40gであれば料金は、1.40+0.60+0.60 = RM 2.60 。
  
• これまで日本、オーストラリア、ニュージーランドは別料金だったが、2013年5月の改定でアジア太平洋地域に統合された。以前の料金と比べれば、かなり値上りしたことになる。
  

注：ハガキと Aerogram の料金は50セントは今回の大改定の中には含まれていないので、変更されていません。

つまり　Aerogramは 世界均一料金の　RM 0.50。

国内郵便書状

国内に関しては、定形、非定形、定期発行物の3区分となった。自動区分けをさらに効率的に利用できるようにする目的です。

国内郵便書状の区分と料金　（料金は全て　RM　）　2012年

	20g以下	50g以下	100g以下	250g以下	500g以下	１Kg以下
定形郵便	0.60	0.70	定形ではなくなる
非定形郵便	0.80		0.90	1.00	2.00	3.50
書留料金	1.40

• 定形郵便の定義：幅（横）が　最小　140mm　最長　250mm、　縦が　最少　90mm　最長　165mm、厚さは　最低　0.25mm　最高　6mm、色調　つや消しした白色の紙、　
  
• 住所宛名記入時の注意：　最下段の行には　郵便番号を先に次いで市名を記入、その行から封筒下端まで15mmの空きを設ける。
  
• 定期発行物の料金は省略します。
  
• 葉書　？？セント（POS　のサイトさえ料金を掲載してない）、小包の料金はこれまでと変わらず。
  

小包、小型包装物を送る国際郵便

• POS LAJU
  

日本でいう　EMS　をマレーシアではPOS LAJU（ポスラジュ）と呼ぶ。 　専用用紙があるので窓口でもらい、それに記入すること。最近では2006年前半に改定がありました、日本向けも改定されました。2012年時点でも変わらず。

POS　LAJU　の料金

日本向け	最初の500g	以後　500g　毎に追加	1.5Kgの料金例	送れる最大の重さ
文書類	RM 47	RM 12	RM 71	30Kg
小包類	RM 64	RM 15	RM 94	30Kg

これにさらに10%のサービス税がかかる。

• 航空小包　
  

宛先によって世界が7つのゾーンに分かれる。日本は第4ゾーンに属する

日本向け料金表　　2013年5月改定

ゾーン	最初の 1Kg	追加の 500g毎に	最大の重さ	付保最高額
４	RM75	RM 10	30Kg	RM 3000

注：最大重量は　以前と変わらず30�sだと推定される

• 航空小型包装物　−最大重量　2�s
  

宛先によって世界が４つのゾーンに分かれる。日本は第３ゾーンに属する

日本向け料金表　2013年5月改定

ゾーン		1kgまで	1kgを超え 1.5kg まで	1.5�sを超え2�sまで
2	シンガポール以外の アアセアン諸国	RM 36	RM 44	RM 55
3	日本、オーストラリア 中国、韓国など	RM 52	RM 63	RM 79
4	その他国々	RM 60	RM 72	RM 91

ゾーン1は省略しました。

• 船便小包
  

宛先によって世界が7つのゾーンに分かれる。日本は第4ゾーンに属する

日本向け料金表 　2013年5月改定

ゾーン	１Kgまで	追加の500g毎に	30kgまで	付保最高額
４	RM 45	RM 6.50	RM	RM 3000

注意：航空小包と船便小包に共通な規則があります。それは重さに比して箱が大きい時に、容量Cm制という方式を適用されます。つまり大きな箱なのに軽過ぎるという場合です。

• その計算式：　（箱のサイズつまり　幅cm　X　長さcm　X　高さcm）　÷６０００　= ??Kg
  
• この計算した数字と、実際の計測重量を比べて、数字が上の方の料金を適用
  

ただし、どの郵便局の係りも必ずこういう計算をして料金を課すのかということはないと考えていいでしょう。目で見ただけで測らず、適当にやる係りもいます。規則上はこうなっている、と覚えておきましょう。

送った小包の追跡
POS つまりマレーシアの郵便局から小包を送付された時の用紙、International と書いた赤い基調の用紙です、海陸の両方に使います。それに印刷された番号　CP ************ MY を次のサイトで入力します。

• www.pos.com.my/v1/　を開ける
  
• Track & Trace 項目をクリックする
  
• そして　e-Parcel 内にそれを記入してクリック（スペースは省略）
  

するとマレーシア国内での発送経由記録が表示されます
しかしマレーシアを出た後は追跡不能です（マレーシアPOSは感知せず）

適当な箱がない時
PSO（郵便局）で売っています。中サイズ：40cm X 25 X 15 (高さ）　RM 3.0 、小サイズ　30 X 20 X 11cm、　尚強度が今一つですから、工夫して物を詰めるようにしましょう。

船便小包を送る時の注意事項
「なんでも伝言板」　の2007年3月の書き込み　1439番−1450番　のいくつかは必見です。頻繁に船便小包利用者のアドバイスと経験談が詳しく載っていますから、船便小包利用者は是非参照されることをお勧めします。

国際EMS小包に関して

日本からこれを送るのは簡単ですが、品物によっては受け取るのはちょっと面倒です（課税とか検査対象なった場合のみ）。まず郵便局から到着のはがきが来るのでそれをもって指定された郵便局まで自分で取りに行きます。
これ以上の詳しい情報は、POS Malaysia の下記サイト　で調べてください。

POS　Malaysiaの無料問い合わせ電話（月曜から金曜）；　1300 300 300, 　　ホームページ：　www.pos.com.my

注意：Peket Kecil　とは小型包装物、 Bercetak　は印刷物です

公共料金支払い：電気・水道・下水道

下水道を除いていずれも毎月メーターを読み、請求書が発行されます。但し推定で請求書が発行される場合もある。コンドミニアムなどを賃貸されている世帯には家主名宛ての請求書になります。これを近くの郵便局、電話局、電気会社支店にいずれかへ持っていき、現金またはチェックで支払います。電気請求書を電話局又は郵便局で払ってもいいのです。（右の写真は郵便局）

下水道は１ヶ月いくらの定額制です。普通は郵便で請求書が送られてきます。しかし郵便局で支払いはできません。
いくつかの銀行では、これらの公共料金類のいわゆる自動振り替えサービスを始めたところがあります。

ゴミ収集

ゴミ収集はAlam Flora が全国の都市部を中心に請け負っています、しかし全国どこでもということではありません。
Alam Flora Kuala Lumpur Service Area 　
顧客サービス電話　1-800-880-880, www.alamflora.com.my

リサイクル品の収集

首都圏で一番成功している　リサイクルに関わるＮＧＯが　Seri Sinar Charity 組織だそうです。モットーはチャリティーのためにリサイクルで、2003年に設立。3つの方式：首都圏各地で定期的に行う58箇所の移動式収集センター、定置式のリサイクルボックス、予約を受けた後貨物車で取りに行く。
電話: 03-4297 7022, pass.my.diip.net

例えば、不要なコンピュータなどを買ってもらえるサービスを　Alam Flora buy-back centre でしているそうです。
参考：業務用の大量コンピュータなどを買う民間会社　Scrap Computer Trading 03-51246443

水道

クアラルンプールとスランゴール州とプトゥラジャヤ　で水道供給するのが　Syabas です。
相談・苦情などの電話: 1 800 885252, 　www.syabas.com.my

2009年時点での上水道平均料金　−
州名：　家庭用料金/立法メートル、　工業用料金/立法メートル、
ペナン州：　RM 0.31, 0.94、　　ケダー州：　0.53, 1.20、　　ペラ州：　0.67, 1.40、　　スランゴール州：　0.72, 1.91、　　マラッカ州：　0.72, 1.40、　　ジョーホール州：　0.90, 2.93、　　サラワク州：　0.56, 1.19、　トレンガヌ州：　0.52, 1.15

便利屋サービス会社

郵便や小荷物の送受を代行、請求書類の支払い代行、洗濯物サービス、宅配などのサービスをまとめて提供する会社です。フランチャイズ制で伸びているそうです。
Dropzone ：　 www.dropzone.com.my　, 03- 7954 4826

医療

公立病院と私立病院・医院の２本だてです。そのほか西洋医学とは違うので公式には認知度は低いが、しかし華人にはものすごく一般的な中医（中国医療・漢方医）の医院又は出張所があります。

マレーシアに国民健康保険とか会社組合健康保険は存在しませんのですべて自己負担です。勤め人は会社が一部負担するところも多い。
在留日本人で会社勤めの方なら、会社が負担するか、自己払い後日本の健康保険に後日請求する方法が一般的でしょう。その他海外旅行者保険に一括加入も多くの会社が取っている方法のようです。

個人滞在者は必ず海外旅行者保険に加入した方がいいです。医療費は決して安くありません。特に私立の高級病院は外国人の利用が多く、検査などすれば１回で 数百リンギットはかるく請求されます。

詳しくは別項目にした、「クアラルンプールとその周辺の医療事情」をご覧ください。

マレーシア官公庁のオープン時間

緊急電話番号

999	警察、消防、救急車
991	民間防衛、救急車
994	消防と救助庁
995	ガス緊急電話
121	携帯電話からかける場合