続クアラスランゴールでの蛍鑑賞


クアンタン村での蛍鑑賞 Kelip-Kelip Kampong Kuantan

外国人旅行者にもよく知られた老舗の蛍鑑賞地。クアラルンプールから車で行く時スンガイブシ通りから行くのが近いが、Kampong Kuantanへ通ずる道への曲がる場所が非常にわかりづらい。Kuala Selangorまで後10Kmの道路指示のあと、左側に郵便局があるT字路を曲がって田舎の1本道を約6,7分でT字路に当る、そこへ左折するとすぐ右側に蛍鑑賞用駐車場のある一画です。クアラルンプールから最初に高速を使えば、大体1時間から1時間半の間でしょう。夕方明るい内に場所を確認しておいた方がいい。

Kampong Kuantanへはクアラスランゴール町中心部から車で約10分。クラン方向へ向かう5号線を走り、右手の大モスクを通りすぎてすぐ左折すると、蛍鑑賞用駐車場のある一画に通じる1本道に入ることになる。クアラルンプールからクラン経由の方が距離があるので、多少所要時間は多い。

バスで行くのはほぼ不可能だけでなく、帰りはバス便もタクシーもない、クアラスランゴールからタクシー又は白タクを往復で借り切るか、クアラルンプールの旅行会社のツアーに参加するしかない。

鑑賞用サンパン(手こぎボート)の運行時間

20時から23時半まで。乗り場とは別の建物にある切符売り場の受付は夕方から始まっているが、切符を購買した順に乗れるわけではない。早く乗りたければ、ボート乗り場で並んで待つことになる(サンパンの数30そう)。ツアーグループは早い時間がほとんどなので、時間をずらせば並ぶ必要はなさそう。尚土曜日が一番混むとのこと。

ヒント:
料金はボート1そうRM40で、1そう毎に切符4枚をまとめて売る。1そうのボートに乗れるのは4人までなので、2人組の方はカウンターで、どこかの2人組と合体したいと伝えて待っていれば、見つかる可能性大。そうすれば1人当たりRM10になる。

サンパンを運行するKelip-Kelip Trading & Services会社の電話番号
夕方から夜間のみ:03-3289 1439


ボート乗り場の外観       このサンパンに乗って蛍鑑賞    スランゴール川とマングローブの木


一口知識
この一帯に繁殖している蛍は"Pteroplyx tener"という種で、長さ約6mm、寿命数ヶ月です。約3秒に1回光り、オスの方がずっと明るいとのこと。これはオスがメスを曵きつける意味があるそうです。蛍が光りを発するのは数時間続き、深夜頃までに次第に消えていきます。

蛍が生息するのは、このスランゴール川流域には地元でBerembangと呼ばれる種のマングローブの木が密集しており、それが沼地と多湿な気候と相まって、蛍生殖の絶好の環境を育んでいるのです。蛍鑑賞を運営するのは私企業ですが、クアラスランゴール自治体が環境保全と蛍鑑賞産業育成に取り組んでいる。

海鮮料理のレストラン
クアラスランゴール川の対岸の華人村は、海鮮料理のレストランが何軒もあることで知られている。町の中心部から橋を渡ってしばらく行き左折すると、自然にこの村に到達する。

99年4月14日掲載