98年12月1日にオープンしたばかりの最新ホテルです。ゴールデントライアングルの一角、日夜交通の激しい Jalan Imbi にありますが、道路から少し入っているため意外と静かな一角です。
喧騒の街から一歩ロビーに足を踏み入れると、その正面がすぐフロントです。ロビーは決して大きくありませんが、大きな柱、天井に輝くシャンデリアと背面に絵画の掲げられたフロントだけというシンプルな構成が誠に落ち着いた印象を与えます。(右の写真)
フロントでのチェックインが終わると、それを担当した者がお客さんを部屋まで案内します。すでに何回かRITZ-CARLTONに宿泊したお客さんは部屋でのチェックイン手続きもできます。フロント横のエレベーターで客室フロアーに上がりますと、黒を基調とした絨毯がシックな雰囲気を醸し出しています。
普通クラスの部屋であるDeluxe Roomはこのクラスで最大級の広さを誇るそうです。しっくりとした室内の雰囲気は、廊下の黒っぽい絨毯と対照の白さを基調とした絨毯からも感じます。(左の写真)
バスルームはシャワーコーナーとバスタブとトイレが完全に別々になっており、ゆったりとした作りです。クロゼット(衣服・荷物置き場)には貴重品保管金庫が設置してあり、その隣に、他のホテルではあまりない、バスローブが掛かっているのです。その他スリッパも用意されてます。
室内のテレビではNHKの国際衛星放送が見られます。電話回線が2本配線されているので、インターネット接続中に電話がかかってきても大丈夫です。また全ルームにメイドサービスが一日2回あるというのが特徴で、夕方はベッド上にバスローブの用意などがなされます。
その上のPremier Roomになりますと、まずリビングルームではゆったりとしたソファと机が置いてあり、その奥の部屋がベッドルームになります。さらにWalking クロゼットになり、そこは人が歩きまわれる広さです。リビングルームにはファックス機が設置してありますし、別トイレとなりますので、ちょっとした旅先のオフィスになりますね。
家族旅行されるかたは、Premier Roomの隣室がツインDeluxe なので、両ルームを借りれば連携ドアーだけで行き来できるのです。
さらに上のクラスExecutive Suiteは各階のコーナーのため2方向に窓があり84uの広さをほこります。(右の写真)
17階から20階はRitz−Carton Clubの専用フロアーです。専用ラウンジなどの優先サービスが受けられます。
ホテルの施設に移ります。4階にホテル直営のフィットネスセンターがあり、その屋外がプールになっています。マッサージ室5室を用意したフィットネスセンターはジャクジー、サウナなどがあり、宿泊客は無料利用できます。休憩・リビングルームの床は木目で、ここにもホテルの特徴が出ています。夜10時半までが利用時間ですから、1日の仕事の後にもくつろげます。
2階は中国レストランLi Yenは広東料理を提供し、個人客からグループ用の個室も用意されています。レストランへへ通ずる待ち合いホールにはソファーがゆったりとおかれ、隣がレストランということを感じさせません。
その下1階が西洋料理中心のCesar's レストラン(左の写真)で、朝食からディナーまでいつでも幅広く利用できます。隣に個室があり、グループの会食、パーティーに使えます。同階にはビジネスセンターが設けてあります。
ロビーと同じ階にある Lobby Loungeは静物画がかかげられ、シックな色調の家具類が落ち着いた雰囲気を与えており、午後のハイティーは毎日3時から、ピアノ演奏もはいります。(右の写真)
20階建て、部屋総数250ほどのRITZ-CARLTONホテルは、重厚な雰囲気をもち、グレードの高い料金とサービスを求める方に向いているようです。(ホテル概観)
尚ホテル内の案内を、日本人客担当Director of Salesの横井さんにしていただきました。