短期間、日程または帰国日変更不可能な旅行者向けのアドバイス
年末年始、ゴールデンウイーク、お盆などの休暇時期に限られた旅行日数でマレーシア旅行される方、それ以外の季節でも仕事などの都合で旅行日数が充分とれない方、このように旅行日数が短くマレーシアの日程・帰国日がほぼ変更できないがしかしパック旅行ではなくある程度の自由旅行をしたいと希望されている方は多くいらっしゃいますよね。そこでこのような方へのアドバイスとして書いておきます。
宿泊の面:人によって宿の好みは違いますから、3種類に分けます。
- 3つ星以上の中級ホテル以上でないとだめという方は、先にバウチャー購買か予約しておかれるのが一番ですし、その方が現地でコンタクトして宿泊するより多分安くなるでしょう。これぐらいのホテルになれば、事前購入バウチャーだけでなく現在ではインターネット予約またはメール予約できるところが多いと思われます。尚マレーシアの旅行会社がこのクラスのホテルパッケージを売り出していることがありますが、日本からではそれを知る、購入することがほぼ不可能ですね。
- 安宿はいやだが2つ星、1つ星のホテルでも時には構わないという方は、訪れた地でそのクラスのホテルを見つけてチェックインするだけですね。このクラスなら地方の町にも1軒ぐらいある場合が多い。ただこのクラスは数が多くないし案外人気がよいので、時期によっては混んでることもあります。そういう時はクラスをあげて3つ星または4つ星に切りかえるという、予算面の融通ができることが必要です。
- 星のない安宿でも構わないという方なら、予約など始めからする必要はないし、通常はそんなことはしませんので、訪れた地で安宿にいくつかあたって気に入ったところに泊まるだけですね。安宿は町規模であればまずどんな町にもあります。尚完全安宿派でいこうという人は、気に入らなくても泊まれる心構えが必要です(そこしか選択がない場合がある)。
交通移動面:まず当サイトの、鉄道、バス、電車、駅、市内交通など交通情報・案内に関するいくつかのページをよく読んでください。いずれもすべてIntraasiaの4桁回数の乗車実践と分析を加えた理論の両面から詳しく解説しています。
この文章の前提である旅行期間が短い、日程・帰国日が変更できない方が、マレーシアに着いた当日とか翌日にすぐ移動したい、または予約無しでは不安だからという場合、鉄道、飛行機、バス、タクシーを予約しておきたいとなりますね。そこで乗り物別に説明します。
- 中長距離バス:外国からのインターネット購買はほぼ道が閉ざされています、詳しくは「中長距離バス・タクシーの解説と運賃例」のページをご覧ください。バスが一番割安で、鉄道よりも乗車時間が短くて済むので、バスを使いこなせれば移動は効率よくできます。多少でも日程に都合がつけばバス利用を選択に加えるのがいいですね。といっても初心者にはなかなか手ごわいでしょう。週末、学校休暇時期、マレーシアの祝祭時期は特に混みますから、当日はいうまでもなく前日でも満席の便が多くなります。ですから混雑時期に当日、さらには前日でも狙った時間発のバス便乗車はほぼ無理だと考えて下さい。1人だけの旅行ならまだしも、2、3人のグループではさらに空き席は期待できません。
そこで外国からでも誰でもインターネット購買できるのが:
- マレー鉄道:とにかくまず 「マレー鉄道の案内と旅」ページを熟読してください(印刷をお勧めします)。その上で E‐Ticket で切符購買します。購買は60日前からできますよ。尚インターネット購買の切符を変更する場合、駅ではできますがインターネット上ではできません。E‐Mail予約もできます。訪れたい町、地方がマレー鉄道の路線上か至近にあれば、これを利用しましょう。
- 国内航空便:切符販売はインターネット切符購買が中心であり且つ日時、出発時刻によっては相当なる格安切符も買える可能性のある Air Asia がお勧めです。「国内航空会社(Internet購買)と国内空港」 のページで注意事項をよくお読みになってから購入してください。半島部では、ペナン、アロースター、ランカウイ、コタバル、クアラトレンガヌ、ジョーホールバル、がそれぞれKLIA空港との間に毎日数便あります。半島部とサバ州・サラワク州間のフライトも AirAsiaで購入できます。あらかじめ航空券で移動手段を確保しておき、さらにお金はかかるが着いた先の空港からタクシーで移動すれば、短時間に確実に目的地までたどり着けるというメリットがあります。
このように、マレー鉄道またはAirAsia または両方ともで日本出発前にインターネット切符購買しておけば、旅行日程上の移動において時間的確実性がぐっと加わりますね。
近隣の町まで移動
- クアラルンプール及び周辺の市、ペナンのジョージタウン、ジョーホールバル、この3域のいわゆる市内タクシーは、域外へまたは州外へは免許上走行できません(一部の例外はあり)。この場合市内タクシーとはメーター付きタクシーです、しかしメーターを必ずしも使用するとは限らないのが(もちろん違法)、マレーシアらしいところです。
- そこで域外の町やそれほど遠くないが州外になる町へタクシーを利用するには、市内タクシーでなくOutstation タクシーを利用します。これは街を流すのではなく一定のタクシー集合場で待機しており、目的地毎に1台あたりの料金が決まっているタクシーのことです。予約もできます。もっと手っ取りばやいが高く付くのが、中級以上のホテルならほぼどこでも備えているホテルのリムジンを利用することですね。「中長距離バス・タクシーの解説と運賃例」 をご覧ください。
以上のようなことを知った上でまたは切符事前購買して、マレーシア旅行がより楽しいものになりますように。
2003年10月24日掲載