ジョーホールバルの最大バスターミナルを Larkin Bus Terminal といい、市内中心部から結構離れた郊外にある大きな建物である(市内バスで15分ぐらいっかり、2011年時点の運賃 RM 1.7)。中心部にないぶん中心部との行き来は面倒であるが、反面ターミナル自体がゆったりと作られており、混雑感が少なくバス乗降にとまどいが少ないという利点がある。
地上階に各バス会社の切符販売窓口があり(下左の写真)、その上の1階がマレー店を中心にした小売店階です(下右の写真)。ターミナルビルの端でつながる一見別の建物みたいな地上階の部分が伝統的市場(マーケット)で、その2つ上の階つまり2階に食堂・飲食店がいくつかある。
近年バスターミナルビルの改装工事が行われた結果、床、壁などがぐっときれいになり、現代的なトイレが新造された。2階は全体的に明るくなった。
クアラルンプールの TBS Bandar Tasik Selatan 南部方面統合バスターミナル発着で、大手のバス会社を含めていろんなバス会社が頻繁にバス便を出しています。朝 7時ごろから夕方までほぼ毎時便がある、夜は夜行便となる、しかしどのバスも夜明け前についてしまう。片道運賃約 RM 31 (2011年4月)。ただし休日や休暇時期は実売価格が値上がりするのが一般的だそうです。
バス乗車時間:約4間半から5時間ぐらいかかる。途中ジョーホール州内でハイエーを降りて30分ほどの食事休憩がある、一部のTransnasionalバス、Pluslinerのようにハイウエーのサービスエリアで食事する場合もあるが、これも運転手次第であり、よって全体から見ればかなり小数派となる。
西海岸の主な行き先: Melaka(本数が多い), Seremban, Ipoh-Lumut, Butterworth, Penang, Alor Star,
東海岸の主な行き先:Kuantan (2008年 RM 24), Kuala Terengganu, Kota Bahru,
内陸部:Jurantut(夜行のみ)、Genting Highland,
クアラトレンガヌ、コタバル、ペナンなど遠距離にある都市への便は午前と夜間に固まっている、 ペナン行きの朝便はごく少ない Konsortiumバス のペナン行き 21時
マラッカ、クアンタンなどそれほど遠くない都市への便は午後便もある。
最大バス会社 Trannasional の2008年のスケジュールを抜粋
クアンタン行き 午前3便、午後4便、クアラトレンガヌ行き 午前9時と午後9時半及びSegamat 経由で同様の便数、 コタバル行き 午前はクアラトレンガヌ経由の1便 と午後9時 ビジネスクラス車輛 RM 62、普通車輛RM 49、Tanah merah/Pasir Mas/Rantau Panjang 20時発 など、 クアラルンプール行きはほぼ毎時
州内大手バス会社のTransit Linkバスが州内のMuar, Kota Tinggi, Batu Paht, Pontian, Kluang , Mersing などほぼ全ての町との間を頻繁に運行している。ほとんどのバスがエアコン車です。 その他数社の州内バス会社も運行便を持っている。例:PasirGedangまでRM4.0。上記Causeway Link バスもいくつかの州内行き先との間を運行している。ジョーホール州の行き先をみると、Mersing 間はSegaamt、 Muar, BatuPahat ほど本数が多くはない。Causeway Linkバスの2008年の Mersing行き:運賃RM 10、時刻表: 11:30, 19:00
重要
シンガポール側からの陸路国境通過の情報は、「隣国との国境の超え方と情報」 を開いて”シンガポール”のページにあります。ここで述べている情報に加えるかたちですので、是非目を通して下さい。
次ぎの3社がジョーホールバルとシンガポールのQueens Road 間を運行しています。
1.シンガポールの乗り合いバス
おなじみのSBSバスの170番(下左の写真)が1日中頻繁に運行している。シンガポールはQueens Streetのジョーホルバルバス発着場が発着となる、もちろん MRT Kranji 駅前からも乗れるしその方が全体の所要時間は短くなるでしょう。
シンガポールのSBS Transit バスのルートを図示
2.乗り合いバス形式でない急行型バス
Singapore-Johor Express バス(下右の写真)が結構本数多く運行している。シンガポール側の発着場所はSBS170 及び Causeway Link バスの発着地点と同じジョーホールバルバス発着場 (MRTブギス駅から徒歩5分)です。運賃 RM 2.40、6時半から23時頃まで運行。
(注:Causewayバスはコタラヤバスターミナルを Kotaraya 2 と呼んでいる。これはショッピングセンターのKotaraya との勘違いを避けるためでしょう。)
その後2004年か2005年かわからないが、第2連絡橋ルートを走る Causeway Link バスが2ルート運行になった。2005年10月時点では
バス便名 | 始発・終点地 | シンガポール側 | マレーシア側 | 終点・始発地 |
666 |
Jurong East ターミナル | Tuas Check point | Gelang Patah経由 | Larkinターミナル |
CW3 | --------------- | Kota Raya 2 |
昔から運行している Majuバスの空港行 207番がある、ただどの程度の運行頻度であるかは未確認。
Causeway Link バス 333番:運賃RM 5.0,所用時間30-40分ぐらい、Larkin発の場合は6時から18時50分まで運行、空港発の場合は23時過ぎが最終バスとのこと(2004年早期の時点では)。Causeway Link バスの空港便はAirAsiaの発着を念頭においた運行スケジュールのように推定される。
下段のKotaraya バスターミナル の項目もご覧ください。
バスターミナルビルの横出入り口が市内方面のタクシー乗り場だ(下右の写真)。市内タクシーは赤色と黄色に塗られているので、すぐ見分けがつきます。運転手によれば、Senai空港までRM30とのこと。
Outstationタクシーと呼ぶ、乗り場はバスターミナルの裏口付近に位置し、行き先毎に札がかかっている(下左の写真)。この空色のタクシーは乗り合いタクシーなのでつまり行き先毎に1台いくらと決まっており、それを乗客の人数で割った分がタクシー料金になる。1人当り運賃の例:マラッカRM40、クアンタン RM50
外貨公認両替所とその隣に一時荷物預け所がある。両替え所は、2004年4月の読者の情報では「朝7:00にはやっていまいした」 とのことです。入り口の表示にも7時からと書かれている、近くには銀行の現金自動引き出し機もある。2008年7月に私が訪れた際数えたら全部で5箇所に両替屋がありました。飲食場所はターミナルの1階だけでなく2階にもあり、数は多い。
ラーキンバスターミナルの改良工事 (2004年7月20日の新聞記事から)
JB Sentral の正面口を側面撮影した写真(2013年7月撮影)。 この歩道橋は右側にある City Square ショッピングセンターにつながっている
市内中心部でバスに乗る場合は、マレー鉄道駅の斜め対面になるKomtar前のバス停か、シンガポールがまじかに見える海峡に面したジョーホールバル市庁舎 (通称 Bandaraya と呼びますし、バスフロントガラスにもそう表示が出ている場合が多い) バス停がよい(下右の写真)。この場所は誰でも知っている且つ中心地の一つであり、タクシー乗り場も併設している。
ジョーホールバル市庁舎 (下左の写真)の隣は郵便局POSで、今は廃墟となっているWater Front City からも徒歩数分です。
ジョーホールバル市内中心部の一画にあり、Puteri Pan Pacific Hotel から徒歩数分の距離、高層ビルのMenara Landmark のごく至近に位置する屋外式の平面バスターミナルです。中長距離バスは一才発着せず、且つ近距離の限られたバス便だけの発着なので、がらんとしている(下の写真がその全景)。
しかしLarkinバスターミナルが建設されるまでジョホールバルの主バスターミナルであったように、場所は便利なところです(Jalan Terus)。ショッピングセンターのPlaza Kotaraya と混同しないようにしてください(徒歩で6、7分離れている)。
不思議なことに、ジョーホール州発行の立派な市内地図では、このKotaraya バスターミナルが記載されていない。意識的だと思われますね。