Petronas ツインタワー


  

KLCC の中心には Petronas Twin Tower がそびえています。左の写真の左端ににはKL Tower も写っており、手前の帽子のような建物はモスクです。
2012年3月撮影


ペトロナスツインタワーのスカイブリッジ訪問に関する最新情報 −2012年6月


その後一般訪問者によるスカイブリッジ訪問に関する条件と規則はかなり変更されましたので、最新情報を載せておきます。


2012年6月22日掲載


ツインタワー間の連絡橋スカイブリッジが一般向けにオープン

現在世界最高452mの建物ペトロナスツインタワーへ上ってみたい、というマレーシア内外の多くの人々からの要望と願いがようやくかなうようになりました。2000年5月末からツインタワーの二つの塔間にかかる連絡橋Sky Bridgeの見学ができるようになったです。右の写真で真中にあるのがスカイブリッジです。

連絡橋のデータ:地上から170メートルの高さ、長さ58mで重さ750トン

これまではペトロナスツインタワーの地上階部分であるコンコースのみ通路として一般開放されていただけで、エレベーターに乗って上階へ上がる事ができるのは、塔内に存在する会社の従業員やそこへの訪問者だけだったのです。その人たちも登録して通行カード提示が要るという厳しい規則が施行されています。

ですから今回の連絡橋一般見学の際は、一般エレベータを使うのでなく、連絡橋への専用エレベータを使用している。

さて連絡橋Sky Bridgeの見学の要領と手続きです。開始当時と比べて2004年2月現在では多少変わりました。

  1. 一般公開時間:月曜日を除く毎日、9時から17時まで。ただし祝日と学校休暇中の月曜日は公開するとのこと。
  2. チケット入手場所:タワー1と2の中間地帯であるコンコース下にある、Sky Bridgeの見学入り口にあるカウンターで公開日の午前8時半から無料配布する。このコンコースに行くには外側からだけでなく、Suria の地上階から外に出ずにツインタワーのコンコースに出てもよい。場所はエスカレーターで下った階にあるMAY BANKの前あたり、見学入り口の対面はツインタワー土産物ショップです。
  3. 見学者総数を1日1200人分に限定しているので早い者勝ち。この意味は、配布して1200枚に達したらその日分は終了する。午前中早い時間にほぼ全部枚数が終ってしまうと係りの者は語っています。列に並んだ人1人に付き1枚のみ入手できる。グループの場合は代表者が並べばよい。
  4. 見学したい時間を伝える。もし空きがなければ係りの言う適当な時間に妥協して、チケットを発行してもらう。
  5. チケットに記入された10時、11時などと書かれた集合時刻前に、Sky Bridge Visit と書かれた入り口前に集合する。
  6. この入り口で先ほど入手したチケットを提示し、飛行機搭乗時のような検査を受ける
  7. その後連絡橋のある42階へ直通するエレベータにまとまった人数毎に乗りこむ、すべては係員の指示に従うことになる
  8. 高速エレベータに乗り40,50秒で、連絡橋のある42階に到着
  9. 連絡橋内部のみを自由に歩いて外の景色を楽しめるが、その他の部分へは一切立ち入りできない。見学時間約10分に限られる。写真撮影は許されている。
  10. 上ってきた人数毎でまとまって同じエレベーターで地下階に下り、見学は終了する

問い合わせ電話:03−5814751、ただし予約などは一切できない


  

タワー2(Menara2)の玄関の様子   連絡橋内部の様子、広いです   連絡橋から真下を見下ろす

連絡橋は上部と横部が透明なので、外の景色は十分楽しめます。この高さから眺めるとクアラルンプール及び以遠が一望できますね。眼下にはクアラルンプールシティーセンター(KLCC)の公園がひらけ(下左の写真)、その向こう側に緑が広がっています。また別の方向には高層ビル街が見えます(下右の写真)。この連絡橋から眺めるクアラルンプールはまさに一望の価値ありですよ。

  

2004年2月初更新、2000年6月17日掲載


マレーシアの新しいシンボルKLCCにふさわしい超高層建築


99年8月末にKLCCにそびえるPetronas Twin Towersがマハティール首相の出席のもと公式オープンしました。えー、ツインタワーってとっくに完成してたはずではと思われる方も多いことでしょう、そうです、すでに1年ほど前に完成しています。しかしこれはマレーシアのおかしな慣習なのです。大型のビル、工場、公共施設、ショッピングセンターなどに共通なのは、一般オープンしてしばらく、時には半年、1年後に政府要人を招いて”公式オープン”という儀式・式典を行うのです。

権威付けを好む又はそれを利用して宣伝に役立てる風潮のあるマレーシアでは、こうした建築物のオープンにはこの儀式が欠かせないようです。

まして現在世界一の高さ452m 、88階を誇るツインタワーです、ツインタワーを含めたKLCC開発を建設推進した政府と所有者であるマレーシアの巨大石油会社Petronasとにとって、公式オープンはまさに国家の一大イベントの一つといってもいいでしょう。

総額RM18億という巨額がつぎ込まれたペトロナスツインタワーの建築デザインは、アルゼンチン生まれの米国人建築家 Cesar Pelliが担当しました。「とにかくツインタワーは今世紀で一番高いビルでありつづけます。他の超高層建築が完成したとしても2000年に入ってから4,5年後ですから。」 と彼は喜びを表したとのこと。

一方KLCCパークのオリジナルデザインはMr.Pelliが紹介したというブラジル人Burle-Marxがデザインしたそうです、ただ彼は完成をまたず94年に亡くなっています。

注意:ペトロナスツインタワーは残念ながら一般開放されていませんので、上階まで上れません。内部見学と通行できるのは地上階のコンコースと一部の1階部分ぐらいです。

この項は99年9月7日掲載


勇姿をさらすペトロナスツインタワー


クアラルンプールシティーセンターの頭文字をならべてKLCCと呼ばれる 広大な再開発中の敷地の中心部にそびえたつのが、写真のペトロナスツインタワーです。二本のタワーの中階を結ぶ連絡橋はすでに取り付けられ、その勇姿をクアラルンプール市内にほこっています。間違いなく近い将来のクアラルンプールの名所になるでしょう。

何といってもその高さ,世界一とのこと、とユニークな二塔連立ですね。東京タワーやエッフェル塔は単独塔ですがこれはツインですから。一塔を日本企業が請け負い、別の一塔を韓国企業が請け負って建設しています。

タワーは市内の幹線道路の Jalan Ampang にそってあり、且つゴールデントライアングルと呼ばれる第一級地に位置してるだけでもその建設費は巨大なものが容易に想像できます。日中は日光にはえ、夜はライトに輝くこのツインタワーはマレーシアの経済発展を叙述に示す記念塔の役割をしていますね。

その経済効果は付近の道路に及ぼす渋滞のように広くて多大なのものでしょう、現にKLCCの周りにはごく最近 5星と4星の高級ホテルが完成し又その対面に別の5星ホテルが建築中です。 半年程前にオープンしたばかりの日航ホテルはこのKLCCと同じJalan Ampang にあります。

昔競馬場があった!

そう、このKLCCの一帯は昔、といってもついい5、6年までは、競馬場だったとはとても想像できないくらいにこの一帯は発展が激しいのです。尚この競馬場はクアラルンプールからスレンバンへ向かう高速道路の脇に新築移転しました。人造池のわきの大変近代的な競馬場ですよ。見物に訪れても損はないですね。

去年完成したすぐ近くに立つKLタワー、今年完成する予定のこのツインタワー、そして来年一月の開港に向けて全力で建設中の新国際空港、マレーシアの巨大建設プロジェクトまだまだ続いています。マレーシアはまさに高度成長をの真っ只中にいます。ただこの巨大プロジェクトの現場で働くのは8、9割までが外国からの労働者であることも特筆すべきでしょう。

この項は96年12月掲載