クアラルンプールは首都だけあって、マレーシア最新ファッションの中心且つ起点なのはまず間違いないでしょう。マレーシア人デザイナーも多くはクアラルンプールをベースにしているようですし、中規模以上のショッピングセンターには各ファッシションハウスのブティックがたくさん店を構えています。高級ショッピングセンターなら日本人を含めて海外有名デザイナーブティックも目白押しです。
ファッションハウスや地元有名デザイナーはよく高級ホテル又は有名ショッピングセンターでファッションショーを開いており、それが写真とともに新聞に載ります。ホテルのファッションショーは有料か招待客専用ですから、筆者はそういう場へ行ったことは一度もありません。しかしショッピングセンターで行われるファッションショーは通りがけに見たことは何回かあります。
ただこういうファッションは、西欧風又は西欧スタイルそのものがほとんどですから、西海岸の都会だけで見られるもので、決してその他の地域で見られるものではありません。尚ボルネオ島部ではこの法則が当てはまるかどうかはよく知りません。ムスリムでこういう西欧風のファッションを身につけるのはごく小数派ですし、マレーシアファッションとはいえ高価ですから、中上流階層の多いクアラルンプール及び周辺とジョージタウンなどの限られた都市に限られるのでしょう。たまにムスリム用服装のファッションショーもありますが、そのファッションスタイルが一般ムスリム女性に広まることはとてもないですね。
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10月中旬、クアラルンプールはブキットビンタイ街の人気No.1ショッピングセンター "スンガイワンプラザ" でマレーシアのファッシオンハウス、ファションメーカーの最新ファッションショーがありましたので、筆者も写真を撮るために行きました。ここではよく各種の催し物、ファションショー、民族演芸などがショッピング客向けに行われるのです。
さてこのファションはマレーシア市場向けに地元デザイナーがデザインした服が中心とのことでした、それだから日頃こういうものをわざわざ見にかない筆者も出かけたわけですが、確かにファッションショーのためのファションではないように感じました。こういう服装をして街を歩く人が今後見られることでしょう。
このショーに出展したブティック、ファションメーカーはいずれもSungei Wang Plaza内にブティックを持っているブランドです： Zang Toi, Giordano, Guys, Lee Cooper, Message, Mystery, NPC, P&Co, Padini Authentics, Seed,Vincci (この4社はいずれもPadiniグループ）,R-Twenty Two, RJNS, Soda, Sub, Voir, Youivogue, ZXY Page
ここで紹介したファッションはこれらのブティックで販売されることになるそうです。クアラルンプールのおしゃれな女性にこういうファッションをみることはそれほど珍しくはありませんが、都会を一歩離れれば、特に東海岸などでは絶対にみられないファッションでもあります。
各ファッションハウスが共通のモデルを使っていますが、各メーカーのファッションを着ています。モデルが手にしている楕円形の「板」は、メーカー名です。
いいわけ：旧型デジカメのため動いているモデルを撮ると、光量不足からぶれが生じてしまいました。