イポーを中心にした大イポー圏を Kinta渓谷と呼び、人口は約60数万人を数えます。Kinta渓谷はかつて20世紀初頭には最大の錫鉱山開発地区でした。イポーが町として急発展を始めたのは、錫鉱山ラッシュが始まった1877年のことだそうです。当時は英国植民地政府がペラ州を支配していました。
クアラルンプールからイポーまでの交通便は、Pudu Rayaバスターミナルからバスで2時間半から3時間かかります。ハイウエーを走る時間は2時間ほどでも、ハイウエー以外の部分を含めると合計3時間近くはかかることになる。2008年12月時点の運賃 RM 17.5 で、Transnasionalバスなどいくつかのバス会社が朝から夜まで頻繁に運行している。需要が多いので休み前日、休みの日などは事前に切符を買い求めたほうが無難です。
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イポーからのバス運賃(2004年時点の古い運賃): コタバル行き RM21.6、 バタワース行き RM9.1、ペナン行き RM11.4 、キャメロンハイランド行きなど主要各地へバス便がある。
イポーの中長距離バス発着場は昔からずっと、 市内中心部の Medan Kidd と呼ばれる一画にある、バス会社各社の切符を売る販売店が何軒も入居した建物2棟とその建物に挟まれた狭いごちゃごちゃした場所でした。しかし今では次の新バスターミナルが多くの中長距離バスの発着所として利用されています。
中長距離バスの発着は狭くて使いにくい旧発着場の替わりに、市内中心部から少し離れた場所にできた Terminal Medan Gopeng に、2004年10月から移転しました。新バスターミナルに移転後も、旧バス発着場が一部使用されていましたが、現在では中長距離用としてはもう使われていないはずです。
これまでの旧バス発着場のあるMedanKidd 一画から見て道路を挟んだ斜め前に位置するのが、ペラ州内各地へ運行する各社バス便の発着場 メインバスステーションです。
つまり近郊バス専用のバス発着場であり、古くてオンボロな建物と施設です。中長距離バス用のTerminal Medan Gopeng が使用開始となっても、この近郊バス発着場は影響を受けません。
2004年中頃キャメロンハイランドに通じる新ハイウエーがオープンしたためでしょう、このバスステーションからこの新ハイウエーを経由してキャメロンハイランド行きのバスが運行しています。2004年10月時点で、8時、11時、15時 運賃RM 5.5、 2時間かかるとのこと
このバスステーションを背にして広い道路を左方向へ真っ直ぐ徒歩5分で、マラヤ鉄道のイポー駅に到着します。
新市街には数多くの歴史的建造物が目立ちますので、その写真を掲げます。