格安航空会社 AirAsia の案内と情報



イントラアジアからのお知らせ −2011年5月5日記

AirAsia X を含むエアアジア (AirAsia)全般に関して、Intraasia は2010年10月末に専門ブログを立ち上げ、その後徐々に内容を増やしながら運営しています。そのため現在では、AirAsia の案内・説明と情報はブログのみで行っています。このホームページではこれまでのエアアジア (AirAsia)に関する紹介・説明と関連ニュース、及びアンケート結果を載せています。興味をお持ちになりましたら、ざっと目を通してくださいね。

次のブログ名をクリックしますと、ブログが開きます:  日本人のためのよくわかる格安航空エアアジア(AirAsia)のお話

エアアジア (AirAsia)発足以来ずっとそのニュースを追いながら、エアアジア (AirAsia)を利用してきた Intraasia ならではのブログです。



このページではアジア最大の格安航空会社である AirAsia の紹介と案内をし、インターネット座席購買を説明します。

マレーシアの空を運行している航空会社は、ナショナルキャリアーのマレーシア航空(通称MASという)だけではありません。乗客用航空としてMAS以外にマレーシアの航空会社は3社あります。格安航空会社として有名なAirAsia 、マレーシア航空の子会社Firefly 及び 規模がずっと小さい小航空会社のBerjaya Airです。Berjaya Airに関しては、「国内の空港とその発着航空会社」 のページをご覧ください。

格安な国内航空便会社として急速に伸びてきたAirAsiaは、2003年後半の時点で国内乗客便の面においてマレーシア航空に迫り、そして2003年末頃には近隣国へのフライトも開始し、当初呼んでいた小規模の国内航空会社と呼ぶことはできなくなりました。それほど路線数と便数の多い航空会社に成長しました。タイとインドネシアにそれぞれAirAsiaが資本を持つ現地航空会社があります。さらに2007年には長距離専門の国際航空会社 AirAsia-X が発足しました。

2011年2月最終更新


インターネット事前購買が中心の格安航空会社 AirAsia


現在の Air Asiaは、ほとんど成功していなかったこの航空会社を当時のオーナー会社 Hicomグループが2001年9月に Tun Air Sdn Bhd にわずか RM 1で売却したことが発端です、(これによって Tun Air が現在も主たる持ち株会社となっています)。 その後この新オーナー兼経営陣の戦略の下で非常に活発で目覚しく伸びたのです。

AirAsiaは、2002年1月中旬に驚くべき大幅値下げと新ルート開始を発表してビジネスを開始しました。そのとき以来私はAirAsia の応援者でありファンです。 Air Asiaはその後、2003年終り頃からまずタイとの間でフライトを始めました。さらにThai AirAsiaが合弁で発足してタイ国内で運行開始しているように、AirAsiaは今後も飛行地を増やす計画です。その後インドネシア国内でも現地会社が発足しました。

2008年3月時点でAirAsia グループは90の路線、47の都市に飛行しています。67機を保有し、175機を新規注文に出しています。従業員数は5000人近い規模です。


右写真はLCCターミナルのエアアジア機 −2011年8月撮影

運賃が非常に変動する

運賃はマレーシア航空より安い運賃で、便宜的に名づければプロモーション運賃である特別最低価格、最低価格、低価格、中価格などというように、運賃を価格帯内で頻繁に変動させています。特に特別最低運賃は超といえる安さです。このため 購買時期と搭乗時期によって、さらに曜日と出発便時間によっても運賃は相当上下しますので、具体的な月日の運賃とフライトは下記のAirasia サイトで調べてください。超格安な運賃の適用される座席数には当然限定がありますが、何席あるかの推定はほぼ不可能。一般的な傾向として言えば、できるだけ早期に、その国の繁忙期でない時期の、平日のフライトを購買すればより安くなる、もし複数便あればより不便な発着時間の便の方が安い、となるでしょう(例外はあるが)。

インターネットサイト: www.airasia.com そこでインターネット購入が可能です、というより既に切符販売の過半数はインターネット購入なのです。もちろん日本からも可能で、Master かVisa クレジットカード使用に限ります。下記で説明しているように:

ホームページは2003年中頃から英語、華語(中文)、マレーシア語版と3言語での選択ができるようになり、その後さらに、タミール語、タイ語、シンガポール、インドネシア語など発着国が増える毎に新しい言語が追加されています。

事前購入法: インターネット購入以外は、全国どこからでも 1-300-889933(毎日8時から21時)に電話し、郵便局振り込みで購入します、
それ以外の予約電話:Penang (No33 GF Prangi Mall, Jalan Dr. Lim Chwee Leong) : 04-2962222  Kuching: 082-283222、 Kota Kinabalu: 087-438222、Kota Baru:9-5912222, これらは9月発表の番号。04-955 5668 (Langkawi), KL: 03- 76512222
尚空港のAirAsia販売窓口でも座席販売していますから、空き席があれば当日でももちろん買える。下記の関連事項を参照のこと。 

AirAsiaの全便が LCCターミナルから発着

AirAsia がその全便を発着させる、格安航空専用ターミナル( LCC Terminal と呼ぶ)が2006年3月24日に全面オープンしました。 全便がこれまでのメインターミナルからLCCターミナルに移転しました。詳しくは KLIA空港の交通案内と施設情報 をご覧ください。


運賃は大きく変化しますし、さらに運行頻度も次第に変わりますので、AirAsiaのサイト www.airasia.comで必ずチェックしてください。

  1. かつては運賃に税など(保険料, 空港税, 事務費 )が含まれていませんでした。しかし2009年以後は、 AirAsia のサイトでは全て込み料金で表示されます。
  2. ジェット燃料高騰のため2005年中頃から燃料追加額は以前と比べて大幅に値上がりました。しかし2008年12月から燃料費追加代の徴収は廃止されました
注意:マレーシアへ向かう国際便によってはそれぞれの国の出国税などが現地で別途加算されます。 例 インドネシアからマレーシアへの便では出国税が空港税とは別途に徴収されている。これは旅客が航空カウンターではない別の窓口で支払う(販売機もある)方式です。

AirAsia の規則と条件からの抜粋翻訳 (クリックしてください)を読んでおいて下さい。

フライト内容の調べ方


AirAsiaホームページで直接購入以外の切符の購入方法:

1. この場合、インターネット購買だけに適用される最安値のプロモーション運賃は適用されません(買えません)
2. 全てクレジットカードで払います、ただし代替として次ぎの方法でも支払える


Air Asiaの機内での特徴−国内便と国際便に共通

過去除法:連絡バスなどの関連情報
ジョーホールバルのスナイ空港起点の発着便が増えた。AirAsiaのサイトにはスナイ空港とのバス便、タクシー便などの細かい情報が載せてあります(当サイトも該当ページで独自に載せているのでご覧ください)。

乗り継ぎカウンターではAirAsia便を扱わない

出入国手続きせずに飛行便を乗換える乗客のために、空港ターミナルビルに設けてある TransferCounter 乗り継ぎカウンターでは、AirAsiaの搭乗手続きは一切扱いません。つまり、1度到着階ロビーに出て、次いで出発階ロビーにあるAirAsiaカウンターで搭乗手続きが必要です。これはどの国であれ AirAsia 全便に関して同様です。

AirAsia の規則と条件からの抜粋翻訳

以下は、インターネット事前購入した後AirAsia が購入者に通知する、または購入する際にインターネット上で表示される規則と条件を抜き出したものです。日本人利用者としても注意すべき点を抜き出しました。それ以前と比べて2005年に条件がわずかに変わりました。


参考:いくつかのAirAsia関連の記事から

2002年4月20日の新聞記事から
国内線航空会社のAirAsiaはアジアで初の 航空券なし システムを取り入れます。これによってAirAsiaはRM100万の節約になるとのことです。AirAsiaはその親会社がAirAsiaを買収して以来、積極的な低価格路線とプロモーションに励んでいます。同社の社長は、チケットなし システムはオンライン化の一環ですと、述べています。「すべての乗客が必要とするのは氏名と確認番号です。乗客が持参する必要があるのは、身分証明書またはパスポートだけです。」 「従って乗客は切符を受領する必要がありません。」
AirAsiaの切符購入方法は3つ、銀行で現金払い、クレジットカード、MaybankとAlliance Bankの口座から引き落としです。
2005年に、さらに携帯電話のSMSが加わった。 

ひとこと:AirAsiaはその経営がTunAir下に入って完全に入れ替わった2002年早期以来、斬新な価格体形と予約方式を取り入れ、新しい路線を次々と開設したことで、2002年は乗客数100万人を記録し、2003年は200万人を運んだと発表しています。2004年4月現在保有機は15機です。2004年6月で終った決算期では、子会社のタイAirAsiaを含めて280万人の乗客数でした。

2002年7月2日の新聞記事から
AirAsiaは空港バスのAirport Coachとパートナー契約を結びました。これによると、AirAsiaの乗客は、KLIA空港とDutaバスターミナル間を走行する空港バスの料金からRM10割引を受けます。つまり通常のRM20がRM10に、バス+バンの料金はRM15になるわけです。
尚この割引プロモーションは2004年現在も続いています

2004年12月19日の新聞記事から
AirAsia は現行の使用機数 24機に、6ヶ月から10ヶ月後にはさらに12機増える予定です。これとは別にAirAsia はAirbus 社に対して、これまでの同社の最大の注文として、A320機を40機注文を出しました。 最初の飛行機が配達されるのは2006年1月とのことです。そこで早急に飛行機が欲しいAirAsiaは、上記の12機をリースして借りる意向です。
AirAsia は現在B737機を24機使用しており、内19機はリース使用です。AirAsia は拡張路線のため飛行機の必要性が迫っています。KLIAからマカオへの路線は開始したばかり、ジャカルタ−メダン間は搭乗率が非常に高いこともあり、機を増やして路線を増やしたい計画です。このAirbus 購入の資金 約US$25億 は、ヨーロッパの信用機間から得る信用枠の元で買い入れ金から行うとのことです。

マレーシアとタイに加えて、2004年12月にインドネシアにも進出したAirAsiaは、2004年の乗客数を800万人と見込んでいます。インドネシアの航空機会社AWAIR を買収した形です。

2005年3月9日の新聞記事から
AirAsiaはその切符販売において、現時点で約55%がインターネット経由で販売されていると明らかにしました。マレーシアでAirAsiaの切符は毎月15万座席ほどインターネット販売されている、タイとインドネシアの子会社を含めたAirAsiaグループ全体では毎月50万座席が販売されていますと、同社。同社はインターネット販売の率を年末までに65%に引き上げたいとしています

2005年8月24日の新聞記事から   「携帯電話での切符事前購買システムを開始」
格安航空AirAsiaは、携帯電話を利用する切符事前購買システムを開始しました。記者会見でCEOは説明する、インターネット利用者よりも携帯電話利用者の方がはるかに多いので、より多くの顧客を捕まえることができるでしょう、と。AirAsia は現在、購買客の56%がインターネットによるものたとのことです。

「携帯電話を利用する切符事前購買システムは世界どこからでも利用できます。電話での購買と違ってこうしたシステムは大勢の利用者になっても大きな投資は要らない。」 とCEO。

2005年12月10日の新聞記事から
AirAsiaが注文したエアバス社のA320航空機 60機 の内の最初の機がマレーシアに到着しました。今月中に2機目も到着する予定です。今後大体1ヶ月に1機のペースでAirAsiaに配達されるとのことです。CEOは、このA320機を、コタキナバル、クチン、ペナン航路に使用すると語りました。

2006年1月21日の新聞記事から
マレーシアと違ってAirAsiaの財政状況はたいへん良い。昨年度決算(2005年6月期)ではRM 6億6600万の売上とRM 1億1100万の純利益を記録しました。

2006年5月3日の新聞記事から
AirAsia グループは今年1月から3月の乗客総数は253万人で、昨年同期より55%伸びたと発表しました。マレーシアのAirAsiaだけで見ると、156万人で前年同期は110万人でした。タイAirAsiaも乗客が増えて、66万人です。

2009年2月13日の新聞の記事から
(AirAsia はその運行全便においてこれまで座席割り当ては行っていませんでした。そこで好きな座席を取りたい人のために Xpress という通常の列並びよりも優先的に搭乗できる有料サービスを設けていました)しかし来週火曜日からAirAsa は座席選択サービスを取り入れ、全乗客に座席購買時に座席番号を自動的に割り当てます。座席を選びたい人のために、特定座席用(ホット座席)として RM 25でまたは通常座席選択用としてRM 5 の料金を課します。特定座席用(ホット座席)の人は、他の人より先に搭乗できます。
このことで乗客は通路席または窓際席などを選択できますと、AirAsia 側は説明する、「好きな座席を求めて我先に走ることはもうありません。」 「乗客はいつも座席選択性を選択を好んでいます。」 なお長距離便のAirAsia Xは当初から座席指定です。「この選択サービスを事前購入時に開始した2月5日からの反応は上々です。」 KLIA格安航空用ターミナルの拡張工事に関して、出発ターミナル部分は3月15日までには完成すると、AirAsiaのCEOは述べました。

2009年7月14日の新聞の記事から
AirAsia は 2007年12月にAirbus 社の A320-200型を175機発注しました。注文機の配達は順次2014年まで行われます。2010年と2011年はそれぞれ24機づつの配達予定です。 AitAsiaの経営最高責任者は、このA320-200型の2010年配達分中、8機を後送りする計画だ、2011年も同様にするかもしれないと、明らかにしました。「来年は所有機を全て 320型にすることにします。リースしているB737型をリース元に返却します。」 2009年分の14機中5機はすでに受け取りました。
2009年6月時点でAirAsia が所有するA320型は61機であり、その内タイAirAsia とインドネシアAirAsia が使用している分は13機です。 加えてB737型を16機使用しています。経営最高責任者は航空機購入の資金繰りに問題があるので配達を遅らせるという論を、否定しました。「どんな航空会社も(この経済状況の)影響を受けている。わが社のキャッシュフローは健全です。」

20010年2月末の新聞の記事から
AirAsia は2009年12月末締めの 2009年第4四半期の決算を発表しました。純利益RM 7600万でしたが、核ビジネスである営業利益は2008年同期より減ってRM 1億1900万でした。 
2009年度の決算では、売上高はRM 32億で2008年より11%増です。税引き後利益はRM 5億4900万です、2008度決算ではRM 5億の赤字でした。乗客総数を見ると、21%増加、平均運賃はRM 168です。 客席充足率は75%。




マレーシアの格安航空 AirAsia は2002年のビジネス開始以来、目覚しく発展し驚異的ともいえるスピードで国内外に路線拡大してきました。Intraasia は当初からそのビジネス方針に関心を抱き且つ感心したことから、当サイトでは頻繁に関連ニュースを載せ、同時に応援してきました。日本語サイトの中で最も早くから AirAsia に注目したサイトのはずです。

そのAirAsia 翼下の長距離国際航空会社 AirAsia-X が2007年発足し、徐々に路線を増やそうとしています。早ければ来年中には日本就航を予定していると一時報道されました。しかし発着空港はまだ選択兼交渉過程にあり、決定していません。なお、格安航空ですから成田空港、関西空港に就航する可能性はまずありません。マレーシア専門ホームページであり、少しでも安く旅行されたい読者が少なくない当サイトとしては、就航時期と空港に非常に興味あるところです。

読者の皆さんからの声として、最もお勧めである就航空港の投票を始めましたので、多数の方の参加をお待ちしています、という 「AirAsia-X の日本での発着空港はどこが最適でしょうか?」 投票を実施しましたので、リンクをクリックしてご覧ください。
2008年8月3日記

お知らせ
AirAsia は依然として日本への便を開始していません。そこで日本就航を願って、Intraasia は2009年に 【今週のマレーシア】 第559回で 「日本の空港当局と旅行業界はもっと熱心にAirAsiaを誘致しようではないか!」を書きました。どうぞお読みください。