シンガポール間の国境案内とルート紹介−橋路編−


マレーシアとシンガポール間の国境は海上に引かれていますから、ジョーホール海峡を船で渡るか連絡橋を通行するかもしくはマレー鉄道で越境の3通りです。両国間に連絡橋が架設されているのは2箇所です;昔からあるCausewayと数年前に開通した第二連絡橋です。船で渡るルートはいくつかあるので、別項目で紹介しています。

マレー鉄道での越境ルート




ジョーホールバルの新出入国検問所ビルが全面オープン

ジョーホールバルの新出入国管理・税関・検疫総合ビルが 2008年12月16日から全面使用開始になりました。同総合ビルは12月1日から入国管理部門だけでまず部分オープンしていました。全面使用に従って、シンガポールから Causeway 通って入国して来る全ての車輛がこのビルに入ることになります。そのためビルに至る道路を通行する料金は、Touch 'n Go カードで支払うことが義務つけられます。全ての車輛には自動車、バン、バス、バイクが該当し、貨物トラックだけはこれまで通り Tanjung Putiriの国境検問所を利用します。

新出入国管理・税関・検疫総合ビルの全面使用によって、長年使用されてきたCauseway の旧検問所は閉鎖されました。新ビルでの運営が円滑に行われることを確認した時点で、Causeway 検問所は撤去される予定です。新出入国管理・税関・検疫総合ビルは自動車用に76の車線、バイク用に100の車線があります。

新出入国管理・税関・検疫総合ビルの全面使用開始に伴い、Causeway を歩いて渡っての出入国は禁止されました。



従ってCausewayのマレーシア側検問所に関しての情報はすべて過去の記録としてここに保存しておきます。なおシンガポール側の検問所についてはなんら変わりありません。

通称 Causewayルート、ジョーホールバルとシンガポールのWoodlandsを経由した出入国


ジョーホールバル市内の中心通りJalan Abdul Razak がこのCauseway につながっている。マレーシア側の通関手続所付近はいつも混んでおり、いささかの辛抱が要です。Woodlands のCheck Point はさすがシンガポールらしく、機能的にできたすばらしい出入国検査所ですね。
尚この橋は徒歩でも通行できます(1kmほど)。

 

バスでの通行

Causeway Linkバスとは、マレーシアのバス会社Syarikat Handal Indah Sdn Bhd による初の乗り合いバス運行で、2003年5月15日から運行開始された。当初はマレーシア側 Larkinバスターミナルとシンガポールの Kranji 間を運行していた。詳しくは「ジョーホール州の案内」 内にあるバス便・ターミナル情報のページをご覧ください。


170番バスの乗り方

Johor Bahru-Singapore Express Bus 


マレーシアからシンガポールへバスで入国する際の手続き

  1. まずマレーシア側でバスを降りて出国手続き、これはごく簡単に終わる。そしてまた同じバスに乗り橋を渡る
  2. Woodlandsチェックポイントのビル内へ手荷物全てを持って上がる。
  3. カウンターで入国審査後、エックス線で荷物検査を受ける。
  4. 終わってビル外の駐車場に待つバスに乗る。長距離バスがずらっと並んで待っている。


ジョーホールバル と シンガポール空港間 またはその逆方向 の移動


早朝シンガポールからジョーホールバルに渡る情報
深夜シンガポールに到着し、Causeway −ジョーホールバル のルートで早朝マレーシアに入国される方がいらっしゃいますので、そのための情報です。2004年3月の「旅の掲示板」に書き込まれたものをコピーしておきます。

バジェットトラベラー  2004/03/21
日本からアメリカ系航空会社で深夜チャンギ着、MRTでクランジ経由という方法もありますが、朝のラッシュにぶつかると鞄を従えての乗降は苦労します。別の方法としてはシンガ・ジョホールエクスプレス(星柔快車)バスを利用すれば国境以外ノンストップです。料金はS2.40$、MRTブギス駅から徒歩5分SBS170の出発地点と同じ。

バジェットトラベラー 2004/03/22
> シンガ・ジョホールエクスプレスは始発が遅くて(星柔快車は)アラブSt.のバンサンBTから朝5:20が始発です。> これだとコーズウェイの渋滞に巻き込まれる恐れがある朝のJB行きは大丈夫だと思います。但し逆のJBからウッドランドは別です。(夕方は逆方向が混みます)
> やはりMRTの空港始発5:31に乗るのがベストかな
おっしゃる通りMRT始発に乗る事に賛成です。SBS858利用のウッドランズRI下車で徒歩越えという方法もありますが時間がかかります。MRT利用チャンギ空港から(シティーホール経由)クランジまでは約1時間程です。> これだとぎりぎり渋滞に巻き込まれずに行けるのではないかと。
前述にもありますが、よほどの事が無い限りシンガ出国の場合あまり渋滞の影響はありません。むしろ、一般の人々がSBS170を利用する為クランジ駅前でバス待ちの長い列に並ぶ事は計算に入れた方が良いと思います。
チャンギ空港〜JBを数十回、このコーズウェイ(第1)を利用していますが、MRT空港乗入れ以来短縮されたとはいえ、どんなに頑張っても(TAXI以外の)公共交通では7:30より早く着いた事がありません(参考です)




シンガポールのQueens Road にあるジョーホールバル バス発着場(ターミナル)

シンガポール発行の地図には ジョーホールバルバス発着場 と書かれている、バス発着場の位置は

このバス発着場から発着するバスは:

運賃はどのバス会社も同じで、 ジョーホールバルまで RM 2.40。行き先も同じく、Larkinバスターミナルです。尚Causeway Link バスだけはジョーホールバルのKotaraya 2 バス発着場を経由するとのこと。

このバス発着場の敷地内にタクシー乗り場もある。ジョーホールバル行きの乗合タクシーの運賃は、1人あたり S$ 8 です。
尚このバスターミナルに隣接した形で、クアラルンプール方面行きの長距離バス会社 (707グループ)が1社だけ窓口を開いている

2005年10月23日最終更新


第二連絡橋ルート、 Tanjung Kupang とシンガポールのTuas間を結ぶ橋


1998年オープンした、マレーシア側の Tanjung Kupang, とシンガポール側のTuasを結ぶ橋はたいへんなモダンな造りで、長さ2Km、両方向で6車線の広さを誇ります。この橋は南北ハイウエーとSenai空港を結ぶ44Km道路の一部分だそうです。マレーシア側の出入国管理所の支払車線はたいへん車線数が多く、この橋の手前5Kmにはモダンなレスト・サービスエリアがあります。

Beach road のバス発着所を出たクアラルンプール行きバスは、交通状況にもよるが約30分でTuas にあるシンガポール側の国境検問所に到着する。かなり大きくきれいなビルです。そのため出国手続きはゆったりとした場所となっている。それが終れば乗ってきたバスに再乗車し、海峡橋を通ります。うわさ通り交通量は少なく、そして窓からの眺めは素晴らしい。

5分ぐらいで渡り終わり、マレーシア側の国境検問所 Komleks Sultan Ab Bakar に到着。こちらのビルはシンガポール側ほど大きくない、しかし新しいことには変わりない。パスポート検査に並ぶカウンターに、外国人用とはっきりと指示が出ていないことと、列に並ぶ場所が狭いのが残念です。
無事入国手続きが終ってまた乗ってきたバスに乗り、一路ハイウエーを走ります。

第2連絡橋を通行する長距離バス

クアラルンプールとシンガポールを結ぶ各バス会社のうち、豪華バスである 下記の Niceバス便, Aeroline社のバス便、 Transtar社の バス便がこのルートを運行している。所用時間は 約5時間から5時間半かかる(はずです)。

第二連絡橋を経由してマレーシアとシンガポールを運行するバス会社
バス会社Plusliner Aeroline社Transtar 社 Konsortium
bas Ekspres
バス便名NICE/ Nice 2Aeroline Transtar First class/
Excecutive Class
Konsortium
クアラルンプール
発着場所
マレー鉄道KTM の
クアラルンプール駅ビル
03−22721586
Jalan Ampang の
 Corus Hotel
03-62588800
Imbi 通りから入った
Pasarakyat のターミナル
03-21411711
Pasarakyat の
ターミナル
及Pudu Raya
運賃RM 60 など複数種あるRM 70RM 65, RM 86など
シンガポール
発着場所
Dunearn Road の
Copthrone Orchid Hotel
tel 62565755
Havelock Road
Grand Copthorne
Water Front Hotel
Beach road
Golden Mile Complex
tel 6299 9099
Golden Mile
Complekx
運賃S$ 37 (複数ある)S$47S$ 39, $56 など
ホームページwww.plusliner.comwww.aeroline.com.mywww.transtar.com.sgwww.kbes.com.my
インターネット購買
可能可能外国人は不可能


この第2連絡橋を通る乗合バス


2005年5月から施行の第2連絡橋通行新料金 全てRM 表示


料金所A
Sultan Abu Bakar
Tanjung Kupang 料金所 Lima Kedai
料金所
Perling
料金所
車種ハイウエー
普通の乗用車 12.22.36.13.11.8
タクシー10.41.15.21.50.9

Linkdua の情報電話 1800 88 0000

,
2005年10月30日最終更新、2000年7月23日掲載


自家用車でシンガポールに入国する際の手続きと費用


シンガポール政府は入国許可システムを導入しています。
月曜日の02時から金曜日の19時までに入国する車には、1日当りRM 60 の費用が課される。
ただし週末とシンガポールの休日は無料です。

2003年

[マレーシアなんでも伝言板] で読者によって書き込まれたものを、次ぎにコピーしておきます
Re:車でシンガポールに入る手続き教えて - ガッチョ No.132 2003/11/18 の返答

マレーシア登録の車でシンガポールに入るには、パスポートは勿論ですが、白水さんの言う通り、ロードタックスが無いとダメです。しかし、普通ロードタックスは車のフロントガラスに貼ってありますので、問題ないと思います。手続き的にはシンガポールのイミグレでAutopassなるものを手に入れることからはじめます。イミグレのカウンターと同じ所で入手可能。Autopassくれと言えば手続きしてくれます。その時に審査官がそのロードタックスを見てカードを発行します。つまり、一台につき一枚の専用Autopassで、カードにはナンバープレートや道路税の失効日などが入力されます。カードはIDカードタイプでS$10です。カード自体にデポジットでS$2、セカンドリンクから入るのであれば、行きにS$3.60、帰りにS$3.60の合計S$7.20が必要です。つまり、カードを作った時点でS$5.60が自動的に差っぴかれてしまいます。マレーシア登録車がシンガポールに入る為の許可費用は平日でS$30/日、祝日、休日はただです。つまり、帰る前には必ずAutopassをトップアップしてから出ないとダメです。残金が少ない状態で出国しようとすると違反とみなされ、罰金になります。帰る前にトップアップする場所ですが、通常イミグレの前にブースがあります、また7イレブンでも出来ますよ。

2004年3月掲載

マレーシア車両のシンガポール入国滞在に関する新規則 −新聞の記事から−

シンガポール当局の発表です、外国のナンバープレート番号をつけた自動車とバイクが、車両入国許可証(VEP) なしにシンガポールに入国して滞在できる期間が合計して1年間に平日10日間になります。この規則の施行は6月1日よりで、1年とは歴年を指します。シンガポール観光振興局によれば、これはマレーシアからの訪問者にもっと便宜を図る目的だとのことです。

無料となる10日間を使いきった後、シンガポールが車両入国許可証(VEP)時間帯を実施中の時にシンガポール入国すれば、VEP料金は課金されます。車両入国許可証(VEP)時間帯とは、月曜から金曜日までの午前2時から17時までです。学校休暇中は例外的にこの時間帯が短縮されるとのことです。

2005年5月20日掲載


タクシー運賃値上げ

ジョーホールバルからシンガポールまでのタクシー運賃の値上げを認可する、実施は2004年1月初めから、と企業家発展庁が発表。
PasarBakti からの運賃 RM 10、 Larkin Bus Terminal からの運賃RM 12

2003年12月のニュース


シンガポール発マレーシア行きの長距離バスが発着するビル

シンガポール発マレーシア行きを運行する長距離バスがたくさん発着する場所が Beach Roadにある Golden Mile Complex と Golden Mile Tower です。この2つのビルは隣接しています。

すぐ近くにMRT駅はないが、Bugis駅から歩ける距離です。私の場合は20分ほどかかった。市内乗合バスは、SMRTバスが 961/ 980, SBSバスが 100/107  とお知らせがバス停に掲げてある。

Golden Mile Complex と Golden Mile Tower の地上階にはたくさんの旅行代理店、とりわけマレーシア行きのバス便を扱う会社が営業している。Golden Mile Complex(ビル) の場合、タイのハジャイ行きのバス便を扱う代理店もあり、両替え所が10箇所ぐらいもある。上記Transtar 社もこのビルに店を構えている。 このKomleks はミニ・タイと思えるほどタイ人用の店が圧倒的多数を占めている。タイの新聞、音楽、食品、食堂などがびっしり入居している。

2005年10月30日掲載