Teh Tarik と綴るテータリはマレーシアの国民的飲み物です。テータリッに関しては上のメニューにある 「テータリッの紹介」 をまずご覧ください。
でこのテータリッをタイトルとした全国的コンテストがあるのです。ただしその味を競うのでなく、Tarik方法つまり引き方を競うのです。テータリッコンテストは、紅茶メーカーが行なうものと練乳メーカーが行なうものの2種類ありまして、どちらもショッピングセンターなどで行なう公開コンテスト形式です。練乳メーカーの方のコンテストはテレビ放映もされるのです。下右の写真のカップを両手にそれぞれ持って、Tarikするのです。
筆者はその予選の一つ、ヌグリスンビラン州の州都のショッピングセンターSeremban Paradeで行なわれた者を見学に行きました、クアラルンプールでの予選は人が多いだろうから、スレンバンなら観客はそんなに多くはないだろうとの見当をつけたのです。それがあたり、写真が撮り易かったのがよかったですが、コンテスト者がそれほど多くなかったのはちょっとがっかりした点です。
上の3枚写真は、グループ参加者が、その演技の最後の方に試みたものです。カップ内のテTehを他人のカップ内に注いでいますね。通常グループだとこういうスタイルを混ぜるようです。尚これは個人であれ、グループであれ、参加者が演技を披露する時は、必ず決まった伴奏音楽がかかります。
この女性参加者、あまり上手くないのは見ていてもわかりましたが、そんなことはいいでしょう、楽しんで参加すればいいのです。上左の写真は単に注いでいるだけですな、上右の写真は高く上げた片方の手からもう一つのカップに注ぐ基本的な動作ですね。もしこれをはずしては、テータリッ競技者とはいえなくなりますね。
上2枚の写真は、個人競技者のそれぞれの演技場面からです。こういう動作を伴奏音楽に載せて、うまくやるのがみせどころでしょう。この会場はショッピングセンターの地上階に舞台を設け、その前にイスを配してありました。F&N社の社員らしきが、審査員としてテーブルに座って採点していました。上右の写真は、会場すぐ横にあるマクドナルドの店に集うマレー女子中学生です(白いスカーフ、上着と超ロング青スカート姿は全国共通のマレー女子中学生の制服です)。彼女らは全くこの会場に興味を示しませんでした。そういう人もまたいます。
ここから下の写真のグループは、昨年2000年のテータリッ コンテストの入賞グループだそうで、コンテストに花をそえる目的?としてのデモ演技です。