ムラカ川に沿って作られた遊歩道を河口まで歩く
マラッカ市内を流れる川 Sungai Melaka の両岸はほぼ河口近くまで遊歩道が建設されました。 これは2000年代にマラッカ州政府が行ったムラカ川美化整備の一環であり、川岸は昔の面影がないほど変わりました。そしてそのムラカ川を観光客を乗せた遊覧ボートが運航しています。なおムラカ(Melaka)とはマラッカの本来の呼称つまりマレーシア語呼称です
今回この河岸の遊歩道を、かつて中長距離バス発着場があった辺りから、河口にかかる大きな橋 まで歩きました。 日差しの強い日中のせいか、それともいつもこんなものなのかわかりませんが、遊歩道を歩いている人はごく少ない。ましてこのかなりの距離を歩く人はもっと少なそうです。
以下の写真は全て2012年6月撮影です。
左:観覧車がある辺りがかつてのバス発着場です。その面影は全くない、手前に見えるのは遊覧ボートの停留場です。 右: 下流方向に写した写真、河口はずっと先です。遊歩道に沿った建物には小型ホテルとゲストハウスがたくさんある。いずれも川に面した側は裏になる。
右:川に面した建物外壁には写真のようなマレーシアを表すいろんな絵が描かれている。 左写真はボルネオ島部の先住民族衣装を着た人たちです。こういう手法がいいのかどうか意見が分かれるところではないだろうか。なぜならあまりにも人工的装飾面が感じられるからです。
左:ムラカ川を走行する遊覧ボート、 右: 遊歩道はきれいに維持されています。昔は川からの悪臭を感じたが、今回は感じなかった
左:遊歩道を少し外れた場所にある、 Kampung Hulu モスク、 1728年に建てられ、現在も機能しているモスクとしては最古だそうです、ユニークな造りが目を引きます。 右: 遊覧ボートの起点でしょう。海洋博物館のすぐ裏手になる。 後ろに見えるのが、2008年に完成した新しい建造物 Menara Taming Sari (タワー)。
この2枚とも河口付近にあるフェリー発着場を写した写真です。ここはインドネシアのスマトラ島とを結ぶフェリーだけが発着する。周りの開発から全く取り残された様相です。ただ近辺に新しい発着場兼ビルを建設中ですが、まだ完成していません。当マラッカページの小項目「マラッカ州内のその他観光地、観光ニュースなど」をご覧ください。
左;マラッカ海峡と反対側方向の遠景を写した写真、高層の建物はまだ多くない、 右:Menara Taming Sari (タワー) の上部の円盤は回転しながら上り下りする観覧部となっている。ユネスコの世界遺産地区にこういう建築物が建てられた。
左:ムラカ川の河口にかかる大きな橋はJalan Syed Abdul Aziz 通りの一部となって、高い位置にある。その見晴らしの良い橋から聖ポール丘方向を写した写真。 右: 同じく橋から手前に近い場所、Plaza makota と呼ばれるみたい、を撮った写真。ショップハウスに入居した小型ホテルが多分20軒近くはあるだろう。
付録: Badar Hilir 地区の Dataran Pahlawan の変化
かつてのDataran Pahlawan(広場)は完全に消えてしまって、現在では下2枚の写真のようなショッピングセンターになっていた。
2012年6月28日初掲載