この地区はThe Mallショッピングセンターと PWTC展示会議場を核とした比較的新しい地区です。年々発展しており、The Mallの裏には日本人もその住民に多い高級コンドミニアムが２棟あります。 The Legend HotelはそのThe Mallに大増築された部分の上部を占めるショッピングセンター一体型のホテル・アパートメントです。（右の写真はホテルの概観、右側にThe Mallです）そのすぐ脇を９８年中に開通予定のLRT高架電車とその駅が建設中で、近い将来ブキットビンタン地区へも、電車乗り換えでつながるのです。
ショッピングセンターの左側にあるホテル専用の入り口から入ると、ベルカウンターのみあります。その横にあるホテルロビー直行の５機のエレベーターで９階のロビーに着くのです。尚このエレベーターは客室に連絡していません。白い天井のロビーをぐるっと見回せば、左から中国レストラン、土産物ショップ、そしてフロントカウンターが並んでおり（左の写真）、いくつかのソファーがおかれています。落ち着いた大理石の床、ところどころに飾ってあるアンティークが目に入ります。
Museum中国レストランの重厚な門構えを一歩入ると、博物館の内部をイメージした廊下になっています。それを挟んで右側がいくつかの特別小部屋、左が普通のレストランに分けられており、広東と潮洲料理を供するこのレストランで食事されるおりには、是非八宝茶をご賞味くださいとのことです。
このロビーの向こう側には２つのレストラン、西洋料理からマレー料理まで供する早朝から夜おそくまで開いているDi-Atas Brasserie、その隣が落ち着いた大人の雰囲気の S.K.Health Cuisineです。このS.K.レストランは低カロリー料理と健康ドリンクを揃え、料理毎にカロリーが示されているというユニークなメニューを備えているのです。夜は生演奏が楽しめます。
The Legend はクアラルンプールには数少ない、いわゆるサービスアパートを持っており、１１階から２１階がホテル客室階、その上２２階から３３階までがサービスアパートになります。サービスアパートの特徴は、ルームクリーニングのなどのホテルサービスに加えて、部屋にキッチンがついていますので、ちょっとした料理ができ、中長期滞在者に向いています。１部屋タイプのStudioタイプから家族滞在も可能な１又２又３寝室タイプまであり、全サービスアパート総数２０６室です。尚ホテルの方は客室数４５０室を数えます。
電熱ヒーター式のキッチンには、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、食器がそろっており、階下のショッピングセンターで買い物して自室で調理できる便利さを誇ります。ゆったりサイズの衣装クロゼットが二つ作り付けになっており、貴重品保管金庫も常備。アパートは全体に白っぽい色を基調にした色合いですね。ホテル客室の方は落ち着いた茶色を基調にした色合いですね。右の写真は一般客室にあたるSuperior Roomです。天井が高めに作られておりますので、ゆったりと感じます。全室に共通するのですが、各部屋には充分に大きな姿見鏡が取り付けられておりました。バスルームはサービスアパートと同様の作りのようです。
客室各階のプールの見える側は、Legend Crest と呼ばれる特典付きの部屋になります。部屋がバルコニー付きとなり（左の写真）、バスルームがシャワーコーナーとバスタブに分離したタイプです。１１階にある 専用ラウンジCrest Loungeで朝食、スナック、夜のオードブルとカクテルを楽しめるほか、ひとクラス上の各種サービスを受けることができます。また女性ビジネス客向けに、Lady Legend というLegend Crest と同様のサービスに加えて、部屋の内装が女性向け、バスルームに女性化粧品と特別な化粧鏡などを備えた部屋が用意されています。アイロンもあるそうです。
さてホテルの施設を見てみましょう。１１階にフィットネスセンターがあり、その屋外がプールです。子供用の浅い水遊びプールも併設せれています。ツインタワーとKLタワーがちょうど見える方向ですね。
その下、１０階には、外からのお客にも人気のパブMonkey Bar があります。夜の食事後は、ライブ演奏を聞きながら、都会の夜の一時をどうぞ。
同階には日本レストラン 源があるのです。玄関を入ると（右の写真）、室内の装飾はニュージャパニーズレストランを感じさせる斬新な色調とデザインです。フロアーがクアラルンプールの景色を一望できるように１８０度近い円形で、ここから眺める夜のクアラルンプールはたいへん美しいのです。クアラルンプールを初めて訪れた方はここから眺める景色にきっと感激なさることでしょう。もちろん源にはすしカウンターとお座敷部屋も用意されています。
この１０階とロビーのある９階は大きな周り階段で連絡されており、階段の直上はアトリウムなので、ドームを通して明るい外の光が入ってきます。この一角はそのため非常にのびのびした感覚を感じるのです。階段下はピアノラウンジがあり、コーヒーでも味わいながらくつろぐのにいいですね。この周り階段の上がり口でポーズをとっていただいているのが、ホテル内を案内していただいた Japanese Sales Managerの鈴木雅子さんです。