クアラルンプールシティーセンター KLCC及び空中歩道


KLCCとブキットビンタン街を結ぶエアコン付き空中歩道 KLCC-Bukit Bintang Walkway

まず 『新聞の記事から』 2012年1月28日付け記事 【クアラルンプールのKLCCとブキットビンタン街を結ぶエアコン付き空中歩道が公式オープン】を再録しておきます:

クアラルンプール中心部にある (KL随一の観光と商業の2大中心地)であるKLCC地区とブキットビンタン街地区を結ぶ、空中歩道が完成したので、ナジブ首相が出席して公式オープン式及び渡り式を行いました。

全長562メートル、幅5メートル、全空調付きのこの空中歩道を歩けば、市民は簡単且つ快適に2つの地区間を移動できます。空中歩道は忙しい通りである Jalan Pinang, Jalan Perak 、Jalan Raja Chlan の上空に建設されており、両方の出入り口及び主だった地点には階段とエスカレーターが設置されています。

KLCC地区とブキットビンタン街地区を結ぶ歩道整備は 1173メートルあり、建設は段階に分けて行っています、KL展示会議場から ImpianaKLCCホテル、そしてPavillion とブキットビンタン通りまでとなる。空中歩道はその主たる区間です。 
KLCC展示会議場の地階からSuria ショッピングセンターを結んでいるトンネル部分につながる地下歩道がもう1つの部分です。このことで、Raja Chulan モノレール駅から KLCC のLRT 駅まで、空調付き歩道を歩くことがきるようになりました。

これらの歩道類の建設プロジェクトには(国策石油企業)Pegtronas が RM 1億を拠出しました、これは社会貢献の一環とのことです。このプロジェクトはPetronas子会社が、クアラルンプール市庁と協力して行いました。

実際の空中歩道"KLCC-Bukit Bintang Walkway " は Pavillion の裏手、つまりJalan Raja Chulan に面した方(下左写真、Pavillion 方向に写した構図)から KLCC展示会議場の玄関口(下右写真、右側の建物が KLCC展示会議場)までとなっています。 
KLCC展示会議場から Suriaショッピングセンターまでは地階通路、地上階通路でつながっているので、雨に濡れません。

   

空中歩道の内部には下左写真のように歩道名が掲げてあります。下右写真は内部の様子です、天井に設置したエアコンの吹き出し口と蛍光灯がずっと続いているのが見えますね、道幅があるのでゆったりしており、側面は透明ガラスで覆われています。

  

    

上左写真はPavillion 側の空中歩道入り口あたりから撮った構図です。 上右写真はJalan Perak がカーブするあたりの上を走る空中歩道です。随分と金をかけた贅沢な空中歩道であることが、おわかりになるでしょう。

KL City Walk という名の人造ショッピング通り

上右写真で示した空中歩道の下あたりを起点/終点(下左の写真)として、Jalan P. Ramlee と交差する地点を終点/起点(下右の写真)とする、細長い人工通りを新たに作り、この通りをいわばショッピング通りに仕立てて KL City Walk と名づけました。オープンは空中歩道と同じくらいの時期です。

  

このKL City Walk は都会の一等地に実に金をかけて建設した、屋外式高級ショッピング道路です。場所柄観光客を大いに対象としているようです。テナント区画に出店している店は多くが冷房完備店舗であり、高級志向の店ばかりです。
下2枚の写真はKL City Walk の様子です。ビルの谷間に建設した人工通りなので、片側にビルが見えますね。

  

3月初めの時点でまだ空きテナント区画が目立ちます。KLCC-Bukit Bintang Walkway に比べて、このKL City Walk はずっと人通りが少なかった。果たしてこういうコンセプトが成功するのだろうか?
2012年3月3日掲載


KLCCの隣接地 −アンパン通り


  

左写真がKLCC の中心であり、それに隣接した形でにぎやかな大通り Jalan Ampang 走っている。 右写真はその Ampang 通りに立つ、Bank of China です。その斜め対面にあった日航ホテルはすでに売却されて Intercontinenta Hotel に変わっている。アンパン通りの有名ビルの変遷は、なにやら経済地位の変転を現すかのようです。
なお右写真では向かって左側がKLCCとなる。

2012年3月掲載


クアラルンプール展示会議場 KL Convention Centre

2005年にオープンした(上記の写真には写っていません)のが、KL Convention Centre です。
その地下に 水族館KLCC Aquaria があります。
料金:大人 RM 38, 子供 RM 26
毎日 10時から22時まで   www.klaquaria.com

2006年1月更新


クアラルンプールシティセンターが建設途上及び完成した直後の頃の様子

クアラルンプールの変貌はまことに激しいものがあります。中でも昔、といってもほんの6年ほど前ですよ、競馬場があった一帯はまさに今昔の感です。
ゴールデントライアングルといわれるビジネスと商業の中心地内の広大な一角を、再開発して作り上げたKuala Lumpur City Center 略称 KLCCはその典型です。(下左の写真はKLCC公園内からTun Razak路方面を見たもの)

公園1 ツインタワー概観 人造池

KLCCは主要道路のAmpang路にその正面をもち、奥をKia Peng路に接しており、この中にすでに世界的に有名なペトロナスツインタワーがその雄大な姿ををそびえ立たせており(上中の写真)、その足元には商業ビルとショッピングセンターと高級ホテルが建設中です。

ツインタワーはすでに完成しており、ショッピングセンターとホテルも概観上は出来上がっています。この建築物の裏手は人造池(上右の写真)、及びそこから横方向はずっと公園です。

写真でもおわかりのように公園自体はほぼできあがり、現在公園内の施設、子供の遊び場、休憩所などを建設中というところです。(下の2枚の写真が公園内の様子です。向こうにKLタワーが見えますね)
公園2 公園3 タワー
都会の真ん中に誇らしげな大建築物だけでなくその周囲にゆったりとしたこういう公園を作ったのはさすがまれーしあだなという気がしました。
一つ難をいえば芝生は多いのですが、木々が思ったより少ないことです。強烈な太陽の下ですから、日陰が少ないのが気になりました。

このKLCCの建設によって、Ampang路にはKLCCだけでなく新しいビルが次々と建ち且建設中で、以前以上にクアラルンプールの主要道路になり、その下を現在LRTの地下鉄路線部と駅を建設中です。LRTは本来高架電車ですが、この区間だけ地下に潜るのです。 尚日航ホテルはこの道路沿いにあります。
KLCCのツインタワーは日光の下太陽に輝き、夜はイルミネーションを輝かせてクアラルンプールのどこからでも見えます。これぞマレーシアの誇る建築物の面目躍如です。
(上右の写真は真下から見上げたツインタワーです。右の上部にタワー間を結ぶ連絡橋が見えます)

1998年3月初掲載


KLCC公園

KLCC公園はできあがり、休日には公園内の子供プールが幼児、小学生らでにぎわっております(下2枚の写真)。公園内の道路、もちろん車は通行禁止ですが、の片側が多分ゴムだと思いますがそういう柔らかい素材で敷き詰められています。きっとジョギング用でしょう。なかなか考えてありますね。

パーク1ぱーく2 スリアSuria

5月にはショッピングセンターSuria KLCCもオープンして、KLCCの人出も増えてきたようです。公園の池には噴水が装置され、しぶきをあげています。さらにSuriaの隣のMaxis ビルも完成まじか、KLCC内に建設中のホテルもオープンすれば、さらに人出は増えてくることでしょう。

1998年6月掲載