観光振興行事CITRAWARNA MALAYSIA 2001
これはColors of Malaysia つまり ”マレーシアの様様な色” という意味の文化・芸術・観光省主催のマレーシア観光振興行事なのです。今年で3回目、5月26日から6月24日までの期間で、全国各地で行事が行なわれていますが、一番プログラムが多いのはクアラルンプールですね。各民族のダンス、音楽などをショッピングンせターなどで披露し、手工芸センターでは各民族の民芸品などを展示・販売するというものです、高級ホテルでは各民族の代表的料理をメニューに加えて、外国からの旅行者に味わってもらおう、という趣旨です。さらに国立劇場などでもプログラムが決まれている。
週末に各ショッピングセンター間で順番に披露されるそのダンス・音楽のプログラムの中から、たまたま見た3種類の民俗音楽を写真で紹介しておきます。
上の2枚はDikir Baratです。クランタン州のマレー民俗芸能です。左端の歌い手2人の歌に合わせて身体を動かし、皆でハモルようなかんじです
上の2枚はインド人楽団の演奏風景です。
上の2枚はGhazal です。これもマレー民俗芸能です。はっきり知らないのですが、多分クランタン州出身者が中心だと思います。楽器に合わせてマレー民俗歌を歌います
2001年6月9日掲載
Central Marketの仮設ステージで披露された、マレーシア各民族の結婚式の模様から
サラワク州Iban族の結婚儀式の模様
初めに新郎が場所に着き、次いで新婦側がやってくる、そして儀式の始まりです
下の2枚は儀式中の新郎と新婦の部分を拡大した写真です。新婦の隣が儀式のマスター役ですね。
別の日に、同じくCentral Marketの仮設ステージで披露された、マレーシア各民族の結婚式の模様から
インド系マレーシア人中の小数派であるシーク教徒の結婚儀式の模様
シーク教徒といえば、はっきりとは知りませんが、多分その先祖のほとんどがインドのパンジャビ地方からマレーシアにやって来た人たちではないでしょうか。シーク教徒は英国殖民政府下で、警察、軍隊に従事した人が多いそうです。
シーク教徒の男性の外見上の特徴はターバン姿と顔面にたくわえたひげですから、シーク教とかパンジャビを全く知らなくても、その姿をご覧になってイメージとして覚えておられる方は多いことでしょう。
上左の写真は新婦の家での儀式の様子です。新婦の家族らが祝いの行進を行なって家にやって来て(上中写真)、その後皆で踊りを踊っている様子(上右の写真)
上左の写真は新郎の家での儀式の様子です。家族が新婦のターバンに飾りをつけています。新郎の隣男性はGoodFriend だそうです。新郎が顔を隠した飾りをつけて新婦の家を訪れます(上中の写真)。新婦の家に入る前に、両家の父親ら男たちがシーク教の儀式を行なっています(上右の写真)
新婦の家で結婚の儀式が開始されました。上左写真では、左端の宗教者が右端に見える2人に対して何やら言葉を述べています。上右の写真は、新婦と新郎が座ってその言葉を聞いている様子です。
新郎の父親が布を肩に掛けます(上左の写真では色調が悪いです)、上中の写真では、2人が立ちあがって宗教者の周囲をゆくりと回ります、その後再び父親の登場です(上右の写真)。
2001年6月24日掲載