素晴らしい景色を満喫できるケーブルカーCablecar


2002年に完成して運行を始めたケーブルカー(日本語ではロープウエーとも呼びますね)はなかなかお勧めですね、これがそれに初めて乗った筆者の感想です。そこでこのケーブルカーを簡単にここで紹介しておきます。

ケーブルカーの建設場所:ランカウイ島の西北部に位置する、島で2番目に高い山 MatCincang の麓です。ケーブルカー発着駅ビルはOriental ビレッジの敷地内でもあり(下左写真)、そこから頂上までケーブルが伸びています(下右写真)。ごく近くにはBerjayaホテルがあり、PantaiKok海岸からも近い。
運行時間:10時から19時まで、 料金:大人 RM15、子供 RM5 (上り下りの往復料金で片道料金はありません)
ケーブルカー頂上駅と麓駅との高度差と距離:680m、約2Km、 乗車時間:片道約15分、ゴンドラ1台に乗れる人数:6人まで
建設はオーストリアの会社が受託し、ケーブルカー設備もオーストリア製です。

   

ケーブルカーで中間駅に向かって上って行く時眼下にSevenWells滝が見え滝音さえも聞こえてきます(下左写真)。高度が上がるに連れて眼下の多少植物層も変化しますよ。中間駅で約90度角度を変えた後、頂上駅に向かって上っていきます(下中写真)。

   

展望台:中間駅に1箇所展望台があるので、そこで一時降りて展望後また頂上まで上ることも一向に構わない。頂上駅で下りて階段を少し上ればそこが展望台で2箇所あります(上右の写真)。頂上駅の標高は709メートルとパンフレットに書いてあります。展望台は360度の見晴らしで視界をさえぎるものはまったくないので(下左の写真)、頂上付近または眼下に雲さえかかっていなければ素晴らしい景色が期待できます。マレーシア本土、タイ、マラッカ海峡、ランカウイ本島の鳥瞰、付近の島々などがくっきりと見られるとのことです。(筆者の訪問時はあいにく雲の多い日だったので360度の景観の半分以上は雲上の景色でした)。

この展望台にはどの方向には何が見えるか程度の表示でさえ一切ありません、これでは通常の訪問者には目に入る景色の内容がほとんどわからないでしょう。残念ながら、こういうちょっとした旅行者の知りたい情報をそろえておくという点が欠けていますね。

  

上右の写真がゴンドラです、風がある日は当然ながら揺れるとのことです。
頂上駅から中間駅まで山の斜面に散策道がこしらえてありますので、この区間だけ歩いて下ることもできます。20分ほどかかるとパンフレットには書いてありますが、結構急斜面のように見えますから、ちゃんとした靴を履いている必要があるでしょう。
尚頂上の展望台には飲み物カウンターが設けてあります。

2003年7月13日掲載