10月中旬に『新聞の記事から』で紹介した記事を紹介しておきます。この記事でわかるように、国立ボタニカルガーデンシャーラムはお粗末な状態です。
以下は記事
(スランゴール州シャーラム に農業公園という名称の公園がありました、広さ817ヘクタールという広大値面積です。1990年代の当時からその維持状態のお粗末さがいつも指摘されていました)
政府は2008年以後予算RM 1億4千万をつぎ込んで2段階の改良工事を行うことになりました、そして完成を持たずに名称を国立ボタニカルガーデンシャーラムに改称しました。政府関係者によれば、この改良工事はしばしば放棄され、その後また再開というサイクルを繰り返してきたとのことです(従ってまだ完全に終わっていない)
しかしながらそれらの予算支出の成果は何ら現れていません。公園内のいろんな施設はほったらかしにされており、お粗末な状態です、とても人を引付けるアトラクションではありません。訪問者がこの状態に不満を漏らすのはわかります。
園内を走るトラムは乗車代RM 3です、運転手は単に走るだけで、車のスピーカーからはなんの案内もありません。 入場者が手にするのはカラーパンフレットではなくパンフレットのコピーです、それには園内の地図が載っている。パンフレットに魚釣り天国と書いてある場所では、養殖池は空であり、川の水は汚く濁っている。文化村は、閉ざされており活動してないようだ、周囲はごみが散らかっており、メンテナンスはお粗末だ。パンフレットには動物ショーがあると書かれているが、実際の動物の状態を見れば、それが不可能なことはいうまでもない。
外国人旅行者を含めて、週末には訪問者が増えるが、現実に国立ボタニカルガーデンシャーラムで見るべきものはない。名前はボタニカル公園だがその種の植物はほとんどない。
(Intraasia注:旧称農業公園の時代から現在に至るまで、その名の示す働きをしていないことがわかる。基本的な欠陥は、この種の施設を作ることだけに熱心だが、あとは維持する努力も人材もいないことです。スランゴール州には他にもオーキッドパークというのも昔あったが、とっくの以前に同じ運命をたどったようだ。 官僚と政治家に農業公園、ボタニカル公園ということへの情熱と知識がなく、作るだけで終わり、州政府も国も施設に適した知識を持った人材を雇わず、維持費をかけない、そのため完成した後急速に劣化していく。この悪循環が長いこと続いている)
以上
入り口の門 園内の遊歩道 行き先を書いた立て札
開園時間: 午前9時から午後4時半まで、入場料はRM3です。休みは月曜日。
園内はたいへん広いので歩きだけで回るのは相当たいへんです。そこで無料園内バスが1路線だけ運行しています(下右の写真)。30ほどに1回です。また貸し自転車が2軒あります(下中の写真)。公園本部をでてすぐ左手に見えます。最初の1時間RM3、新型自転車はRM5、そのあとは毎時間RM1です。