HOTEL IMPERIAL−Kuala Lumpur


玄関ドアーボーイの開けるドアーから一歩ロビーに足を踏み入れると、木目の簡潔しかし重厚な装飾がまず目に入ります。あまり広くはないロビーに立つと、中二階に続く階段背後にある人工滝の流れる音がまず聞こえてきます。

左手にいわゆるフロントカウンターではなく、チェックインようのデスクがあり、宿泊客はいすに座って手続きするのです。そして、チェックイン手続きを担当したスタッフが宿泊客を直接部屋まで案内します。もちろん荷物はボーイが運びます。

部屋このホテルの特徴として、Executive Roomと呼ばれる普通クラスでも徹底した個人的サービスを掲げていますので、部屋でコーヒーを自分で作る必要はなく、ルームサービスとは別に、バトラー呼べばコーヒーをいれてくれます。

Excecutiveクラスにはツインベッドタイプとダブルベッドタイプの2種があり、いずれもバスルームはシャワーと浴槽が完全に分離しています。大変明るくひろいバスルーム、ホテル特注の化粧品(無料)もそろっています。

部屋1部屋の設備として、HNK国際衛星放送の見える大画面のテレビに加えて、CDプレーヤーまであります(右の写真がその室内)。各部屋にファックス機と国際電話回線が2ライン完備していますので、持参のノートパソコンでインターネット接続中でも電話・ファックスが使えるのです。

スイートその上のExecutive Suiteになりますと、リビング兼書斎ルームが寝室と両開き扉を介して別室となっており、机とソファーのある暫定オフィスにもなります(左の写真)。

そしてトイレもベッドルーム内とは別にリビングに設けてあるのです。さらにWalking Closetと呼ばれる衣服・荷物置き小部屋は机まで備えているのです。
ツインタワーの見える部屋からの景観は、素晴らしいの一言です。

97年11月にソフトオープンしたばかりのこのImperial ホテルは21階から38階が客室になっており(20階まではオフィス)、部屋総数400弱です。ソフトオープンといっても客室を始めとしてほとんど完成、営業しており、一部レストランの開業待ちという状態です。予約は世界のSheraton グループのオフィスを通じてできます。(Imperialはそのグループホテル)

レストランホテル施設を見ましょう。5階にスパーがあり、男性用と女性用に別れています。宿泊客はサウナからジャクージにいたるまで、営業時間中はいつでも無料でスパーを利用できます。(マッサージとかフェイシャルは別)。木の香りが残るぴっかぴっかのロッカーが利用客を待っています。さらに広いフィットネスセンターも併設。

レストランはまず、5階の屋外に独立した建物としてカリフォルニア−イタリアンレストランVilla Danieli (左の写真)があります。ワインを豊富に揃えて落ち着いたディナーに最適ですね。その隣に屋外プール、大変大型で長いところは25m近くあるそうです。

ココナツ木中国レストランCelestial Court は広東料理を提供しています。その下の2階には朝食から夕食まで幅広く利用できるBotanica Brasserieがあり、座席の近辺には南国を感じさせるドライココナツの木が何本も植わっています。まるで生木のように見えます。
中2階にあるラウンジバーでは、日中でも生演奏が入ります。

ユニークなのは中二階から5階まで吹き抜けになっており、天井のガラス屋根から自然の光がさんさんと入ることです(右の写真)。5階から見下ろすとレストランやラウンジの間にココナツの木が見えるユニークな眺めです。

Hotel Imperialはまさにハイクラスということばを感じさせるホテルです。クアラルンプールでVIP気分を味わいたい方に最適ですね。もっとも料金の方もVIPですが、98年3月までプロモーション期間です。

スタッフImperial ホテルは中心街のJalan Sultan Ismailに位置してますが、ショッピング街のブキットビンタン街までは歩くにはちょっと距離があります。

現在工事中のモノレールと対面に建設中のショッピングセンターが出来上がれば、ホテル前の道の混雑も少なくなり、ショッピングへ行くのもより便利になるでしょう。

尚日本人客担当のSenior Sales Managerの室井さん(写真の女性)に、ホテル内を案内していただきました。

Hotel Imperial
住所:Jalan Sultan Ismail, 50250 Kuala Lumpur
Tel: 03-468900, Fax: 4689999,
E-mail: chiaki_muroi@ittsheraton.com (但し英語のみ)

Jan 24. 98