コタバルの中心地の1画にあるセントラルマーケットは東南アジアの伝統的市場(いちば)の雰囲気を感じさせる。市場の建物の中の決められた場所で商うだけでなく、構内の庭にも所狭しと農産物を地面に並べて人々は商っている(右の写真)。庭で商売しているのはおばさんたちがほとんどで、ごく小規模な取り扱いだ。
市場の外ではベチャが客待ちしている(下左の写真)。客たちは買った農産物と一緒に乗りこみ家路へと去って行く。さらにベチャは小商いおばさんたちの運送車代わりでもあるのだろう。
朝から夕方までこの市場の内部は人の出入りが絶えない、活気ある市場である。内部はちょっと薄暗く、そこが伝統的市場らしい雰囲気だ(下右の写真)。
市場横の広場は午前中青空魚市場になる。その規模は決して大きいとはいえないが、商売している人たちの邪魔にならない程度に覗いてみるのもいいだろう。
Pasar Besar Siti Khadijahシティカディジャ市場もこの10数年の間にかなり変わりました。内部は以前より明るくなり、上階も模様替えした感じです。
セントラルマーケットからごく至近にあるのが、スルタン宮を中心として博物館などが固まっているHistorical Zoneだ。スルタンが行事などに使うというIstana Balai Besarは高い塀に囲まれておりすぐわかる、中には入れない。スルタン家の代代の装飾品、調度品などを飾った Royal Traditions and Customs 博物館 (Istana Jahar) は入場料RM3(下左の写真)、Istana Batuはロイヤル博物館と銘打っている。これらは民衆の生活を全くうかがい知れない博物館である、いかにもクランタン的だ。
その他近辺にはイスラム博物館、(第2次大戦の)戦争博物館などもある。下右写真はこの一画にあり、Rohng Sreeレストランの看板が出ていた建物。
下左の写真に示した時計塔は市内主要道路が交差するローターリーの真中に位置します、尚そこはHistorical Zoneとは全く別の地区です。このロータリーに面して建つのがクランタン州の観光情報センター(下右の写真) とその隣にある州博物館です(写真に写っていない)。このロータリーに面して建つ建物の中には、マレーシア航空のオフィスが入居しているビルがある(オフィスは既にない)。
町で見つけたクアンタンらしい間食用又はデザート用の食品売りの写真です。左の写真では茶店で並べて売っているので、KopiやTehとともに食べられます。右の写真では、ココナツの殻を練炭に載せてカステラ状のものを焼いていました。カステラ状の甘味にココナツの香りが混ざっておいしかったのです。