クアラスランゴール訪問
2011年プドゥラヤバスターミナルが大改造されて Pudu Sentral と改称された後のバスによる行き方
- 以前あった、クアラルンプール−クアラスランゴールを直接結ぶバス便はなくなった
- 切符売り場の 40番窓口 SPT Sabak Brenam -Kuala lumpur Sdn Bhd(会社) が運行する サバック ブレナム行きに乗り、途中の Kuala Selangor で下車する。ただし窓口に Kuala Selangor の表示はない。
- 金曜と週末は9時始発から大体1時間から2時間に1本程度の運行。 平日は運行本数が多少少なくなる
- Pudu Sentral での発車はプラットフォーム11番、 予定運行時間を守らないバス会社ですので、承知しておくこと。
- 南北ハイウエーを走行後、数年前に完成した KL- Selangor Expressway を通るので、所要時間が劇的に短くなった。 クアラスランゴールまで1時間半もかからない。
- このバス会社のバスは全てサバックブレナム行き。 ハイウエーを降りた後一般道路を走行する。一本道路なので必ずクアラスランゴールの町を通り抜ける。
- 降りる場所がわからない人は運転手に頼んでおくこと。ただしクアラスランゴールのどこで降りるかをはっきりさせないといけない。運転手が地理に詳しいと思い込まないこと。
- Kuala Selangor までの切符を売ってくれなくても、次の町 Tanjung Karang まで買い、途中で降りればよい。 バスはその後 Skinchan 、Sungai Besar、Sabak Brenam へ走行していく。
Kuala Selangor からクアラルンプールへ戻るのは厄介です。 この Sabak Brenam -Kuala lumpur Sdn Bhd(会社) バスは Sungai Besar からやって来ても、クアラスランゴールは客を拾わず単に通り過ぎるだけだからです。
そこで同じ道路を走行している Klanng 行き乗り合いバスに乗り、Klang へ行く。そこからクアラルンプール行バスに乗る. またはクアラスランゴール −クラン間を運航しているバスがあるかもしれない(以前はあった)
−2012年6月及び2013年4月の追記
以下の乗り方は過去情報です
Kuala Selangor への行き方
クアラルンプール最大の中近遠バス発着所である Pudu Rayaバスターミナルの23番プラットフォームから、Kuala Selangor行きのバスは発車します。Pudu Rayaバスターミナルはその階下の発車場所に1番から24番までプラットフォームがあります。各プラットフォームへ降りる階段の所にプラットフォーム番号とバス会社名、複数の場合もある、を書いた立て札が掲げてありますが、バスの行き先と時刻はどこにも書いてありません。つまりプラットフォームはバス会社別になっており行き先別ではありません。大きなバス会社は複数のプラットフォームを持っています。
とにかくKuala Selangor行きはSelangor Omni バス会社の23番からだけですが、この番号を忘れた場合は、バスターミナル中央にある案内所で尋ねて下さい。このバス会社の車両は近距離が多いせいか、おんぼろで冷房のない車両がおおいのですが、Kuala Selangor行きは全部冷房車のようです。ラッキー。
Selangor Omni バス会社は中遠距離路線のバス会社と違って切符を売るブースをバスターミナル内に持っていませんし、発車時刻もしっかりと決まってませんので、この23番プラットフォームでバスが入車してくるのを気長に待つだけです。ただ運転手によればKuala Selangor行きは30分に1本あるとのこと、それほど長く待つ必要はないでしょう。入車してきたバスのフロンガラスにKuala Selangorの地名と路線番号141を確認して乗り込み、その際料金のRM3.9をワンマン運転手に払って下さい。正確な金額の持ち合わせがなければRM4でいいのです。ワンマンバスはお釣をくれませんから。
さて私はお昼ごろこのバスに乗り、ちょうど2時間かかってKuala Selangorに着きました。最初の1時間は混んでるクアラルンプール市内を走るので遅いのですが、後半の1時間はSungai Buloh道路を快速に走ります。この道は両側にパームツリーのプランテーション農園が延々と続きますから、マレーシア経験が少ない方にはきっと興味深いと思いますよ。プランテーション農園の広大さを実感できることでしょう。
Kuala Selangorに近づけば民家が増え、町に入ったことがわかります。ここでKlangからの道路と合流することになります。ですからクアラルンプールからKlangまでバス又は電車で行き、そこでKuala Selangor行きバスに乗り換えていくこともできるのです。
バスは右写真のバス乗降広場に着きます。広場前にショップロット街(下が店舗、上が住宅の建物)が並んでますので、その前の道をバス広場から離れる方向に歩いて下さい。
数分で左側に郵便局があり、やがてスルタンの王宮、さらに道にそってずっと歩いていけば、両側に学校が数校あります。道は簡素な住宅街といった趣、一、二度道に”De Palama Inn”の看板が出ていますよ。最終的に道路が右にカーブする角にKudai(食べ物屋)が一軒あり、そこから数分で この町随一の中級ホテル De Palama Innに到着です。
De Palama Inn
バス広場のあたりには安宿がありますが、せっかく田舎町にきたのですから、周りがいかにも田舎町らしく住宅がまばらに建っている閑寂な環境にあるこのシャレータイプホテルに泊るのもいいかもしれません。
De Palama Innは97年に開業したとかで、全宿泊施設はシャレーです。ホステルもあり。テニスコート、小さなプールが施設としてあるのが中級ホテルらしいです。流星観察するつもりとついでに蛍鑑賞もしようとの目的でKuala Selangorまで行った筆者はホテル周囲の環境を見てそこに決めました。De Palma Inn Kuala Selangor のTel: 03-32897070、
ホテルの宿泊パッケージには2種類あり、
- Kampung Bukit belimbingへの蛍鑑賞送迎と入園料込みで1泊1室朝食付きでRM90、2人の場合はRM120
- 上記蛍鑑賞とNature Park(Taman Alam)送迎入園込みで1泊1室朝食付きで、2人の場合はRM140
いずれも日曜から木曜日までの泊まりの税込み料金で、金曜と土曜日は2割ほど値段が上がります。従業員も親しみやすく地方のホテル雰囲気がいいですね。
2001年12月追記:平日料金RM110net, 週末休日料金RM150net. いずれも2人部屋泊まり料金(蛍含まず)
www.depalmahotel.com 、 無料電話 1800-181008
Bukit Melawati丘
クアラスランゴールの町の中に小高い丘 Bukit Melawatiがあります。そこはかっての砦跡でもあり、そこへ上って昔の砲台が飾られた展望所から眺めると、眼前にマラッカ海峡が広がりその手前の海岸線にひろがるNature Park(Taman Alam)を見下ろすことができます。
たいへん景色の好い所です、バス広場からゆっくり歩いて登っても30分もあれば充分でしょう。ぜひ登ってみられることをお勧めします。車でももちろん上がれます。展望所の後ろには灯台(中写真)が建てられており、この丘の目印でもあります。
注:2000年ごろから右の観覧車が導入されて、休日は車では上れなくなった。ただ平日は大丈夫かもしれない。運賃RM1です。
展望所の裏側へ歩いて回ればそこからはKuala Selangorの町が一望できます。クアラスランゴールとはスランゴール州の9つある行政群の一つの地名であり、その中心の町がKuala Selangorなのです。18世紀に当時のスルタンがスランゴールスルタンを称したことからスランゴール州の発生の地ともいわれます。
蛍鑑賞に関しては別項目をご覧ください。
1998年11月20日記、2001年8月追記