ジョージタウンの歩き方 その1− チュリア通りの北側
フェリーターミナルを起点にし、博物館、要砦などのある地域


交通量の多いバス通りであるLebuh Chuliaチュリア通りを境にして、北側の一帯と南側の一帯に分けて考えるとわかりやすい。このページに関係する地図は「ジョージタウンの歩き方  その3 −手書き地図−」 で掲載しています。チュリア通りの南側一帯の案内は、「ジョージタウンの歩き方 その2」 をご覧ください。
このページの最終更新は 2009年4月7日、一部のみ2011年11月18日追加

この一帯の歩き方

バタワース行き/からのフェリーターミナルを出た所にある交通量の多い大通りをPengkalan Weldという。歩道橋のあたりからペナン島各地行きバスが発着する。一般にJetty Bus Terminalと呼ばれるが、ターミナルビルがあるわけではない。フェリーターミナルのすぐ前に 2008年であろう Rapid Penang バスターミナルが作られて、Rapid Penang バスが発着している。Weld Quay バスターミナルといいます。
そのすぐ隣の1.6ヘクタールの広大な敷地に、まだできて新しい(2008年?2007年?) Tanjung City Marina という高級なマリナがあります(下の2枚の写真は2009年4月初め撮影)。

  

このTanjung City Marina に隣接している Swettenham 埠頭には巨大なクルーズ船が停泊します。Swettenham 埠頭自体は20世紀初頭からある埠頭ですが、近年大型客船用に施設が向上しました。下写真はマレーシア基盤のクルーズ会社 Star Cruises の船です(2011年11月撮影)。



フェリーターミナルを背にしてPengkalan Weldを右方向へ道なりに沿って5、6分ほど歩くと、時計塔に行きつく。ここを起点にして、その目の前にあるコーンウオーリス要塞、そのうしろの海岸に面した遊歩道を歩くか大通りのLight通りを数分歩けば両通りに挟まれた一画にペナン市庁舎(公園に面している)とペナンアートギャラリーDewan Sri Pinang がある。さらにLight通りがLebuh Farquhar通りになる辺りに、St.George教会、そのすぐ先がペナン博物館です。またはLight通りをMasjid Kapitan Keling通り方向に曲がれば、まもなく右側にペナン華人ホールがあり、そのすぐ先に観音寺がある。

ペナン通りを起点にして歩く場合

ビジネスクラスのホテルの固まっているペナン通りJalan Penangを起点にすれば、ホテル街の外れ近くの交差点に面して、地上階に銀行が入居した近代的なビルが建つ、そこを右折するとそれが Jalan Sultan Ahmad Shah通り。これがLebuh Farquhar通りにつながり、5分ほど歩けば右側にペナン博物館がある。

主な見所

時計塔 Victoria Memorial Clock Tower
Pengkalan Weld通りがLight通りに変わる地点がロータリーになっている。このロータリーから別の方向へ伸びる通りがLebuh Pantai(ビーチストリートともいう)。このロータリーに建つのが時計塔。当時の地元中国人実業家がヴィクトリア女王に捧げてこの時計塔を建設開始したのが1897年、完成は5年後。(左下写真)

この地域の代表的建築物で絶好の目標になる。その前横にある建物にフェリー会社とペナンツーリストインフォメーションのオフィスが入居している。

  

コーンウオーリス要砦 Fort Cornwallis (上右写真)
Lebuh Light
オープン:毎日9時から19時、料金:RM1、 入り口は公園に面した側にあり、時計塔側ではない。

ペナン博物館 Penag Museum
Lebuh Farquhar
オープン:毎日9時から17時 ただし金曜日休館、料金:RM1の予定

もともとこの建物は1896年から1906年にかけてペナンフリースクール用として建設された。ただしスクールは1927年に別の場所に移転。第二次大戦の爆撃で建物の一部が破壊れて残った部分が現在の博物館になっている。ペナンに関係のある諸民族の紹介展示の中に日本人のものもある。ペナンへ渡ってきた中国人(華人)紹介と展示が豊富で、Nyonya Babaと呼ばれる現地化した中国人の当時の衣装や家財品が興味深い。

City Hall と Town Hall
コーンウオーリス要塞を囲むように広がるのがKota Lama公園です。これに面して建つコロニアル建築が2棟あります。海に近い方がCity Hallと呼ばれ、かつてはジョージタウンの市評議会が置かれていました。が現在はコムタに移ってしまい、市のいくつかの部門が残っているだけですが、1903年建築の白い大きな建物は歴史的建造物として観光コースの一つです(右写真)。

その隣に建つのが、タウンホールです。シティーホールよりも古く昔ここに町のエリートが集まった場所だそうです。

Dewan Sri Penang
タウンホールの裏手に建つ大きな建物。現在は州美術館(金、祭日休み)、図書館(2F)、講堂として使われています。

観音寺 The Goddess of Mercy Tmple
Jalan Masjid Kapitan Keling
参拝時間;9時から18時
マレーシアにやってきた福建人と広東人によって1800年代に建てられたペナン最古の中国寺院、参拝する人がいつも絶えない。(写真は「ペナンの寺院とコンシ」 項目内に載せています)

時計塔付近の案内

ロータリーに立つ時計塔の前横に4階建てビル PPC Buildingがある。下左の写真)
その一帯をPesara King Edwardといい、通りに面した地上階にランカウイ、スマトラ行きのフェリー運航会社と代理店が数軒ある。そのビルの平屋建ての部分がフェリー乗り場兼待合所、フェリーに乗る場合はここで手続きを済ませてから、このビルの裏側にあたるSwettenham 桟橋に歩くことになる。直接桟橋に行くわけではない。

  

Tourist Information Centre (上右の写真)はこのPPCビルの隣にある、住所:Pesara King Edward, 電話04-2616663.
オープン:月曜日から金曜日8時半から16時半。昼食休憩13時から14時。土曜日8時半から13時。日曜日休み

2005年1月20日一部更新、99年8月8日掲載

インド人街

ペナンは相対的にインド人比率の多い州であり、ジョージタウンはその例に漏れない。そこでジョージタウン中心部のインド人街は次の界隈に固まっています: Lebuh Pasar とそれに交差する3本の通り(横道) Penang,  King,  Queen です。フェリーターミナルから充分に歩いていかれる場所であり、バス通りであるChulia通りにも3本の通りは交差しています。この地区にはインド人用の宗教用品の店から繊維製品の店、ボリウッドミュージックショップ、もちろんインド大衆料理レストランは数ある、などが固まっています。マレーシアでも有数のインド人街ですから店舗数も多く、あれこれ見歩く、食べ歩くのもいいでしょう。

  

上の2枚の写真は、デーパーバリ前の雰囲気を感じさせるLebuh Penang の様子です。夜間は店店が灯で飾ってきれいでしたよ。

2001年11月3日更新、99年8月8日掲載