ロンガン LONGAN


東南アジア原産の果物の一つで、今では中国でもよく採れるようです。小さなビー玉サイズで、皮の色は薄い茶色系統です。皮が薄く簡単に指で剥けます、すると白い水晶色の果実が現れ、そのうっすらと透き通った内部に黒っぽい種があることがわかります。

この形態を称して、中国語では龍眼と呼び、マレーシア語・インドネシア語ではMata Kucing (猫の目の意)、英語ではDragon's eyes Fruitと呼びます。でも通称ロンガンが一番とおりがいいし、多くの人はこう呼びます。

実は幾分かのすっぱさにほどよい甘さが混じり、水分も適度にあるのが人々に好まれる理由でしょう。種は食べません。ロンガンは痛みやすい果物です。そのためか保存液?消毒液?がかけられているようで、食べる前によく洗った方がいいですね。

マレーシアで売られているのは地元産とタイ産が普通です。乾燥させたロンガンはフルーツティーをつくるのにも用いられるとか。

2000年7月9日掲載