マレーシア旅行では果物を味わおう


徒歩1分というごく至近距離なので筆者がほとんど毎日買い物する地元スーパーマーケットには、果物コーナーが常時大きな場所を占めて種種の果物が並んでいます。果物好きな筆者はそのスーパーでの買い物の半分は果物です。これは少量づつ買うからほぼ毎日になるだけですが。ところで熱帯の国マレーシアだからといって、国産果物は売られている果物の3分の1ぐらいしかないのです。

赤いりんごは米国産、ニュージーランド産、フランス産、大粒のふじリンゴは中国産、各種の中国ナシ類は中国産ばかりです。オレンジは米国産が多い、ミカンは中国産、キーウイはもちろんニュージーランド産です。種類の多く人気の高いマンゴはほとんどタイ産です。おいしいけど高いライチは中国産だそうです。バナナになってようやくマレーシア産がフィリピン産と半々ぐらいでしょうか。ランブターンとマンゴスチンとロンガンとランザットはタイ産が圧倒的です。現在タイ産のドリアンが並んでいますが、ドリアンの季節は年に何回あってもそのつど人気を呼びますね。地元産のドリアン並にタイ産も人気がいいのです。

常時並んでいるわけではありませんが、日本産の柿も並びます、もっとも高いので筆者は1度足りと買ったことはありません。イチゴもごくたまに並びますが、マレーシア産のイチゴは味は知りませんが、粒が貧弱ですね。地元産の果物では、スターフルーツ、ポメロがありますが、そのほか大きいので食べきれないから買ったことのないスイカとかジャックフルーツとパパイヤとパイナップルも地元産です。ガバとアボガドもたまに見るが、これはどこ産なんだろう?

マレーシア旅行の際は、できたら伝統的市場で、それがだめでもスーパーマーケットで果物買い物を楽しむのもいいと思いますよ。値段も日本の数分の1から物によっては数割ぐらいではないでしょうか?例えば日本じゃむちゃ高いランブターンなどRM5だせば、腹いっぱい食べられますよ。「ランブターン、味と値段に浮かれて”乱舞”する」
最後に、ドリアンは1度は味わってくださいね。ホテルの部屋に持ちかえれない方は、スーパーでパック詰めを売ってますよ。

2001年7月掲載

読者からの情報

コタキナバル在住の読者Pさんから次のようなメールをいただきましたので、それをコピーしてここに追加しておきます。

アボカドもグアバも、コタキナバルでは ローカル産が販売されています。 (当然、お値段もローカルプライスになりますから、私もよく購入しています。(笑)) 因みに、私が住む所の向かいの家の庭にはアボカドの木があり、シーズンになると 沢山の実がなっています。 ローカルの人々は半分に切って、 種を取り除いた後、その穴にコンデンスミルクを入れて食べています。 
 (日本人のように、サラダやスープにしたり、お刺身として食べる方は いらっしゃらないようですが、私は上記のようなマレーシア式の 食べ方も大好きです。) 
 
 それから、グアバには2種類あります。 1つは他国でもお馴染みの 丸くて薄緑色のモノですが、もう1つはマレーシア特有(もしかしたら、
 東南アジアの近隣国には存在するかもしれません)のモノで普通の グアバよりもずっと小柄になります。 後者のグアバはマレー語では
 “Jambu Air”と呼ばれていますが、ピーマンを上下逆さまにしたような形で 熟すと赤くなります。 どちらのグアバもあまり味がない為でしょうか、 食べやすい大きさに切った後、スパイス(「話梅粉」(← ご存知ですか?)) を振りかけて頂くことがほとんどです。
以上

Intraasiaのひとこと

情報ありがとうございます。皆さんからこのような情報お持ちしていますよ。
半島部でもガバは栽培されているかもしれませんが、私ははっきり知りません。尚Periplus Nature Guides シリーズの"Tropical Fruits"小型図鑑によれば、ガバはアメリカ大陸が原産で、数世紀前にスペイン人がそれをアジアにもたらしたそうです。東南アジアで商業的に一番規模大きく栽培されているガバは、りんごサイズのガバだそうです。尚タイでもガバは人気でファランと呼び、街の果物売りが切った物を売っており、通常塩をかけて食べますね。

上記で触れていらっしゃるスパイスとは、乾燥させた梅の粉末のことで、華人の好む食べ方だそうです。

2001年8月31日記