98年末に完成し、そのこけらおとしに99年4月にWorld Motorcycle Grand Prix Championshipを開催したマレーシアの誇る自動車レース場です、名前の由来はマレーシアでF1グランプリを開催するために作られたので、そこからきています。
そのマレーシアF1グランプリは第1回目を99年10月15日から17日に開催します。
スランゴール州のスパンにあり、KLIA空港から直線で東へ3.5Kmほど離れている。従って空港へ向かう高速道路を使い、最後の料金所をすぎてから空港の手前で左へ別れる道路へと車を進めれば、自然にサーキット入り口前にたどりつく。
または、半島南北縦断ハイウエーの Nilaiインターチェンジで降り、空港へ向かう一般道路からもアクセスできる。いずれも道路端に建てられた道路案内板に従う事。
レース開催がない限り一般バスの運行はまったくない。自動車かタクシーということになる。このあたりが残念ながら不便です。
広大な敷地のなかに実にゆったりと作られている。周囲に住居もビルも工場もまったくない、くっきりと見えるKLIA空港だけという、丘陵と自然に囲まれたサーキットです(下左写真がサーキット入り口の様子)。
サーキット敷地のメイン入り口を入ってサーキットの建物前に到着すると、まず最初にウエルカムセンター前のゲートにでます(右上の写真)。ここが情報、切符販売などの中心です。ただし普段は閉まっている
。
グランドスタンドが世界で唯一という二正面 V字型というユニークな形で、収容人員3万人です。それ以外の一般移動観客席は収容10万人ということなので、合計13万人という巨大な観衆を収容できるわけです。
また観客席に通ずるゲートが14個所あり、それぞれに駐車場が準備されている。合計 18000台収容で、駐車料金 RM5.
(右の写真がパドックから見た正面観覧席、一番いい席ですね)
コース 1周は5.542Km、一番長い直線距離はスタート・ゴール地点を望む正面観覧席前の区間で927m、ここでは時速300Kmを出せるとか。尚コースの幅は16m。
世界のF1用サーキットの中でもっとも安全に配慮した設計のサーキットの一つだそうで、数々の安全装置が施されています。グランドスタンドは東西の方角に沿って建設されており、太陽の東日西日を直接受けない構造です。(上の2枚はグランドスタンド前のコースを両方向見たもの)
パドックには別ルートでアクセスする独自の駐車場が用意されており、クルーの安全と自由な活動を保証しています。ピットボックスは30もある(下左の写真)。下右の写真は、サーキットを訪れた時どこかのオートバイクラブがたまたまレースをしていました。
レースをカバー・放送するメディア用の観覧コーナーが正面観覧席上部とパドック上階にたくさん作られており、VIPセンターともども目立ちます(上真ん中の写真)。
Sepang F1 Circuit Ticketing Department:チケット専用電話03-85262222, Fax 03-85262227,
インターネットでの情報:www.malaysiangp.com.my, e-mail: ticket@malaysiangp.com.my
電話・ファックスで予約できる。国外はファックスで予約し Vsia とMater カード使用となる。
マレーシア国内ならRM15で有料配達可。国外へはUS$20必要。
レースのない日曜日、平日は不可とのこと、にサーキット見学できる。ウエルカムセンターから建物にそって外周道路をしばらく進むと、パドックに通ずる通路がある。そこからサーキットのコース下の道路を進めば、パドック駐車場に出ます。
駐車料金1台 RM5と見学料金 1人RM5払えば、パドック内にはいることができ、そこがグランドスタンドの対面になる。927メートルのスタートゴール直線コースが目の目で観察できるのです。
その他情報は Sepang Internaitonal Circuit会社宛てにどうぞ:03−85262000
99年6月19日掲載