昨年もラマダン時の街頭市場バザールの風景を写真に撮って別ページで掲載しましたが、今年も同じように写真を撮ってきましたので、ここに載せて、皆さんにもラマダンバザールの雰囲気をちょっぴり味わっていただきたいと思います。
写真を撮ったのは、アラルンプールの古くからの中心街でインディアン通りとして知られた(実際はインド人とマレーの混合)Masjid India通りとそれに隣接した狭いLorong Tuank Abdul Rahmanです。特にLorong Tuank Abdul Rahman路地は両側にびっしりと屋台が並びます。
キーワード:Balik Kampung
ラマダン月が終ればムスリムの待ち望むハリラヤプアサです。そこで多くのムスリムは親兄弟姉妹といっしょにその祝いを共有するために帰郷します。今年のハリラヤは偶然に学校年度末休暇時期中ですが、そうでない時は1週間ほど学校休みになります。こうして単身又は家族揃って故郷に帰ることをBalik Kampung というのです。Kampung (田舎・村)だからといって必ずしも故郷が村である必要はありません、要するに帰郷ということです。非ムスリムの中にもこのハリラヤ休暇を利用して帰郷したり旅行したりする人が大勢います。
キーワード:Duit Raya
ラマダン月が終る予定の来月6日か7日の祝祭を通称ハリラヤまたはハリラヤプアサ、正式にはHari Raya Aidilfitri と呼びます。このハリラヤ時にはムスリムはBalik Kampung (帰郷)して、家族といっしょに祝うのが普通です。その時に大人たちが自分たちの子供や親戚の子供たち、さらには近所の子供たちにあげる祝祭祝いのお小遣いを duit Raya と呼びます。ハリラヤはイスラム歴の新しい月の始まりですが、イスラム歴新年の始まりではありませんので、いわゆるお年玉とは違います。しかし一般に緑の小袋に入れて手渡されるduit Rayaはお年玉に似た意味合いを持っていますね。尚ムスリムにはイスラム歴新年にお年玉を配る習慣はありません。