Air Hangat 地区を過ぎてしばらく、海岸線にでると青い海と沖に浮かぶ小島が左手に開けてきます。この景観に目を奪われているうちに車はまばらな木立のリゾートの敷地内に進んでいきます。
玄関前の車寄せで車を降りるとそこがもうロビーです。いわゆるシティーホテルのロビースタイルでなく、扉のない開放型で、フロントカウンターの代わりにデスクが3つ置かれているだけです。このロビーからガーデンを通して、すぐ向こうにまじかに海と小島が目に入ってくるのです。ガーデンの木立の間から海と小島が見える心憎い構造ですね。(右の写真はロビーから眺めた構図))
ロビー自体も歩き道と小さな水たまりの組み合わせでつくられており、そこからやしの木、バナナの木など数々の植物が植えられたガーデンと池に直結しています。その一角の木立の中にプールがこしらえてあり、周りは砂場といった凝った趣向です。(左はガーデンの小道の写真)
このガーデンをぐるりと取り囲む形で4階建ての客室が建っていますので、客室の位置からプールの見えるプールビュー、庭に面したガーデンビュー側と、外に面した海/プールビュー側の3種類あるわけです。どの客室にもベランダがついており、大きなガラス戸をとおしてあかるい日の光が入ってきます。
部屋を見てみましょう。ドアーをあけるとゆったりとしたソファーがおかれ、キングサイズベッドとの境は、テレビの置かれたキャビネットがベッドコーナーとの仕切りのようになっています。(右の写真はそのベッド)
キャビネット内にはミニバー、CDプレーヤー、ビデオプレーヤーがありますので、持参のCDをきくこともできますよ。尚リーディングルームからCDを借りることもできるとのことです。
ベッドコーナーとそれにつながるウオークインクロゼット間にはドアはありませんが、このウオークインクロゼットがたいへん広いので、実質的には2室あることになります。大きな鏡の前に作り付けの机、その引き出しの中にはヘアードライヤー、扉のある衣装クロゼット内には、浴衣とバスローブが揃えてあり、もちろん貴重品保管金庫もあります。
ここまでは板目の床になります。木の感覚はやわらかでいいですね。
黒ぽい大理石の床のバスルームは広さと豪華な作りに驚きます。ソファーの置かれたリビングコーナーとの境の大きな開き戸をあければ、バスルームからベランダの外が望めます。(左上の写真はリビングコーナー)
バスタブは大の大人が充分横になれる大きさ、シャワーコーナーとトイレがそれぞれ完全に分離しており、外からは死角になっています。(右の写真はリビングからバスルームを撮りました)。
洗面台を2つもったバスルームの常備品には、オーストラアリから輸入したナチュラルなイメージの石鹸などが備え付けてあり、広くて機能的なこのバスルームでのバスタイムがきっと待ち遠しくなることでしょう。
このタイプの部屋は2種類あり、プールビュー側の Damai 広さ50u、とガーデンビュー側の Cahaya 広さ60uです。さらにこの上のクラスには Bayu とAnjungの2つがあり、合計4クラスで総数137室ということです。
上記で書きましたように客室の建物は円形のようになっており、その円から浜辺にでるところが円周の切れた形になっており、その一角がRhu レストラン 1階と2階です。(左の写真)
その対面がリーディングルームこちらも1、2階です。広いリーディング内は白色で統一されており、贅沢におかれたソファに座ってのんびりと外を眺めてください。このリーディングルームの2階テラスに置かれたピアノが毎朝演奏され、各部屋からその音が聞こえるのです、心にくい演出です。
さて浜辺にそって左方へ歩いていくと、Saffron レストランです。地中海料理を提供しています。昼食時と夕食時に開き,夜は生演奏が入ります。その Saffron レストランからもう少し先、池と木々の小道の中に開放型のSands レストランがあります。室内に植物が植えあり、ガーデンの中で西洋料理からマレーシア料理まで味わえます。いわゆるコーヒーハウスですので早朝から夜遅くまで営業しています。
その裏手にテニスコート、Sandsレストラン前の浜辺にはウインドサーフィン、水上バイク、カタマランなどウオータースポーツ用具を並べたコーナーがあり、ウオータースポーツ好きにも答えています。
両側を湾に囲まれたリゾート前の波静かな海で、ほとんどプライベートビーチです、カヤックをこぐのはきっとすばらしい気分でしょう。
静かな湾の2.5Kmにもなる白い砂浜におかれたデッキチェアーに寝転んで、目の前の小島を眺めながら日がな過ごすもよし、またRhu レストランから右手方面にある浜辺に面したプールで泳ぐもよし、さんさんと降りそそぐ南国の太陽の下、リゾート生活を満喫しましょう。(右上の写真)
このプールの中には木の植わった”島”がこしらえてあり、プールで泳いでいても浜辺で泳いでいるかのような気分になれることでしょう。(左の写真)
夜はSaffron レストランの前のテラスで夜風に吹かれてディナー、またはあらかじめ予約が必要ですが砂浜での特別バーベキューに、舌鼓を打つこともできます。ロマンティックなオープン型のRhuレストランで夕日を眺めながら食事をとるのもいいですね。
Radisson Tanjung Rhu はランカウイ島の静かな北岸の一角に建っており、ガーデンと至るところに植えられた木立が浜辺の自然に調和した構図が、たいへん心地よいのです。部屋の雰囲気がややアンティーク調で、機能的ななかにやわらかな印象を与えてもいます。
白い砂浜で満天の星を眺めるリゾートのひと時は、まこと別天地です。そんなリゾートですから日本人にもたいへん人気があるのはよく分かりますね。(右上の写真は、リゾートの入り口です)