ケダー州とタイの間にある陸路越境ポイントは1個所のみですが、半島南北縦断道路が国境まで続いているので、この越境ポイントはタイ・マレーシア間で一番通行量の多い越境ポイントです。マレーシア側の町をBukit Kayu Hitamと呼び、タイ側の町を一般にSadaoと呼びます(厳密にはDanokという地名だが、Sadaoで充分通じる)。
マレーシアのペナン、アロースター、そしてクアラルンプールからもBukit Kayu Hitam行きのバスが出ています。旅行者が一般に使うのはクアラルンプールからハジャイ行きの長距離夜行バスとハジャイからクアラルンプール行きの朝又は午後発の長距離バスです。尚クアラルンプールを朝出て夕方ハジャイにつくバスが2004年現在運行されている。
又ハジャイとペナンを結ぶ旅行代理店のバンと乗合いタクシーもほとんどこの国境を通りますから、バス又は車で陸路国境を越える方には一番おなじみの国境ですね。ハジャイからはクアラルンプールとかシンガポール行きのバスを運行するバス会社が何社もあるので、ハジャイの中心部に店を構える旅行代理店でごく簡単に予約できる。本数も多いので、繁忙期を除けば当日でも充分乗れます。
料金: 24人乗りのデラックスバスでクアラルンプールまで 300バーツ、バンでペナンまで 200バーツほど。
バスターミナル又は市内中心部の時計台の前から、Padang Besar行きのバスに乗り約1時間でサダオの中心部を通るので、そこで降りる、運賃17バーツ。尚ハジャイからSadaoが終点のバスはない、バスがいやならタクシーかSadao行き乗合いバンということになる。
参考:パダンブサール行きの乗合いバンの料金は35バーツ
Sadaoの市場横から出るソーンテーウ(乗合いピックアップトラック)に乗って約20分で国境の町に到着。車はその前に旧検問所を通るがそこではなく終点が検問所前です。そこは常時ツアーバスやタクシー、一般自動車が行き交う大きくにぎやかな検問所なので、どんな初めての人でもわからないことはありえない。
タイ国境検問所前一帯は歓楽の街なので、目立つホテルだけでも10軒はある、その他カラオケクラブ、パブ、マッサージパーラー、レストランなど遊びと食事向けの店がずらっと大通りと数本の小路両側に並んでおり、客引きが激しい。たちの悪い店に引っかからないようにね。通貨両替屋ももちろんあるし、多くの店、ホテルはリンギット通貨でも支払えるようだ。
タイ側の検問所すぐ後方付近でマレーシアの中長距離タクシーが客待ちしている、これに乗ってマレーシアのどこかの町へそのまま向かってもいいし、6又は700メートル以上離れたマレーシア側検問所まで国境地帯を徒歩で渡ってもよい。この歩道は日よけ天井付です。途中道路に面して免税ショッピングビルがあり、且つ食堂もある。
マレーシア側検問所はバス用とその他車用に別れており、バス乗客はバスを降りてパスポート検査と荷物検査をうけ、終わった場所に待っているバスに再度乗車することになる。
検問所すぎた所は広広とした施設があり、買い物や休憩ができるようになっています。
Bukit Kayu Hitamから国境地帯を歩いて越境して来た人は、とりあえずハジャイ又はSadaoへ行くことになる、ハジャイ行きはタクシーのみ。サダオ行きソーンテーウ乗り場は、検問所を背にして大通りの左側の目立たない所だ。もちろんソーンテーウだから発車時刻表だの停留所表示などは一切ないから、それらしい車が来るのを気を付けて待っているしかない。
Sadaoの市場付近からはハジャイ行きの乗合いバンが発着している。一人25バーツ、Padang Besarからハジャイへ行くバスを待ってもいいが、バンのほうが速くて便利です。
島のKuah 波止場のフェリーターミナルとタイのSatun 波止場間を結ぶフェリー便があります。ランカウイ発は9:00, 10:30、14:30、17:00 ですが、便数が少ないので出船時刻は必ず確認して下さい。もちろんSatun発も同じ便数です。
クアのフェリーターミナルにはマレーシア本土のクアラケダー又はクアラペルリス行きのフェリー便を扱うカウンターが幾つか並んでいます。そのうちの1社がサトゥン行きフェリーも運航しているのです。出発桟橋も本土行きの桟橋と同じです。当サイトの「ランカウイ」ページの行き方の項目もご覧ください、そこで最新情報を書いています。
Satun波止場はSatun市内から結構離れており、乗合いピックアップトラックがそこを結んでいます。入国手続きも簡単ですし、半島部に戻ってそこからハジャイへ行くよりも時間的には節約できますが、このルートはタイ旅行に慣れており、自分でバス便や乗合いトラックを見つけられる方向きです。
サトゥンについての詳しい情報は「旅マニアのための国境超え− その4 −」をご覧ください。