キナバル公園


バスコタキナバル(KKと呼ぶ)から近郊の村なり遠方の町へ発着しているバスとミニバス乗降場はもう1個所あり、Jalan Padan通りの広場にそれを見つけました。(右の写真、駐車中の長距離バス)
この乗降場は比較的長距離車が多いようで、Sandakan とかTawau行きの長距離バスが派着しています。いくつものバス会社が競っている Sandakan 行きはRM20という安い料金です。ただ長距離バスはいいずれも午前の早い時間発で午後便はありません。

またKedat、Maruduなど北方面行きの乗合いバスとミニバスもあり、筆者ははじめそちらへ日帰り旅行するつもりで、乗合いバスを乗り継いで向かったのですが、時間がかかり途中であきらめて戻ってきました。

Kinabalu 公園へは快適な舗装道路

そこでどこか行き先を考えていたら、ちょうどKinabalu公園行きのバスが出るところだったので、それに乗りキナバル山のふもとまで行ったのです。朝と午後1便ずつあるHow Wa Genting 会社の冷房バスで、2時間と少しでこのキナバル公園の入り口に着くのです。

KK を出て1時間後には山道、と言ってもすべて2車線の舗装道路です、にはいりつづら折りを重ねた道を上っていきます。森林の山並みが雄大で景色を見ていればあきません。道路はサバ州の幹線道路ですから、Tawauからの山越えとは全く違い、快適なドライブというところですね。

高原のキナバル公園

公園門キナバル公園はこの幹線道路から数十メーター入っただけのところにあり、門をくぐると公園の管理事務所があります。(右下の写真)

管理棟筆者が着いたのは午後も3時過ぎだったので、雨季ということもあって、管理事務所前から眺めたキナバル山は残念ながら厚い雲に覆われており、わずかしかその勇姿をみせませんでした。(左写真は公園の入り口門)


4100m ちかい東南アジア随一の高峰に登るには、よっぽど早朝到着するか公園内にあるホステル又はロッジに1泊すべきですね。山から下りてきた学生グループが、”登山証明書”かな?を事務所で発行してもらってました。

雄大な高峰を垣間見る

キナバル山さすがに高原なので空気はひんやりしており、雨が止んだばかりで少し肌寒いくらいです。食堂でお茶を飲みながら山の雲が晴れるのを待ったのですが、雲はとれません。ウエイターに、「キナバル山が見えないよ」と言ったら、「朝早く来なさい」 と言われてしまいました。(右の写真は雲のかかった山頂)

KKへの帰りのバスは公園入り口の幹線道路で待っていれば、そのうちバスかミニバスが通りますので、手をあげて止めましょう。筆者はTawauからKKまで運行している豪華バス(最上部の写真のようなバス)をひろい、ゆったりと座ってKKに戻りました。


サバ州1周の旅シリーズ完

追記:2003年11月
コタキナバルからキナバル公園を経てRanau間を運行するバスに、Tuaran Unied Transportバスがあるそうです。2時間でRM8.50とのこと。