空路を除いて、パンコール島へ行く方なら必ず立ち寄る町ルムッはペラ州のマラッカ海峡に面した小さな町です。しかし筆者の7年ほど前の記憶から言えば、この間に増加してきたパンコール島への旅行者のおかげでしょう、いろんな面でずっと設備が整った町に発展したように感じました。この町にはマレーシア海軍の基地があることでもよく知られいます。
80Kmほど離れた州都イポーから頻繁にバス便がありますから、半島部の主要都市からならイポー乗り換えで行けますが、数は少ないもののKuantan, Kuala Torengganu, Butterworth、Johor Bharu, Seremban などから直行バスがあります。
Lumut間と一番頻繁に直行便があるのは、もちろクアラルンプールです。大手バス会社のTransnasional、Plus Linerが日に各10便近く運行しているのに加え、Restuなど中小のバス会社も数社が直行便を運行しています。Lumut直前にManjungという町で停車する。バス会社によって多少ちがいますが、午前8時ごろから夜7時ごろまで便があり、深夜便もあります、ただ深夜便は夜明け前に到着してしまいますよ。
クアラルンプールのプドゥラヤバスターミナルとルムット間の乗車時間は約4時間、運賃RM15.90です。この便の大多数は、Bidorで高速道路を降りてイポーを経由せず、直接ルムットに到着しますので、イポーへ行きそこで乗り換えてルムットへ行くより時間的に早い。
ルムットのバスターミナル、というより広場といっ言った方がいい、は広くてわかりやすく、食堂と食品類販売店が何軒も入居しています。右の写真
尚バスターミナルから波止場まで徒歩2分です。
バスターミナルをでて徒歩1分で、小さな商店街です。この入り口にマレーシア観光振興協会Tourism Malaysiaの案内所(9時から17時まで)とTeluk Dalam Resort とPangkor Laut Resortの3オフィスが入居した目立つ建物があります。Pangkor Laut Resortへ行く人はまずここに寄るべきでしょうね(下左写真)。外側にも大きくリゾート名が書かれているので道路からすぐ分ります。Tourism Malaysiaの案内所、どこでもまず同じですが、とても旅好きとは思えない女性等が座っており、詳しい状況を入手しようと期待しても無理ですね。マレーシア各地などのパンフレットを入手できます。
この建物に続く小さな商店街、すぐ斜め前に郵便局もある、には食堂、食品店、土産物店、そして両替所も店を開いている。
波止場はこの商店街のすぐ向こうです、波止場の入り口には”ようこそ”のアーチも建てられている(上中の写真)。波止場はこじんまりとしていますが、ここから運行するボート便が多いので常に人が出入りしている雰囲気です(下左写真)。パンコール島への3箇所へ運行しているのが、Pansilver Ferry会社で波止場の入り口建物に切符販売窓口あり(下右の写真)。
パンコール島間のボートは朝6時45分頃から20時ごろまで各方向実に30分に1本運行という頻繁な運行です。日祭日は多少遅くまで運行。料金大人:RM5です。尚Teluk Dalam Resortへ行く方は同フェリー会社の別ボート便です。こちらは約2時間に1本程度。
尚Pangkor Laut Resortとの間はこのフェリー会社は運行していません、上記で紹介したPangkor Laut Resortのオフィスで斡旋しています。
波止場の両側の海岸沿いは小さな公園です。また波止場の切符窓口と同じ建物にはパンコール島にある4つ5つのリゾート・宿がオフィスを構えて客引きをしています、
すぐ前には海産物を中心とした土産物店と屋台食堂のある平屋の商店街がある(中段の右写真)。斜め前には安宿が立っている、例Hotel Indah 1泊RM40.
その後ろにはまた別の商店街がある、そこにはファーストフード店、銀行もある。
波止場前の時計塔の周りには、タクシーが何台も常時客待ちしている、もちろんメータータクシーではありませんよ。
このようにルムットは小さいながら、一応必要な施設の集まったツーリストタウンですね。