Parkの駐車場には何台か自家用車も泊っており、旅行エージェントが送り込んできたバンも帰る時見ました。蛍鑑賞代つまりボート代は大人一人RM10、子供RM6です。
鑑賞ボートは7時半頃から夜遅くまで出船し、頻度はその夜の客の多少次第だそうです。暗いので係員が足場を懐中電灯で照らしてくれる船着き場には、4人乗りの小型ボートと数隻と10人乗りが停泊しており、私は4人乗りに乗せられました。乗客は貸与されるライフジャケットの着用が義務づけられているのはいいですね。
ボートはバッテリ駆動なので全く音がしません、しずかに船着き場を離れスルーと川をごくゆっくり航行していきます。船着き場を離れればもう川の岸辺は蛍の光のイルミネーションがずっと続いているのです。マングローブの林のはずですが暗くてもちろんそんなことは見えません。何万匹か何十万匹か見当もつきませんが、その蛍の点滅がずっと川辺に続きます。クリスマスツリーをずっと暗くして白い灯だけにした状態に似ていますね。それにしてもたくさんいるものです。月の出ていない晩でしたので、今晩は良く見えると、ボートの操作人はいっておりました。
川の両側に蛍はいるようですが、ボートは同じ側をずっと滑るように航行していきUターンして方向を変えます。川の流れがしずかに聞こえ、虫の泣き声が響きます。時折別のボートの鑑賞客の声が聞こえる以外は自然の音が水面をこだましています。こうして30分間の蛍鑑賞ボートはもとの船着き場に戻りました。
なんとか蛍の光を写真に撮ろうとデジカメのシャッターを幾つか切りましたが、後で見たらやっぱり闇夜のカラスで何も写っていませんでした。（左の写真、多少明るいのが船着き場）蛍の光を写すには相当高感度のフィルムを使わないと写らないでしょう。デジカメでは無理ですね。それと当然ながらフラッシュカメラは絶対禁止ですよ。それゆえ、残念ながらここで蛍の光の写真を掲載できません。自分で実際にご覧になるしかありませんな。
平日なので客はごく少なく船着き場の係員も手持ちぶたさです、聞けば週末はやはり多いとのこと。この蛍鑑賞地はまだ新しいので外国人はさぞかし少ないと思ったらそうでもなく、ゲストブックには日本を含めて多くの外国人名がありました。1枚だけの宣伝パンフレットにはマレーシアの諸言語に混じって日本語の紹介文句も併記されていますので、日本人も重要な対象者でしょう。
Kampung Bukit Belimbing村の蛍鑑賞はすでに日系の旅行社やエージェントが売り込んでいるのかな、その当たりに私は疎いので知りませんが、これから次第にこちらの蛍鑑賞客も増えていくことでしょう。クアラルンプール当たりから自家用車で初めてKampung Bukit Belimbing村へ行くのは、夜道を走るためなかなか曲がる場所がつかめないと思いました。
尚係りとかホテルの人は、Kampung Bukit Belimbing村は Kampong Kuantangより蛍は多いと言っておりましたが、私はそちらを訪問したことがないのでなんとも言えません。
鑑賞が終わって公園の入り口に戻り、待っていたホテルのバンで (下記の）De PalmaInnホテルに戻りました。運転手に頼んだら帰途道すがらにあるPasir Penambang村を見せてくれました。そこはシーフードの店がいくつかあり新鮮な海鮮料理を食べさせてくれるそうです。観光バスや自家用車でKuala Selangorを訪れる方には知られていますが、交通手段をもたないとそこまで行くのがたいへんですね。ましてや夜はバス便がありませんから。